今回紹介するのは、長野県千曲市にある「城山史跡公園 荒砥城跡(あらとじょうあと)」です。
まあ、長いので地元の人は普通に「荒砥城」って呼んでます。
詳しい解説は後でしますが、簡単に説明すると「戦国時代の山城を復元した公園」です。

戸倉上山田温泉から見上げた荒砥城
また、上記の通り千曲市の中でも特に高い山の上にある観光スポットで、特に櫓からの景色は抜群。
千曲市の公式パンフレットもよく写真が使われています。
今回はそんな荒砥城を散策してきましたので、見どころや景色の写真・動画多めで紹介します。

歴史好きはもちろん、そうでない人も気軽に楽しめる散策スポットです。
荒砥城とは、戦国時代の信濃で激戦の舞台となった城を復元した公園

長野県千曲市にある城山史跡公園 荒砥城跡は、約500年前に存在した山城を復元した公園です。
山城とは天然の山を利用した高い防御力を誇る城で、山間部の多い長野県では、戦国時代に数多くの山城が築かれました。
この荒砥城は、約500年前にこの地を治めていた豪族村上氏の一族であり有力な配下でもある「山田国政」によって築かれました。
そして、武田信玄と上杉謙信の戦いの舞台の一つとしても知られています。

荒砥城は1584年頃に廃城となりましたが、千曲市が当時の史実に基づいた情報から櫓や兵舎を復元して1995年(平成7年)の6月に「千曲市城山史跡公園」として公開されました。
山城である荒砥城跡は、戸倉上山田温泉や千曲市を見下ろす高台にあり、千曲市を一望できる絶景ポイントとしても有名です。
さらに、復元された兵舎や櫓(やぐら)に実際に入ることもでき、当時の雰囲気を体感できる歴史好きの方にはたまらない遺構です。

大河ドラマ「風林火山(2007年)」や「江~姫たちの戦国~(2011年)」でロケ地として使用されました。
城山史跡公園 荒砥城跡の基本情報(料金・営業時間・休園日など)
| 住所 | 〒389-0822 長野県千曲市大字上山田字城山3509-1 |
| 電話番号 | 026-275-6653 |
| 営業時間 | 9:00~17:00(入園は16:30まで) |
| 休園日 | 12月29日~1月3日(年末年始) |
| 入園料 | 一般(高校生以上)300円 中学生以下無料 |
| トイレ | あり |
| 駐車場 | あり |
| ペット同伴 | 可能(リード着用) |
| 所要時間 | 60分~90分 |
| 公式サイト | https://www.city.chikuma.lg.jp/ (千曲市公式サイト) |
城山史跡公園 荒砥城跡は、素晴らしいことに年末年始を除き休園日がありません。
ただ、山の上にあるので冬に来る場合は雪道でのスリップに注意してください。
入園料は一般で300円。高いか安いかは、各自の判断にお任せします。
そして荒砥城はなんとペット同伴可能!
なので、愛犬と一緒に史跡を巡るお散歩も楽しいと思います。

滞在時間の目安ですが、意外と広いので1時間~1.5時間程度見ておきましょう。
歴史好きや絶景好きの方、写真や動画をたくさん撮りたい方は、もう少し時間に余裕をもっておくといいかもしれません。
城山史跡公園 荒砥城跡へのアクセス・駐車場情報
城山史跡公園 荒砥城跡は、千曲市戸倉上山田温泉の山の上にあります。
国道18号から、戸倉上山田に向かう万葉橋を渡って、そのままずっとまっすぐ山道を登っていけば10分程度で到着します。
荒砥城跡に向かう途中には、赤く美しいお寺「善光寺大本願別院 城泉山観音寺」と、ユニークなご神体が鎮座する「澳津神社」もあるので、こちらもぜひ寄って行ってください。

引用:信州千曲観光局公式ウェブサイト(chikuma-kanko.com)
城山史跡公園 荒砥城跡、城泉山観音寺、澳津神社に関する情報は、信州千曲観光局ウェブサイトにも掲載されています。
城山史跡公園 荒砥城跡を楽しむための注意点
城山史跡公園 荒砥城跡に行く際は以下の点に注意しましょう。
歴史好き以外は絶景と散歩を楽しむ場所と割り切る

城山史跡公園 荒砥城跡ですが、ぶっちゃけ「歴史好き専用観光スポット」感は否めません。
というのも荒砥城のメインの見どころは、復元された櫓(やぐら)、展望台、兵舎、館といった歴史的な物ばかり。

歴史好きの方にとっては、当時の山城を復元した遺構というロマンの塊で、いろいろ妄想が捗ってとても楽しい場所です。
大河ドラマのロケ地であることも、歴史好きにはたまらないでしょう。
一方でそこまで歴史に詳しくない方にとってものすごい楽しいかというと…ちょっと返答に困ります。
ただ、絶景や散歩が好きな方であれば自然と景色だけでも十分楽しめるはずです。
歴史好きでない方は、絶景と非日常の雰囲気を楽しんでください。

この記事も何かをごまかすように「絶景」「素敵な景色」という単語がたくさん出てきます。
来る前に千曲市街地で飲み物を買っておく

荒砥城へ行く前に、あらかじめ麓のコンビニあたりで飲み物は買っておいた方が良いと思います。
荒砥城園内や周辺には、売店も自販機も食事処もありません。
城山史跡公園 荒砥城跡は広大とまではいきませんが、それなりに広いです。
日差しを遮る場所も少ないので、特に夏は飲み物が無いと命にかかわるかもしれません。
大河ドラマ『風林火山』のロケ地にもなった城山史跡公園 荒砥城跡を散策
では、城山史跡公園 荒砥城跡を紹介していきます。
駐車場~荒砥城跡入り口も風景が美しいのでゆっくり歩こう

荒砥城跡の入り口です。
ここに車を停め、荒砥城跡の受付までひたすら歩きます。
荒砥城跡の受付までは10分もかかりませんが、そのあとも長いのでゆっくり歩いていきましょう。

木々に囲まれた気持ちの良い道が続きます。
森林浴っぽい道が多いですが、意外と日差しが当たって暑い場所も多いので真夏は注意。

ほぼ一本道で迷うことはありませんが、看板を頼りに進んでいきましょう。

受付に向かう途中、景色の良い場所があります。
写真真ん中あたりにちらっと見えている赤い屋根が、ここへ来る途中通った「善光寺大本願別院 城泉山観音寺」で、手前の屋根が廃墟です。

来る途中、やけに存在感のあるこんな建物見ました。
先ほどの綺麗な景色はこの建物のちょうど上からの景色です。
下って行けばこの廃墟の入り口にも行けるようですが、いろいろ危ないので当然行ってはいけません。

駐車場から10分ほど歩くと、昔風の建物が見えてきます。

ようやく荒砥城跡の入り口と受付が見えてきました。
すぐ近くにトイレもあります。
というか、トイレはここにしかないので必ず寄っていきましょう。
受付~二の郭

受付で料金を支払い、門をくぐります。

門をくぐると…どこかで見たような道がまた続きます。
この日はものすごく天気が良かったので、とにかく暑い…真夏は本当に気を付けてください。

10分ほど歩くと、櫓が見えてきます。
そろそろ終着点です。

石垣と門をくぐると二の郭に到着します。
「郭(かく/くるわ)」とは城や砦の重要な区画を覆って敵の侵入を防ぐ「囲い」のことです。

かつて敵が攻め入ったであろう、狭い道を進みます。
天然の山を利用した荒砥城跡は、写真の通り非常に強固な防御力をもった城です。攻め入るには相当の犠牲を払ったと思います。
ただ、完全に攻め入られたら防御側も逃げ場がないような気がします。
二の郭の櫓からは、戸倉上山田温泉を一望!絶景パノラマビュー

二の郭の入り口には、先ほど見上げた櫓があります。

櫓は自由に登れます。
ある意味荒砥城跡のハイライトですので、必ず上って行きましょう。

歴史好き以外の方は、ここが数少ないお楽しみポイントです。

櫓を上ると、360度パノラマビューの絶景が広がっています。

東側は、千曲市を一望できます。
手前が戸倉上山田温泉、真ん中にある川は千曲川、そして川の向こうが千曲市街地です。

手前の存在感の大きい山は、佐良志奈神社のある山です。
奥のエリアは千曲駅があるあたりで、山を越えると有名なあんずの里があります。

南側は、千曲市と千曲川、そして少し遠くに坂城町が見えます。

西側は完全に山。
山として見てしまうとつまらない風景ですが、人の手がほとんど入っていないので「戦国時代の人たちと同じ風景を見ている」と考えると途端に感慨深い景色に見えてきます。

北側はこれから行く兵舎、奥に本郭が見えています。
一番奥にある建物が最終目的地です。
もちろん動画も撮ってきました!
風の音はご愛敬!
二の郭・兵舎

櫓を下りたら、目の前の兵舎に入ってみてください。

兵舎は2部屋あります。
片方は荒砥城跡に関する資料が展示されています。

いろいろありますが、じっくり見るほどの量はありません。

もう片方の部屋には、ベンチとテレビがあります。
テレビには、定期的に荒砥城跡に関する映像が流れます。

貴重な屋根のあるポイントなので、ここで休憩していくのもおすすめです。

門の上にも上がれます。
櫓からの景色ほどではありませんが、ここからの景色もまた美しかったです。

もう少し雲が少ないと良かったですね…
本郭(主郭)付近はSNS映えする撮影スポット!

二の郭の奥にある門をくぐると、いよいよ本郭です。

二の郭同様、石垣と門をくぐります。

本郭へ向かう道。
遮るものがなく、空が広くて気持ちの良い場所です。

本郭に到着。
小さな建物が2つあるだけで、想像よりも少し寂しい感じがしました。

右側にある小さな小屋は兵舎ですが…

なーんも無い。(笑)
大河ドラマ風林火山のロケに使われたアピールのポスターが貼ってあるだけです。

もちろん歴史好きの方であればこれで十分楽し…めるのかなあ…?(笑)

一番奥にあるのが城主の館です。
( ゚Д゚)(小っさ!)
荒砥城のパンフレットに書いてあるの当時の想像図も確認してみましたが、当時もこのくらいの大きさだったようです。
ただ、山城は住むための場所ではなく「要塞」「軍事拠点」としての機能がメインなので立派な館を造る意味はあまりなかったのかもしれません。

館の中には写真撮影用の広間があり、ここで胡坐座りして写真撮影すれば城主気分になれます。
というわけで、タイマー使って撮影してみました。
平日に来れば人は少ないので、ある程度自由に撮影できます。

…背景と服装がミスマッチすぎる。(笑)
一応絶景の展望台

館の裏には展望台があります。

展望台からも素敵な景色を楽しめますが…
( ゚Д゚)(正直、櫓からの景色のほうが綺麗。)
山の中にある絶景ポイントあるあるですが、周りの木々が成長しまくって視界を遮っています。

天気のいい日は、櫓やこの展望台から北アルプスが見えます。

展望台から見える景色で一番綺麗なのは、おそらく展望台から城山史跡公園 荒砥城跡を振り返ったこの風景だと思います。
復元された遺構と絶景、大自然すべてが入った完璧な構図。
パンフレットやいろいろなサイトで紹介されている画像も、ほとんどがこの角度です。

まるで戦国時代に戻ったかのような写真が撮れました。
先ほども言った気がしますが、当時の人たちが見た風景をそのまま感じるのも歴史的な場所の楽しみ方です。
まとめ:荒砥城跡は、歴史と絶景好きにはたまらない公園

というわけで今回は、城山史跡公園 荒砥城跡を紹介しました。
正直、楽しめる、楽しめない派ではっきり分かれると思います。
この記事の写真を見て、「興味が湧いた」「楽しめそう」と思ったら訪れてみてはいかがでしょうか。
景色を見に行くだけでも立ち寄る価値はあります。
このブログでは、千曲市周辺にある歴史好き向けの観光スポットをたくさん紹介しています。以下の記事もぜひ読んでみてください。
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なお、今回の撮影はすべてネオ一眼カメラとアクションカメラで撮影しています。
素敵な観光地を映像で残すなら、スマホだけじゃなくこういった機材もあると便利です。
PanasonicのDC-FZ85D-Kは、レンズ交換不要で近距離にもズームにも強いコンデジです。
DJIのOSMO ACTIONは、比較的安価で性能は一級品、非常にコスパの良い機種です。
県外や遠方の方へ:宿泊は戸倉上山田がおすすめ

荒砥城跡の眼下には、昭和のレトロな香りが漂う温泉街「戸倉上山田温泉」があり、千曲市観光の拠点としておすすめです。
昼間観光したら、夜は宿の温泉に浸かって疲れを癒したり、昭和の香り漂う夜の街を散策してみてはいかがでしょうか。

ただ、戸倉上山田は良くも悪くも昔の温泉街の面影を残す街なので、夜の街を歩いたり、スナックとかのお店選びはちょっと注意が必要かも。
射的とかなら健全に遊べます。

そんなちょっとディープな戸倉上山田温泉で宿泊するなら、「クラブウィンダム千曲館長野」がおすすめです。

僕も先日利用したんですが、館内は高級感があり、清潔&綺麗で雰囲気抜群!なのに料金はかなり安いです。
なにより温泉が最高!
宿泊部屋と男性側の露天風呂からは、鯉が泳ぐ池と滝が見られる最高のロケーションです。
微かに硫黄の香りがする温泉は、成分が強すぎず弱すぎず、長湯したり何回でも入れる優しい泉質でした。
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