八滝は、質朴な滝と美しい景色が楽しめる自然豊かな場所

八滝は、長野県高山村松川渓谷にある約180mの落差の滝で、同じ高山村にある「雷滝」と「七味大滝」を合わせて「高山村三大滝」と呼ばれています。
でも僕の中では、今のところこの八滝を滝としてカウントしていません。(←暴言)
というのも、何回か訪れていますがまだ一度もちゃんとした姿を見ていないからです。
八滝の名前の由来は、「8つの滝壺を持つ」ことから八滝と名付けられたそうです。
いや、そうらしいです。(しっかり見てないですからね)
その流れ落ちる美しい姿は「まるで山水画のよう」と称されるほど。
そうらしいです。(見てないですからね)
まあ、滝がどんな姿であろうと、高山村自体が素晴らしい自然をが満喫できる場所ですし、八滝展望台からの眺めも最高です。
なので高山村に行ったら必ず立ち寄っておきましょう。
運が良ければ公式の観光サイトにあるような、本来の素晴らしい八滝の姿が見られるかもしれません。
近くには、棋士の藤井壮太さん七冠達成の舞台となった旅館「藤井荘」や、個人的に激推しの滝「雷滝」があるので、八滝含めてぐるっと回るコースがおすすめです。

なお、先に言っておきますが、今回も八滝本来の姿は見られませんでした。(涙)
八滝の基本情報・アクセス
| 住所 | 〒382-0821 長野県上高井郡高山村奥山田 |
| 電話番号 | 026-242-1122(信州高山村観光協会) |
| 休日 | 無し 冬季閉鎖(11月下旬~5月上旬頃まで) |
| 入場料 | 無料 |
| 駐車場 | あり(約13台分) |
| 所要時間 | 15分~30分 |
長野市街地から八滝までは1時間弱、高山村の県道66号に入ればほぼ一本道です。
高山村には大きな道路がほとんどないので、案内板に従って進めば迷うことなく八滝までたどり着けると思います。
ナビに直接「八滝」を入れても多分出ますし、でなければ藤井聡太さん七冠達成の舞台になった有名な旅館「藤井荘」を目指してもOKです。
藤井荘が見えてくれば、その道をまっすぐ進めば八滝に到着します。
八滝は小さな展望台があるだけなので、観光にかかる所要時間は15分か30分くらいです。雷滝を見に行くついでにふらっと気軽に立ち寄ると良いでしょう。
なお、八滝は冬季(11月頃~5月頃まで)閉鎖になります。まあ、来たところですごい雪で展望台も滝も見られないでしょうけど。

引用:信州高山村観光協会(shinshu-takayama-onsenkyo.com)
もっと高山村の観光情報を詳しく知りたい方は、高山村観光協会のウェブサイトをチェックしてください。
八滝付近の赤い「高井橋」もおすすめの隠れ絶景スポット!

八滝に向かう途中に大きな赤い橋があるんですが、景観が素晴らしく、個人的なおすすめスポットです。
近くに駐車スペースがあるので、ぜひ停まって景色を楽しんでください。
ただし、橋で写真を撮るときは車に気を付けて。

橋の右側は深い森が広がり、おそらく都会の方が想像するであろう「長野県っぽい雰囲気」が楽しめます。
長野県人だって、なかなかこんな綺麗な景色見れませんけどね。

橋の右側は山や川、遠くに道路が見える広い景色が楽しめます。

ちなみに高所恐怖症の方は、橋の下は覗かないほうがいいと思います。
写真では伝わりにくいと思いますが、おしりの辺りがぞわぞわするほどの高さです。

運が良ければ(悪ければ)、野生動物にも会えます。この日は橋に何匹かお猿さんがいたので、ちょっと離れた場所からズーム最大にして撮影しました。
本当はもっとアップで撮りたかったのですが、危険なのでこれが限界です。
写真や遠くから見ている分には可愛いですが、猿だって野生動物には変わりません。
近づかない。
触らない。
目を合わせない。
餌付けとかもってのほか。
熊やイノシシよりはマシかもしれませんが、引っかかれたり噛まれたりしたら痛いし面倒ですからね。
お互いのために距離を保って、刺激しないようにしましょう。

ところで、橋の上に謎のう〇こが落ちてたんですが。
…
( ゚Д゚)(これクマかな?)
明らかに猿や鹿の質感やサイズじゃないんですが…
怖いので見なかったことにします。
八滝は秋の紅葉時期がベストシーズン!

八滝を見に行くなら、やっぱり10月~11月の紅葉時期がおすすめです。
他の季節では地味…渋かった八滝ですが、燃えるような紅葉に抱かれることで一気に存在感を増します。
紅葉シーズンは八滝だけじゃなく、付近の松川渓谷も雷滝も非常に美しい時期です。
服装や持ち物など、八滝を楽しむための3つの注意点
八滝を楽しむための3つの注意点を解説します。
八滝は渋さが売り!なので豪快さを求めない!期待しない!

八滝は、皆さんが想像する「ドドドドド!」って滝ではありません。
趣のある質朴な八滝と、その周りの美しい自然、まるで山水画のような景色を楽しむ「わびさび(侘び寂び)」の世界です。
なので、期待しまくっていると拍子抜けと言うか、「あれ?」ってなるかも。
豪快さは、この先にある雷滝に求めてください。(笑)
裏見の滝・雷滝については、以下の記事で詳しく解説しています。この記事と合わせてご覧ください。
雷滝記事:【長野県高山村】雷滝は別名「裏見の滝」!大迫力の滝を裏側と間近で楽しめる
八滝を楽しむなら双眼鏡があると便利

メインの八滝も、水量が少ないとよほど視力が良くないと見えないくらい繊細な滝なので、双眼鏡を持ち込むのがおすすめ。双眼鏡があれば、多少水量が少なくても所々流れる滝や、周りの岩、木々がはっきり見えて楽しめると思います。
休憩がてら、のんびりと高山村の綺麗な自然と空気を楽しんでください。
茂みが多いので蜂や蛇にも気を付けよう

雷滝と違い八滝はなぜかあまり観光客と言うか、人がいません。この日も、雷滝には観光バスが停まっていて数十人ほど人がいましたが、一方で八滝は0人でした。
何が言いたいかと言うと、野生の生物やケガにはくれぐれも注意してください。
「人が少ない=野生生物との遭遇リスクが上がる」です。
危険生物と言えば熊ですが、危険な生き物はクマだけじゃありません。遭遇率で言えば蜂とか蛇のほうが危険です。
八滝周辺散策&八滝展望台からの景色を楽しむ

藤井荘から15分ほど走ると、「八滝もみじ亭」の看板と駐車場が見えてきます。
この駐車場の向かいに、八滝の展望台があります。

展望台の入り口には八滝の説明と、「ツキノワグマ生息地域」の看板があります。
看板がピカピカで新しいのが怖いですね。
きっと高山村役場の皆さんが「目撃情報とか被害が多いから看板を新調しとこう」的な話をして設置したのではないかと想像してしまいます。

少し奥に展望台があります。茂みのそばを通るので、蛇や蜂にも気をつけたいところ。

八滝展望台の近くには「熊追の鐘」があるので、一応何回も鳴らしておきましょう。
山だらけの長野県と言えど、多くの地域は「熊が出るかも」くらいの雰囲気です。
ですが、高山村は
「熊が出る(確信)」
みたいな意思を、さきほどのピカピカの注意看板や熊追いの鐘からひしひしと感じます。
ただ、逆に言えばそれだけ自然が豊かである証明です。
「自然を楽しむ=自然の生き物に気を付ける」は当たり前なので、必要以上に怯えず、それでいて油断せず、注意したり対策を取ったりして楽しむのが大事だと思います。

2階建ての八滝展望台に到着しました。
思ったより(失礼)作りはしっかりしているので、安心して登れます。
さっそく2階に上りましょう。

展望台に上ると…
綺麗な八滝が見え…
( ゚Д゚)(見えねえ…)
確かに僕は視力が悪い方ですが、そういう問題じゃない。
どこだよ滝。

正解はここです、ここ。
まだ見えないって?
じゃあ拡大して…


拡大してなんとなく…って感じですね。
やっぱり今日も水量が少ない。
本来水量が十分なら、次々と流れ落ちる8つの滝が見られるそうなんですよ。
なので、雨が降った次の日とかに来るといいかもしれません。
まあ、でもこれはこれで味わいが…
味わいが…
景色は綺麗です。(必死)
滝がはっきり見えても見えなくても美しい景色や雄大な自然は楽しめます。紅葉の季節になれば、もっときれいな景色が楽しめるはずです。
散々言っといてアレですけど…八滝はすごく良いところなのでぜひ来てみてください。
何度訪れてもちゃんとした八滝の姿を見られないので、恨みも込めていじり倒してしまいましたが…個人的には好きな場所です。
文章を書くのも大変なので、愛が無いといじり倒せません。
…
ところで…
展望台にいるとき、ふと手すりを見たんですが…

( ゚Д゚)(これクマかな?)
まとめ:八滝は見るのではなく、静かな雰囲気やわびさびを感じろ!
というわけで、今回は高山村にある八滝を紹介しました。ちゃんとした八滝の姿をお届けできず申し訳ねえ…だって水流れてないんだもん…(笑)
いつか撮り直しに行ってきます。
ちゃんと水が流れている日は、もう少し見ごたえがある…と思う。
ただ、いずれにしても渋い滝なので、立ち寄ったついでにフラッと立ち寄ってみてください。
このブログでは、高山村以外のほかの滝もいくつか取材していますので、興味のある方はこちらもどうぞ!

