八滝は、長野県高山村にある滝です。
でも僕の中では、今のところ滝としてカウントしていません。(←暴言)
というのも、何回か訪れていますがまだ一度もちゃんとした姿を見ていないからです。
本来の八滝は8つの滝つぼを持ち、落差約180mの豪快な滝です。
いや、そうらしいです。(見てないですからね)
その姿は「山水画のよう」と称されるほど。
そうらしいです。
滝を含めて自然が満喫できる場所ですし、展望台からの眺めも素敵です。なので高山村に行ったら必ず立ち寄っておきましょう。
運が良ければ公式の観光サイトにあるような、本来の素晴らしい八滝の姿が見られるかもしれません。
近くには、棋士の藤井壮太さん七冠達成の舞台となった旅館「藤井荘」や、個人的に激推しの滝「雷滝」があるので、八滝含めてぐるっと回るコースが良いと思います。
なお、先に言っておきますが、今回も八滝本来の姿は見られませんでした。でも写真は綺麗に撮った(つもり)なのでぜひ見てください。
長野市から八滝までへのルートはほぼ一本道
長野市街地から八滝までは1時間弱、僕が行ったときは50分ほどで到着しました。
長野市から須坂市に向かい、そのまま県道66号で高山村に入ればほぼ一本道です。高山村には大きな道路がほとんどないので、案内板に従って進めば迷うことなく八滝までたどり着けると思います。
ナビを入れる場合、八滝・雷滝・藤井荘のいずれかを設定すればOK。藤井荘が見えてくれば、その先の八滝や雷滝へは1本道です。
高山村の情報
高山村は長野県北東部にあり、正式には「長野県上高井郡高山村」と言います。位置的には、小布施町や須坂市から山のほうへ上ったあたりです。
高山村をずっと上っていくと、いずれ草津温泉のある群馬県草津町に出ます。
ちなみに高山村も温泉が豊富です。
- 蕨温泉(わらびおんせん)
- 子安温泉(こやすおんせん)
- 山田温泉
- 奥山田温泉
- 松川渓谷温泉
- 五色温泉
- 七味温泉
この中の山田温泉にあの藤井荘があります。
見た目からわかる通り、高級な良いお宿です。個人的には「大事な記念日とかならなんとかなるかな…」くらいの感覚です。
シーズンや部屋によっては記念日でも厳しい、と言うか無理。
誰か泊まったら感想教えてください。
八滝に向かう途中に大きな橋があるんですが、個人的におすすめスポットです。近くに駐車スペースがあるので、ぜひ停まってみてください。
ただし、橋で写真を撮るときは車に気を付けて。
右側は深い森が広がっていて、おそらく都会の方が想像するであろう「長野県っぽい雰囲気」が楽しめます。
長野県人だってなかなかこんな綺麗な景色見ませんけどね。
右側は山や川、遠くの道路が見える広い景色が楽しめます。左右で見られる景色が全く違うので、思わず撮影枚数も増えてしまいます。
ちなみに高所恐怖症の方は、橋の下は覗かないほうがいいと思います。
写真では伝わりにくいと思いますが、おしりの辺りがぞわぞわするほどの高さです。
運が良ければ(悪ければ)、野生動物にも会えます。この日はお猿さんがいたので、遠くからカメラをズームを最大にして撮影しました。
本当はもっとアップで撮りたかったのですが、危険なのでこれが限界です。
写真や遠くから見ている分には可愛いですが、猿だって野生動物には変わりません。
近づかない。
触らない。
目を合わせない。
餌付けとかもってのほか。
熊やイノシシよりはマシかもしれませんが、引っかかれたり噛まれたりしたら面倒ですからね。お互いのために距離を保って、刺激しないようにしましょう。
ところで、橋の上に謎のう〇こが落ちてたんですが。
…
( ゚Д゚)(これクマ?)
明らかに猿や鹿の質感やサイズじゃないんですが…
見なかったことにします。
もっと高山村の観光情報を詳しく知りたい方は、高山村観光協会のウェブサイトをチェックしてください。
八滝到着
藤井荘から15分ほど、「八滝もみじ亭」の看板と駐車場が見えたら八滝に到着です。駐車場の向かいに八滝の展望台があります。
展望台の入り口には八滝の説明と、「ツキノワグマ生息地域」の看板があります。看板がピカピカで新しいのが怖いですね。
きっと高山村役場の皆さんが「目撃情報とか被害が多いから看板を新調しとこう」的な話をして設置したのではないかと想像してしまいます。
少し先に展望台があります。茂みのそばを通るので、蛇や蜂にも気をつけたいところです。
2階建ての展望台です。
作りはしっかりしているので、安心して登れます。
展望台の近くに「熊追の鐘」があるので、一応何回も鳴らしておきます。
山だらけの長野県と言えど、多くの地域は「熊が出るかも」くらいの雰囲気です。
ですが、高山村は
「熊が出る(確信)」
みたいな意思をピカピカの注意看板や熊追いの鐘から感じます。
ただ、逆に言えばそれだけ自然が豊かである証明です。
「自然を楽しむ=自然の生き物に気を付ける」は当たり前なので、必要以上に怯えず、それでいて油断せずにちゃんと注意したり対策を取って楽しむのが大事だと思います。
話が逸れましたね。気を取り直して展望台に上ると綺麗な八滝が見え…
( ゚Д゚)(見えねえ…)
確かに視力は悪い方ですが、そういう問題じゃない。どこだよ滝。
正解はここです、ここ。
まだ見えないって?
じゃあ拡大して…
拡大してなんとなく…って感じですね。分かりやすいように動画を撮ればよかった。
やっぱり今日も水量が少ない。
雨が降った次の日とか、雪解けシーズンに来るといいのかも。
本来水量が十分なら、次々と流れ落ちる8つの滝が見られるそうなんですよ。
らしいです。本来の姿を見たことないのでわかりませんけど。
まあ、でもこれはこれで味わいが…味わいが…
景色は綺麗です。(必死)
八滝を楽しむなら、双眼鏡を持ってくるといいかもしれません。双眼鏡があれば多少水量が少なくても、所々流れる滝や周りの岩がはっきり見えて楽しめそうです。
滝がはっきり見えても見えなくても広大な景色が楽しめますし、紅葉の季節になればもっときれいな景色が楽しめると思います。
散々言っといてアレですけど…良いところなのでぜひ来てみてください。
ちゃんと見られたためしがない恨みも込めていじり倒してしまいましたが…個人的には好きな場所です。
文章を書くのも大変なので、愛が無いといじり倒せません。
…
ところで…
展望台を見ててで気づいたんですが…
( ゚Д゚)(これクマ?)
八滝を楽しむための注意事項
- 八滝は迫力ではなく、渋さを楽しむ滝!
- 八滝を楽しむなら双眼鏡必須
- 茂みが多いので蜂や蛇にも気を付けよう
八滝は、皆さんが想像する「ドドドドド!」って滝ではありません。山水画のように、美しい景色とワンセットで楽しむ静かで渋い滝です。
休憩がてら、のんびりと高山村の綺麗な自然と空気を楽しんでください。
なお、雷滝と違い八滝はなぜかあまり観光客と言うか、人がいません。この日も、雷滝には観光バスが停まっていて数十人ほど人がいましたが、一方で八滝は0人でした。
何が言いたいかと言うと、野生の生物やケガにはくれぐれも注意してください。
記事ではクマクマやかましかったと思いますが、よく考えたら危険な生き物ってクマだけじゃないんですよね。遭遇率で言えば蜂とか蛇のほうが危険です。
八滝の先には大迫力の雷滝があります。八滝と雷滝は距離も近いので、基本セットで見る滝です。そんな雷滝も記事にしているのでぜひどうぞ。