千曲市の姨捨周辺には、いろいろな観光スポットがあります。

参考写真
- 全国的にも珍しいスイッチバック式の「姨捨駅」
- 田毎の月で有名な「姨捨の棚田」
- 松尾芭蕉も愛した月の名所「長楽寺」
そして…「千曲市日本遺産センター」です。
…えっ( ゚Д゚)?
日本遺産センターをご存じでない?
…(‘Д’)ハァ…(クソデカため息)
千曲遺産センターを知らないとか、千曲市に対して非常に失礼だと思いませんか?
仕方ないので、今回、姨捨を見に行ったら偶然日本遺産センターを見つけた僕が日本遺産センターの魅力を紹介します!
正直、そこそこ楽しい。(暴言)

今回も暴言愛のあるイジリ多めです。特に関係者の皆様、「しょぼいライターごときがなんか言ってんなー…」くらいの広い心で大目に見てください
日本遺産センターは、千曲市の文化・芸術・景色すべてが楽しめる
長野県千曲市姨捨にある「千曲市日本遺産センター」は、千曲市内にある29の文化財に関するさまざまな展示が行われている施設です。
2020年まで「姨捨観光会館」という名前でした。

まあ、僕はそれすら知りませんでしたけど。
2020年6月19日に、文化庁から千曲市内の文化財が日本遺産に認定されたのをきっかけに、2021年「千曲市日本遺産センター」としてリニューアルしました。
- 千曲市の板画家『森貘郎(もりばくろう)』さんのステンドグラス
- 千曲市の文化財・資料展示
- VRで楽しむ千曲市の絶景
- 日本遺産センターから見下ろす千曲市の景色
小さ…コンパクトな施設ですが、意外と展示内容は充実しています。
特にVRはめちゃくちゃ楽しかったので、体験したことがない方はぜひここで体験してみてください。
こういうやつです。
日本遺産センターの基本情報・アクセス
住所 | 〒387-0023 長野県千曲市八幡姨捨4993-1 |
電話番号 | 026-273-4170 |
営業時間 | 4月~10月 9:00~18:00 11月~3月 9:00~17:00 |
休館日 | 毎週月曜日 |
入館料 | 無料 |
駐車場 | あり |
所要時間 | 30分~90分 |
千曲市日本遺産センターは、夜景で有名な「姨捨駅」「姨捨の棚田」の近くにあります。
姨捨駅を目指していけばわかるはずです。
日本遺産センターの建物は、ぶっちゃけ「ちょっと大きな民家」かと思うくらい質素なので、通り過ぎないように注意してください。
入場料というか、入館料は無料です。
VRも無料で遊べます。
…いや、遊べるとか言っちゃうとセンターの方に失礼なので、無料でVRを使って千曲市について学べます。
千曲市日本遺産センターは、毎週月曜日休みなので要注意。
定休日に来てしまうと、本当に景色しか見るものがありません。
もちろんこの景色のためだけに来る価値も十分ありますが、せっかくな景色もセンターも楽しんでほしいので、月曜日以外に来てください。
見て回るのにかかる所要時間は、最大で1時間程度あれば十分だと思います。

VRで思いっきり遊んだらもうちょいかかるかも。

引用:信州千曲観光局公式ウェブサイト(chikuma-kanko.com)
千曲市の文化財や観光情報を詳しく知りたい方は、信州千曲観光協会公式サイトもチェックしてみてください。
日本遺産センターを楽しむための注意点
- 時間に余裕を持って、長楽寺や姨捨の棚田も楽しんでいこう
千曲市日本遺産センターを楽しむうえで特に注意点はありませんが、近くには言わずと知れた絶景ポイント「姨捨の棚田」「姨捨駅」や、同じく絶景を楽しめるお寺「長楽寺」があります。
せっかくなら、あちこち散策してみてはいかがでしょうか。

何度もこの場所に来るのは、地元の人でも意外と大変ですし。
あと、日本遺産センター内にはおしゃれなイタリアンレストランがあったのですが、2025年6月で閉店してしまいました。

こんな感じで、景色が良くて良い雰囲気のお店だったので残念です。
日本遺産センターに立ち寄りました
この部屋が、日本遺産センター展示室です。
( ゚Д゚)(狭…げふん、コンパクト!)
この狭…コンパクトスペースに千曲市のすべてが詰まっています。
入り口付近に、千曲市の29の文化財と場所が書いてあります。
先に文化財の種類や場所をチェックしておくと、より一層日本遺産センターを楽しめるはずです。
地元や近場の方であれば、この29の文化財すべてを制覇するのも楽しそうですね。

記事の最後に、千曲市29の文化財のうちの2つ「おしぼりうどん」と「長楽寺」を紹介した記事がありますので、そちらもぜひ読んでください。
窓は、森貘郎さんのステンドグラスです。
森貘郎さんは、1942年生まれ千曲市出身の板画作家で、「郷土の民話」「わらべ歌」「小林一茶・種田山頭火・松尾芭蕉の俳句」をモチーフにした作品が多いです。
ちなみに、一般的には「版画作家」ですが、森貘郎さんは棟方志功さんの「板画思想」に共鳴し、自らを「板画作家」と呼んでいます。
そのため、森貘郎さんの肩書は「板画作家」が正しいようです。
ステンドグラスと言うと、洋風モチーフが多いですが日本風のステンドグラスも綺麗ですね。
千曲市で出土した土器。
貴重な歴史的資料で、興味のある方にはお宝ですが僕には…げふんげふん。
古代のおまじないに使用した「斎串(いぐし)」と、古代の手紙「木簡(もっかん)」。
貴重な歴史的資料で、興味のある方にはお宝ですが僕には…げふんげふん。
歌川広重の浮世絵。
美しい絵で興味のある方にはお宝ですが僕には…げふんげふん。
国鉄時代に製作され、かつて姨捨駅に吊るされていた姨捨駅案内板。
貴重な看板で興味のある方にはお宝ですが僕には…げふんげふん。
一番奥のコーナーでは、千曲市に関する映像が流れています。
大変貴重な映像で興味のある方にはお宝ですが僕には…げふんげふん。
歴史好きの方や、ひとつひとつの展示もしっかり調べれば楽しいと思いますが、正直渋い展示が多いです。
最後に、千曲市日本遺産センター最大の目玉(あくまでも個人の意見です)、VRを紹介します。
装着してボタンを押すと、千曲市のさまざまな景色を360度ビューで楽しめます。
中にはバードビュー(鳥の視点)で千曲市上空を飛ぶ映像が流れますが、映像ってわかっていても怖いです。
初めて体験する方は、きっと挙動不審になるくらい楽しめます。

おおおおお!うおおおお!
と、ゴーグル付けて叫ぶ様子は外から見ると結構シュール。
VRもなかなか高価なデバイスですし、なかなか体験する機会もないと思いますので、順番待ちの方がいなければゆっくり楽しんでみてはいかがでしょうか。
というわけで、今回は千曲市にある日本遺産センターを紹介しました。フラッと寄ってささっと楽しめる場所です。近くまで来たら、ぜひ休憩がてら立ち寄ってみてください。
このブログでは、今回遺産センターで紹介されている29の文化財のうち「長楽寺」と「おしぼりうどん」についても取材して記事にしています。
以下の記事もぜひ読んでみてください。