雷滝は、雷のような轟音&大迫力の滝が水しぶきのかかる距離で見られる!
長野県高山村にある雷滝は、落差約30mの迫力ある滝で、名前の由来は「雷が落ちるかのような轟音で水が流れ落ちる」ことから雷滝と呼ばれているそうです。
同じく高山村の名勝である「八滝」「七味大滝」と合わせて、「高山村三大滝」と呼ばれています。
そんな雷滝の一番の魅力、それはフレンドリーさです。(なんだそれ)
というのも、雷滝は別名「裏見の滝」と呼ばれ、その名の通り大量の水が流れ落ちる大迫力の滝を裏側から見られる珍しい滝です。
滝って、普通は遠くから眺めるだけの所が多いですよね。
そんな中、雷滝は滝の裏側を通り、さらに水しぶきがかかるほど近い位置から見上げることができます。
超フレンドリー!
迫力もあるし、裏側から見られる特異性もあって個人的に激推しの滝です。
なのに…
なぜ日本の滝100選に入っていないのか。

長野県にある日本の滝100選は「米子大瀑布(須坂市)」「田立の滝(南木曽町)」「三本滝(松本市)」の3つです。
それを知った時、僕の中の日本の滝100選に対する信頼度がちょっと落ちました。
( ゚Д゚)「雷滝も入れて101選にしろよ!」
と、常々思っているんですが改善される様子はなさそうです。
ならば、僕が個人的に雷滝を激推ししよう。
そう思って記事を書きました。
長野市内からも気軽に行ける距離なので、「今日…すごい滝見てえなあ…」と思ったら、ぜひ雷滝へ出かけてみてください。
雷滝の基本情報・アクセス
住所 | 〒382-0821 長野県上高井郡高山村奥山田 |
電話番号 | 026-242-1122(信州高山村観光協会) |
休日 | 無し 冬季閉鎖(11月下旬~5月上旬頃まで) |
入場料 | 無料 |
駐車場 | あり(約5台分) |
所要時間 | 30分~60分 |
雷滝へのルートは、意外とシンプル。というのも、そもそも高山村の大きな道路と言えばGoogle Mapを見てもわかる通り、県道66号1本しかありません。
なので、道の青い看板を見ながら「長野市→須坂市→高山村」と向かえば、迷うこともないでしょう。
道の途中で「森林公園YOU游ランド」「蕨温泉・子安温泉」を経由すれば道は合っています。さらに「藤井荘」のある山田温泉まで来てしまえば、そこから雷滝へはほぼ1本道。
長野市街地から、雷滝に行くまでにかかる時間は1時間程度です。
見学にかかる時間は30分~1時間くらいですが、写真を撮るなら少し余裕をもっておきましょう。
景勝地なので、特に休みはありませんが、冬季(12月頃~5月頃まで)は閉鎖されます。
まあ、来る途中の道も滝も絶対危険なので、来る人はいないと思いますが念のため。
雷滝に向かう途中、高山村三大滝の一つ「八滝」もありますので、ぜひセットで見ていってください。

八滝は短時間でササっとみられる滝なので、時間に余裕がなくて大丈夫です。
高山村の情報
高山村は、長野県北東部に位置する村で、正確には「長野県上高井郡高山村」です。
位置的には、小布施町や須坂市から山のほうへ上っていった場所で、高山村をさらに上がっていくと草津温泉で有名な群馬県草津町に出ます。
高山村と言えば温泉と滝です。特に温泉は迷うほどあります。
- 蕨温泉(わらびおんせん)
- 子安温泉(こやすおんせん)
- 山田温泉
- 奥山田温泉
- 松川渓谷温泉
- 五色温泉
- 七味温泉
それぞれ違いを調べて入浴体験レビューを書くのも楽しそうですよね( *´艸`)
まあ、写真撮影ができないので書きませんけど。温泉街の皆さま、取材依頼と許可ください(笑)
高山村の温泉で全国的に一番有名なのは、棋士の藤井聡太さんが七冠を達成した舞台となった旅館「藤井荘」ではないでしょうか。
雷滝に行く途中にありますので、こちらもぜひ見ていってください。
ちなみに、写真の雰囲気でなんとなくお気づきかと思いますが…
けっこう…
いやかなり高級なお宿です( ゚Д゚)!
僕の稼ぎではちょっと泊まれません。見るだけにしておきます。

引用:信州高山村観光協会(shinshu-takayama-onsenkyo.com)
高山村についてもっと詳しく知りたい方は、信州高山村観光協会のウェブサイトをご覧ください。
雷滝を楽しむための注意点
- 風邪をひかないよう一枚多く持っていく
- スマホやカメラを落とさないように注意
- 熊・蜂・猿に注意!
真夏でも水しぶきを浴びるとブルっと来るので、できれば上着を一枚持っていきましょう。デートなら、男性は彼女のために大きめブランケットとかを一枚入れておくとスマートです。
あと、雷滝でスマホやカメラ、財布を落とすと間違いなく底まで落ちます。そして、落とすと絶対取り返せません。というか取り返そうとしちゃだめです。
最後に、長野県の観光地は大体そうですが、野生生物に注意が必要です。どこにスズメバチの巣があるかわかりませんし、猿や鹿も普通に歩いているので遭遇すると危険です。
地獄谷の温泉猿とか、奈良公園の鹿をイメージしないでください。
この辺りにいるのはガチの野生生物です。
油断していると襲われてケガします。
もちろん一番は熊に注意。
猿とか鹿は攻撃されても
( ゚Д゚)「いてええええ!」
くらいで済む可能性もありそうですが、熊に攻撃されたらシャレになりません。
僕が取材した日はほかにも人が大勢いたので、熊も近寄ってこなかったと思います。ですが、人がいない時間帯や季節に行く人は、クマ避けの鈴やスプレーを準備していきましょう。

もう一つ個人的なアドバイスとしては、やはり滝なので、「雨が降った翌日の晴れた日」に行くといいと思います。水量が多い方が迫力ありますからね。
雷滝周辺を散策
藤井荘から20分ほど道を走っていくと、右側に雷滝の案内表示が見えてきます。
表示自体は小さいんですが、手前に5~6台分の駐車場と「雷滝ごろごろ亭」という建物があるので見落とすことはないでしょう。
設置したてほやほやの「ツキノワグマ生息地域」の看板が、高山村の本気度を表しているようで恐いです。
実際問題として、近年は熊の出没件数が非常に多いんですよね…
もちろん県内どこでも出る可能性はありますが…
高山村の熊に対する警戒態勢は割とガチ。
あちこちにクマ避けの鐘が設置されています。見つけたらとりあえずカンカン鳴らしておきましょう。
この辺りには住宅地も無い(たぶん)ので、思い切り鳴らして大丈夫です。
階段を下っていきます。
雷滝の入り口から雷滝までは5分ほどです。
距離は短いですが、階段はやや急ですべりやすい箇所もあるので足元に注意してゆっくり降りていきましょう。
階段を降りて少し歩くと、「ゴーーーーーッ」という滝の音が聞こえてきます。
滝が見えてきましたね。この辺りから周囲にはすごい音が響き渡っています。
これが雷滝です。まっすぐ進めば、滝を裏側から見られます。
さらに進めば、滝を見上げることができる絶景ポイントがあります。
写真右下に見えてますね。
雷滝の裏側。
ドドドドドっ!と、某漫画の効果音みたいな轟音が常に響いてます。
逆側(帰り道)側からの動画でややこしいですが、裏側はこんな感じになっています。
ちょっと手を伸ばせば触れそうですね。
※危ないので、絶対触ってはだめです
この日は8月の猛暑日でしたが、雷滝のしぶきによる天然のミストが当たって涼しいです( *´艸`)
…
( ゚Д゚)いや、むしろ寒い。
滝の飛沫はバチバチ当たり、天井からは岩から染み出した水が滴り落ち、当たった水が体温を奪うというコンボで、長時間いると風邪ひきそうなくらい寒くなります。
寒がりの方は、真夏でも一枚羽織ったほうがいいかもしれませんね。
岩から落ちてくる水の量もけっこう多いので、防水じゃないスマホやカメラで撮影する方は気を付けてください。
滝つぼを覗き込むと(恐怖で)より涼しくなります。
写真だと伝わりづらいかもしれませんが、結構高いです。
柵があるので人が落ちることはないと思いますが、スマホやカメラ、財布や鍵など落としたら絶対戻ってきません。
絶景ポイントに向かう階段を降りている最中の景色です。
個人的には、この横からの雷滝がイケメン(?)でお気に入り。
さらに下った場所の写真。
人と会話できないほどの轟音&水しぶきを堪能できます。
階段を一番下まで降りたところにある絶景スポットから見上げる、「これぞ雷滝!」の風景です。
では、最後にこれぞ雷滝!の動画をどうぞ。
と言うわけで、今回は高山村にある雷滝を紹介しました。
数ある滝の中でも、ライブ感と言う意味では最高の滝の一つだと思います。
滝好きの方はもちろん、そうでない方もぜひ一度訪れてみてください。その迫力に大興奮間違いなしです。
まあ…
県内の滝好きの方はおそらく99.9%来ていると思いますが。
雷滝へ来る途中には、渋くて美しい通好みの滝、「八滝(やたき)」もあります。
八滝も取材していますので、こちらもぜひ読んでみてください。
関連記事:【長野県高山村】八滝は展望台から山水画のような渋い景色が楽しめる滝
また、高山村以外にもいくつか滝を取材しています。滝好きの方は以下の記事もおすすめです。