大自然の中に佇む迫力満点の滝!新潟県妙高市 苗名滝

新潟県妙高市 苗名滝 長野県 観光地取材

苗名滝(苗名の滝/なえなたき)は、新潟県妙高市にある落差55mの豪快な滝で、日本の滝100選にも選ばれています。激しく落ちる水によって響き渡る音がまるで地震のようなことから、別名「地震滝」とも呼ぶそうです。

 

…前回と前々回の記事を読んだ方は…

 

また滝かよと思ったろ( ゚Д゚)?

 

でもみんな滝、好きでしょ?

というわけで気にせず続けます。

苗名滝は、自然の力強さを五感で感じられる滝です。

  • 美しい滝と自然を目で
  • 滝の轟音を耳で
  • 激しい振動を肌で
  • 四季の香りを鼻で

味覚は…現地にある食事処で満たしてください。

 

有名な観光地で人も多いですし、スタート地点には食事ができるお店もあります。そのため、身の危険を感じるほど大自然すぎず、かといって自然を損なうほど人の手が入っていません。

そこそこのスリルと、そこそこの観光地気分を楽しめるいい意味でお手軽な滝です。

ただ、苗名滝は初見だと絶景スポットを見逃す&ケガをする可能性があるので、この記事で予習してから行ってもらえたらと思います。

長野市から苗名滝までは複数のルートがある

長野市街地から苗名滝までですが、大きく3つのルートがあります。

  1. 県道37号をひたすらまっすぐ進み、信濃町の国道18号に出る
  2. 素直に国道18号を進んで信濃町に入る
  3. 高速に乗って信濃町ICで降りる

県道37号は、長野グランドシネマズの前にある広い道路です。この道をまっすぐ進むといずれ信濃町の国道18号に出ます。

ただ、けっこうな山道なので運転が不安な方は、素直に国道18号をまっすぐ進むか高速を使ったほうがいいと思います。

いずれにしても信濃町の国道18号、黒姫駅や野尻湖へ向かってください。長野市からゆっくり向かっても1時間ちょっとあれば着くので、朝早めに出れば苗名滝のあと野尻湖や黒姫高原でも遊べるはずです。

信濃町に入ったら、国道18号にある「黒姫高原入口」の信号を左に曲がり、県道119号を登っていくと苗名滝の看板が見えてきます。

信濃町に入ってからの道がやや複雑ですが、有名な滝なのでナビでも看板頼りにしても行けるはず。

妙高市の情報

新潟県妙高市は、長野県信濃町のお隣にある市です。ざっくり説明すると、長野市から新潟県上越市へ向かう国道18号の途中にあります。「長野市→飯綱町→信濃町→妙高市」の順です。信濃町の野尻湖を抜けるとすぐ妙高市に入ります。

妙高市は、妙高戸隠連山国立公園や妙高高原、赤倉温泉があり自然がいっぱい。さらに妙高市の国道18号と言えば、新鮮な鮮魚が買える「道の駅 あらい」。長野市民なら大体知っている有名な道の駅です。

個人的な意見ですが、高原や山といった自然を思い切り楽しむ地域だと思います。ほかにも滝がありそうなので、今度取材に行ってきます。

 

ちなみに、長野県民にはおなじみ「妙高サンシャイン・ラ・ン・ド♪」のCMで有名(知らない人はYouTubeで見てください)な遊園地、「妙高サンシャインランド」は、なぜか妙高市ではなく上越市です。

 

 

( ゚Д゚)(解せぬ。)

東京ディズニーランドが千葉にあるようなものかと思いますが。

より詳しい観光情報が欲しい方は、妙高市の観光協会ウェブサイトをチェックしてください。

苗名滝に到着

苗名滝に到着したら、大きな駐車場に車を停めてください。苗名滝に向かう前に、駐車場にある食事処『苗名滝苑』で腹ごしらえしていってもいいと思います。

苗名滝 食事処苗名滝苑

苗名滝 食事処苗名滝苑

お店は季節的にそうめんを猛プッシュしてましたが、完全無視して個人的な好みで天ぷら、ニジマスを頂きました。

 

でもどうせ観光地だし値段が高い割においしくないんでしょ、なんて思ってましたが…

 

うまい( ゚Д゚)!

※語彙力0

 

ニジマスは焼きたてではなかったものの、むしろそのおかげで「焼きと燻製の中間」みたいな歯ごたえと塩味が楽しめました。天ぷらは揚げたてで、野菜の水分や新鮮さもしっかり味わえる絶妙な揚げ加減。

 

( ゚Д゚)ムシャムシャ…

( ゚Д゚)(天ぷらはナスとカボチャだよな)

※異論は認める

 

なお、食事処の隣ではソフトクリームも売っています。

新潟県妙高市 苗名滝

食事処の横にある透き通った綺麗な池では、魚がたくさん泳いでいました。

新潟県妙高市 苗名滝

『苗名滝↑』の看板から先へ進みます。

新潟県妙高市 苗名滝

すぐに大きな吊り橋が見えてきます。写真ではわかりづらいですが、かなりの高さがあるうえに、けっこう揺れるので高所恐怖症の方は注意してください。

新潟県妙高市 苗名滝

ちょっと天気が悪くて申し訳ないのですが、橋の上からの景色はこんな感じになっています。屋根のある場所は、先ほど食事を頂いた苗名滝苑です。

新潟県妙高市 苗名滝

一人だとちょっと不安になりそうな雰囲気ですが、基本的に人も多いので安心して進めます。

不思議な形をした階段を上り、山の中に入っていきます。この辺りからは、どこで振り返っても絶景です。

新潟県妙高市 苗名滝

10分ほど山道っぽい道を進むと、右側に吊り橋が見えてきます。この吊り橋を渡ると、おそらく正規の苗名滝観光ルートです。

右の吊り橋を渡らずまっすぐ山道を奥に進むルートもあるんですが、まずは吊り橋を渡って正規ルートで進みましょう。

新潟県妙高市 苗名滝

つり橋からは、今回の目的地である苗名滝が見えます。ちょっと遠めですが、苗名滝全体を見るには最高の位置です。

良いカメラがあれば、ズームで綺麗な写真が撮影できるかもしれません。僕のカメラでは無理です。

なお、吊り橋の上は最高の撮影スポットですが撮影難易度は高め。

とにかく揺れます。ほかの人がいるともっと揺れます。この写真も15枚ほど撮影してようやくまともな写真が撮れました。

橋の上から撮った動画もどうぞ。スマホで撮ったため縦長で、パソコンだとちょっと見づらいです…すみません…。

雰囲気は感じてもらえるかと。

新潟県妙高市 苗名滝

橋を渡ると休憩所らしき建物があります。一応ここが苗名滝の終着点だと思われます。駐車場からここまで、ゆっくり進んで30分ほどでした。

ここで戻るにしても、先ほどの橋の分岐から先に進むにしてもいったん休憩していきましょう。

僕はここでスズメバチに追いかけ回されたので休めませんでした。他にも人はいたのになぜ俺だけ…。

と思って後で調べたのですが、蜂は黒いものや香りの強いものに反応するとのこと。

クマ対策に香りの強いロクシ〇ン塗ってきたのが裏目に出たっぽいです。

山に来るときは香水とか、香りの強いハンドクリームは避けたほうがいいかもしれません。ただ、鼻の良いクマとかイノシシ避けにはよさそうですけどね。

新潟県妙高市 苗名滝

休憩所のある場所では、比較的近くで苗名滝が見られます。

昔は岩まで降りてもっと近くで撮影できたらしい(その場にいた方に聞いた話なので真偽不明)のですが、現在は立ち入り禁止の看板があって下りられません。

本当は下まで降りてもっと迫力のある角度で滝を撮りたかったのですが、ルールである以上絶対に守らなくてはいけません。というわけで立ち入り禁止の看板ギリギリで撮影したのが上記写真です。

とはいえ、やはりもっといい写真が撮りたい!という方は、先ほどの吊り橋の分岐をさらに上に進んでみてください。さらに近くで苗名滝を見られるスポットに行けます。

ただし、写真の通り道は結構険しいので、体力に自信がある方だけにしてください。道は狭くて急で、しかも片側は崖。さらに倒木を乗り越える場所もいくつかあるアトラクションコースになっています。

あくまでも個人的なイメージですが、体力のない方や年配の方が無理するとケガするかもしれないな…くらいの難易度です。

ただ、散々脅しておいてなんですが、気を付けてゆっくり進めば問題ないと思います。

新潟県妙高市 苗名滝

こんな感じの道が10分ほど続くので、ゆっくり進んでいきましょう。

苗名滝 ニホントカゲ

苗名滝 ニホントカゲ

進む途中、岩場の陰で休んでいた綺麗なニホントカゲを発見。しっぽがめちゃくちゃ綺麗ですね。近くで見ても逃げようとしません。

なので、良い経験になればと近くにいたお子さん連れの家族にも教えてあげました。

 

すると、何を思ったかアクティブなお母さんがニホントカゲをいきなり捕まえようとして逃がしてしまいました。

 

( ゚Д゚)(おおおおいっ!)

バ…お母様のあまりの浅はかな行動に一瞬怒りがわきましたが、森からあふれるマイナスイオンの効果か、なんとか拳を引っ込めることに成功。

お子さんにゆっくり見せてあげたかったのに…。

新潟県妙高市 苗名滝

それはさておき、吊り橋から15分ほど道を登ると苗名滝をかなり近くで見られる場所があります。

さらに上に登る道もあるのですが、もっと急な道&体力の限界だったので僕はここでストップです。この先登った人がいれば情報提供ください。

また縦長で申し訳ありませんが、動画もどうぞ。

あ、そういえばソフトクリーム食べ忘れました。

苗名滝を楽しむための注意事項

新潟県妙高市 苗名滝

  • スニーカーかトレッキングブーツと動きやすい恰好で
  • 高所恐怖症の方は注意
  • ゆっくり進んで滝以外の自然も楽しむ

険しくて滑りやすい道を歩くので、できるだけ動きやすい靴や恰好で来たほうがいいと思います。

また、吊り橋は渡るのを諦める人もいるくらいの高さと揺れなので、苦手な人は注意。吊り橋は2つありますが、最低でも1回は渡る必要があります。

あとは、せっかく来て滝だけに心を奪われるのはもったいないので、生き物や苔・花などの植物を探しながらゆっくり歩いていきましょう。どの季節に来ても、必ず素敵なもの、素敵な景色が見つかると思います。

前回と前々回取材に行った滝の記事もどうぞ。

長野県高山村 雷滝記事:裏側や間近で見られる希少な滝!長野県高山村 雷滝

長野県高山村 八滝記事:まるで山水画のような上級者好みの渋い滝!長野県高山村 八滝

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