苗名滝(苗名の滝/なえなたき)は、新潟県妙高市にある滝で、日本の滝100選にも選ばれています。

その落差は約55mの直瀑で、激しく落ちる水によって響き渡る音がまるで地震のように感じるため、別名「地震滝」とも呼ばれているそうです。
苗名滝や地震滝の名前の由来ですが、昔の日本語で地震を意味する「なゐ」から来ています。これは「ない(なうぃに近い)」と発音するのですが、これが次第に訛って「なえ」になり、さらに名前を表す「な(名)」を入れて「なえなたき(なえという名の滝)」となったそうです。
苗名滝は、古くから知られていて、かの有名な俳人「小林一茶」もこの滝で一句詠んでいます。
滝けぶり
側でみてさへ
花の雲
※訳:滝の霧は近くで見ても桜の花の雲のようだ

そんな苗名滝、片道30分程度のちょっとしたハイキングで、素晴らしい大自然と豪快な滝が楽しめます。さらに有名な観光地で人も多く、駐車場には食事ができるお店もあります。
そのため、身の危険を感じるほど大自然すぎず、かといって自然を損なうほど人の手が入っていません。
比較的安全に、そして手軽に大自然のドキドキ感が楽しめます。
ただ、油断していると当然ケガをしますし、初見だと絶景スポットを見逃す可能性もあるため、この記事で予習してから行くのがおすすめです。
長野県からのアクセスも良好なので、ちょっとしたハイキングをしたい&素晴らしい大自然に触れたい休日にぜひ訪れてみてください。

ギリギリ長野県の観光地ではないので、若干ブログのタイトル詐欺になっていますがご容赦ください。
苗名滝の基本情報・アクセス
| 住所 | 〒949-2113 新潟県妙高市杉野沢 |
| 電話番号 | 0255-86-3911(妙高高原観光案内所) |
| 休日 | 無し 冬季閉鎖(11月下旬~4月中旬・変動あり) |
| 入場料 | 無料 |
| 駐車場 | あり |
| トイレ | あり |
| 所要時間 | 2時間程度 |
| 公式サイト(にいがた観光ナビ) | https://niigata-kankou.or.jp/ |
長野市街地から苗名滝までですが、大きく3つのルートがあります。
- 県道37号をひたすらまっすぐ進み、信濃町の国道18号に出る
- 素直に国道18号を進んで信濃町に入る
- 高速に乗って信濃町ICで降りる
県道37号は、長野グランドシネマズの前にある広い道路です。この道をまっすぐ進むといずれ信濃町の国道18号に出ます。
ただ、こちらのルートはけっこうな山道なので、運転が不安な方は素直に国道18号をまっすぐ進むか、高速道路を使ったほうがいいと思います。
いずれにしても信濃町の国道18号、黒姫駅や野尻湖へ向かってください。
信濃町の国道18号にある「黒姫高原入口」の信号を左に曲がり、県道119号を登っていくと苗名滝の看板が見えてきます。
長野市からゆっくり向かっても1時間ちょっとあれば着くので、朝早めに出れば苗名滝で遊んだあと、野尻湖や黒姫高原にも寄って遊べるかもしれません。
苗名滝自体に休みはありませんが、冬季(11月頃から翌年4月頃まで)は閉鎖されてしまう点と、冬季以外でも火曜日は食事処が休みになる点には注意が必要です。
駐車場から苗名滝を見て帰ってくるのに必要な所要時間は、個人差がありますが1.5~2時間ほど見ておけば問題ないと思います。

駐車場から苗名滝までまっすぐ進めば片道約15分ですが、ゆっくり歩いたり、あちこち散策していれば片道30分ほどはかかるでしょう。
新潟県妙高市の情報
新潟県妙高市は、長野県信濃町のお隣にある市です。
ざっくり説明すると、長野市から新潟県上越市へ向かう国道18号にあり、「長野市→飯綱町→信濃町→妙高市」の順に通ります。信濃町の野尻湖を抜ければすぐ妙高市です。
妙高市は、妙高戸隠連山国立公園や妙高高原、赤倉温泉があり自然がいっぱい。
さらに妙高市の国道18号と言えば、新鮮な鮮魚が買える「道の駅 あらい」。長野市民なら大体知っている有名な道の駅です。
ちなみに、長野県民にはおなじみ「妙高サンシャイン・ラ・ン・ド♪」のCMで有名(知らない人はYouTubeで見てください)な遊園地、「妙高サンシャインランド」は、なぜか妙高市ではなく上越市です。
…
( ゚Д゚)(解せぬ。)
東京ディズニーランドが千葉にあるようなものかと思います。
より詳しい妙高市の観光情報を知りたい方は、妙高市の観光協会ウェブサイトをチェックしてください。

赤倉温泉観光協会公式HP(akakura.gr.jp)
もし泊りで苗名滝へ行くなら、近くにある赤倉温泉がおすすめ。
江戸時代(1816年)に開湯し、岡倉天心などの文化人にも愛された歴史ある温泉で、中でも赤い屋根が特徴のクラシックホテル「赤倉観光ホテル」が有名です。
赤倉温泉 赤倉観光ホテルの料金・空室状況を見る(楽天トラベル)
苗名滝のベストシーズンは?目的別のおすすめ時期(新緑・避暑・紅葉)
苗名滝は、閉鎖されてしまう冬以外はいつ行っても素晴らしいです。各季節のおすすめポイントを簡単に解説します。
まさに地震滝!春の苗名滝は水量が多く大迫力

イメージ:苗名滝
苗名滝の一番豪快な姿を見たいなら春がおすすめです。
雪解け水が流れ込んだり、梅雨の雨によって水量を増した春の苗名滝はまさに地震滝の名前にふさわしいです。
また、暑くも寒くもない季節なので、ゆっくり散策するのにも向いています。
楽しみも多い夏の苗名滝は過ごしやすく散策に最適

イメージ:苗名滝
山奥で真夏でも比較的過ごしやすい夏の苗名滝は、避暑地としても魅力的。
暑い日は、駐車場にある食事処で楽しめる「竹とよ式流しそうめん」もおすすめです。
説明不要!秋の紅葉シーズンの苗名滝は最高の美しさ

イメージ:苗名滝
苗名滝と言えばやっぱり秋の紅葉シーズンです。
紅葉に燃える山々の中に佇む苗名滝はもはや説明不要の美しさ。
涼しくてトレッキングにも最高の季節です。
服装や心構えなど、苗名滝を楽しむための3つの注意点
苗名滝を楽しく、安全に楽しむための3つの注意点を解説します。
スニーカーかトレッキングブーツと動きやすい恰好で

イメージ:スニーカー
苗名滝は比較的しっかりとした遊歩道が整備されていますが、少し足場の悪い道もあるため、動きやすい靴や恰好で来たほうがいいと思います。
トレッキングブーツがあれば完璧ですが、歩きやすければスニーカーでも問題ありません。
サンダルやヒールのある靴は止めておいた方がいと思います。
高所恐怖症の方は注意

苗名滝に行く途中には、いくつか吊り橋があります。
写真ではわかりづらいですが、渡るのを諦める人もいるくらいの高さと揺れなので、高所恐怖症の方は注意してください。
黒い服装や香りの強いものはNG!

イメージ:ハンドクリーム
苗名滝に限りませんが、山に来るときは香水とか香りの強いハンドクリームは避けましょう。
今回の取材で、なぜか僕だけスズメバチに追い掛け回されました。
他にも人はいたのになぜ…と思って後で調べたのですが、蜂は黒いものや香りの強いものに反応するそうです。
確かにこの日は黒っぽい服装でしたし、あとクマやイノシシといった鼻の良い野生動物対策に香りの強いハンドクリームを塗ってきたのが裏目に出たようです。
今回の教訓。
ロクシ〇ンは蜂を引き寄せる。

熊対策は熊鈴のほうが良いと思います
苗名滝に行く前にお食事処「苗名滝苑」で腹ごしらえ
苗名滝の駐車場に到着したら、苗名滝に向かう前に、食事処『苗名滝苑』で腹ごしらえしていきましょう。

引用:にいがた観光ナビ(niigata-kankou.or.jp)
| 営業時間 | 11:00~17:00 |
| 定休日 | 毎週火曜日 冬季休み(11月~4月頃・変動あり) |
| 電話番号 | 0255-86-6536 |
苗名滝苑は、苗名滝遊歩道入口にある食事処です。大自然に囲まれた苗名滝という絶好のロケーションの中で、本格的な竹とよ式流しそうめんが楽しめます。
竹とよ式とは、竹を加工した樋に山の湧き水と一緒にそうめんを流す、皆さんがイメージする流しそうめんに近い伝統的な食べ方です。
ほかにも、ニジマスの唐揚げや塩焼き、カレーライスや野菜の天ぷらといった料理が楽しめます。


お店は季節的にそうめんを猛プッシュしてましたが、完全無視して個人的な好みで天ぷら、ニジマスを頂きました。
でも、どうせ観光地だし、値段が高い割においしくないんでしょ、なんて思ってましたが…
( ゚Д゚)(…うまいっ!)
※語彙力0
ニジマスは焼きたてではなかったものの、むしろそのおかげで「焼きと燻製の中間」みたいな歯ごたえと塩味が楽しめました。
天ぷらは揚げたてで、野菜の水分や新鮮さもしっかり味わえる絶妙な揚げ加減。
( ゚Д゚)ムシャムシャ…
( ゚Д゚)(天ぷらはナスとカボチャだよな)
※異論は認める
なお、苗名滝苑の隣のお店ではソフトクリームも売っています。
腹ごしらえが終わったら、いよいよ苗名滝へ向かいます。
苗名滝目指して遊歩道や吊り橋を散策

『苗名滝↑』の看板から先へ進みます。

ちょっと天気が悪くて申し訳ないのですが、途中にある吊り橋の上からの景色はこんな感じになっています。
奥に見える屋根のある場所は、先ほど食事を頂いた苗名滝苑です。

一人だとちょっと不安になりそうな雰囲気ですが、天気さえよければ基本的に人も多いので安心して進めます。
不思議な形をした階段を上り、どんどん山の中に入っていきます。
この辺りからは、どこで振り返っても絶景。
ルート①正規ルート(吊り橋・滝見休憩所)

10分ほど足場の悪い道を進むと、右側に吊り橋が見えてきます。この吊り橋を渡ると、正規の苗名滝観光ルートです。
この吊り橋を渡らず、まっすぐ進んでさらに苗名滝に近づくこともできますが、まずは吊り橋を渡って正規ルートを進みましょう。

つり橋からは、今回の目的地である苗名滝が見えます。ちょっと遠めですが、苗名滝全体を見るには最高の位置です。
良いカメラがあれば、ズームで綺麗な写真が撮影できるかもしれません。僕のカメラでは無理でした。
なお、吊り橋の上は最高の撮影スポットですが撮影難易度は高め。
とにかく揺れます。ほかの人がいるともっと揺れます。この写真も15枚ほど撮影してようやくまともな写真が撮れました。
橋の上から撮った動画もどうぞ。スマホで撮ったため縦長で、パソコンだとちょっと見づらいですが…すみません…。
雰囲気は感じてもらえるかと。

橋を渡ると休憩所らしき建物が見えてきます。一応ここが苗名滝の終着点です。
駐車場からここまで、景色を楽しんで撮影しながらゆっくり進んでも30分ほどでした。
ここで戻るにしても、先ほどの橋の分岐から先に進むにしてもいったんここで休憩していきましょう。

休憩所からは、比較的近くで苗名滝が見られます。
昔は下にある岩まで降りてもっと近くで撮影できたらしい(その場にいた方に聞いた話なので真偽不明)のですが、現在は立ち入り禁止の看板があって下りられません。
本当は下まで降りてもっと迫力のある角度で滝を撮りたかったのですが、禁止されているルールは絶対に守らなくてはいけません。
個人的な矜持ですが、観光情報と謳っている以上、他の人が見たり撮影したりできない場所からの写真なんて何の価値も無いと思っています。
というわけで、立ち入り禁止の看板ギリギリで撮影しました。
ルート②:【体力のある方向け】滝壺に近づく別ルート
もっと苗名滝の近くで良い写真が撮りたい!という方もいると思います。
そんな方に朗報です。先ほど、吊り橋を渡らずまっすぐ進むルートがあると説明しましたが、こちらの道を上ってみてください。
さらに近くで苗名滝を見られるスポットに行けます。

ただし、写真の通り道は狭くて急で片側は崖、さらに倒木をいくつか乗り越える、ほぼアトラクションコースのような道になっています。
あくまでも個人的な感想ですが、体力のない方や年配の方が無理するとケガするかも…くらいの難易度です。
なので、体力に自信がある方だけにしたほうが良いかもしれません。
さんざん脅しておいてなんですが、気を付けてゆっくり進めば問題ないとは思います。

こんな感じの道が10分ほど続くので、ゆっくり進んでいきましょう。


進む途中、岩場の陰で休んでいた綺麗なニホントカゲを発見。しっぽがめちゃくちゃ綺麗ですね。
けっこう近くまで寄っても逃げようとしません。
なので、良い経験になればと、近くにいたお子さん連れの家族にも教えてあげました。
すると、何を思ったか、アクティブなお母さんがニホントカゲをいきなり捕まえようとして逃がしてしまいました。
( ゚Д゚)(おおおおいっ!)
クソB…お母様の浅はかな行動に一瞬怒りが湧きましたが、森からあふれるマイナスイオンの効果で、なんとか拳を引っ込めることに成功。
お子さんにゆっくり見せてあげたかった…。


それはさておき、吊り橋の分岐から15分ほど道を登ると、苗名滝をかなり近くで見られる場所に出ます。
さらに上に登る道もあるのですが、もっと急な道&体力の限界だったので僕はここでストップです。この先登った人がいれば情報提供ください。
また縦長で申し訳ありませんが、動画もどうぞ。
まとめ:苗名滝は誰でもレジャーや散策を楽しめる滝
と言うわけで、今回は新潟県妙高市にある苗名滝を紹介しました。
時期や天気にもよりますが、水量が多く、非常に見ごたえのある滝です。
女性やお子さん、年配の方でも無理なく歩ける気軽なハイキングコースになっているので、天気の良い日は運動がてら豪快な苗名滝を見に行ってみませんか?
長野県内の観光情報と言っておいて新潟県を紹介するとは何事か、と思う方もいるかもしれませんが、細かいことは抜きで。
妙高市なんて、ほぼ長野県みたいなもんじゃん。(暴言)
と言うのは冗談ですが、信濃町の観光情報でも紹介されているのでギリギリセーフだと思っています。
「いや、長野県の滝以外俺は断固として認めん」というへそまが…頑固な方は、以下の記事で紹介している高山村にある八滝と雷滝、須坂市にある米子大瀑布をどうぞ。
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