千曲市は、景色の綺麗な名所が多いですね。
このブログでも千曲市のいろいろな観光スポットを紹介していますが、いずれも「絶景」「素敵な景色」という単語が無数に並んでいます。
…別に語彙力がないわけじゃないのよ?
しょーがないじゃない。
長野県の観光スポットなんて9割「絶景」だし。(暴言)
まあ、それが良いところでもあり。
というわけ(?)で、今回も絶景スポットの紹介です。
長野県千曲市姨捨にある「姨捨山放光院 長楽寺」を紹介します。

お寺なのに絶景とはこれいかに。
姨捨山放光院 長楽寺とは:千曲市を一望できる見どころだらけのお寺

長野県千曲市姨捨にある「姨捨山放光院 長楽寺」は、最低でも3カ所の絶景ポイントが楽しめるお寺です。
- 上記写真にあるお堂「観音堂」
- 観音堂横の巨岩「姨岩(おばいわ)」
- 中秋の名月が楽しめる「月見堂」
一言で語ってしまえば「千曲市を一望できる高台のお寺」なのですが…
長楽寺の素晴らしいところは、お寺という平和的な響きからは想像つかない「デンジャラス&スリリング」なお寺という点です。

こんな感じで、高所があちこちにあります。
油断しているとケガするぜ( ゚Д゚)!
※少し大げさですが、けがの危険性は間違いなくあります

素晴らしい景色のせいで見落としがちですが、境内には松尾芭蕉をはじめとするさまざまな俳人・歌人の句碑や歌碑もあります。
お寺の散策というと、ちょっと歩いてパッと見て終わり、なんてイメージがありましたが、長楽寺はこのように見どころが多く一風変わったおもしろいお寺です。

聖観世音菩薩:参考写真
そんなユニークな長楽寺の御本尊様は、中国の僧侶・善導大師が作ったとされる「聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)」。
観世音菩薩(観音様)はさまざまな姿でこの世に顕現する仏様ですが、その中でも聖観世音菩薩は最も基本的な御姿とされています。
御本尊は普段は公開されていない「秘仏」ですが、7年に1度の御開帳時に拝観できるそうです。

なお、長楽寺は「信濃三十三番観音霊場」の第14番札所にもなっています。
姨捨山放光院 長楽寺と松尾芭蕉の関係

参考写真
長楽寺は松尾芭蕉と縁が深いお寺で、1688年(元禄元年)に長楽寺を訪れた松尾芭蕉は、「俤や姨ひとりなく月の友」と一句詠みました。
訳:姨捨山に浮かぶ孤独な月は、この場所に捨てられ泣いている老婆のようで何とも言えないもの悲しい気持ちになるが、今夜はこの月とその面影を友としよう。
※ヒロさんの独自解釈です
その句は、長楽寺の大きな句碑「面影塚」に刻まれています。

そのほか、長楽寺の境内には100を超える句碑、歌碑が存在します。
姨捨山放光院 長楽寺の基本情報(参拝時間・休務日・拝観料など)
| 住所 | 〒387-0023 長野県千曲市八幡4984 |
| 電話番号 | 026ー273ー3578 |
| 参拝時間 | ー |
| 御本尊 | 聖観世音菩薩 |
| 御朱印 | あり |
| 休日 | 無し |
| 拝観料 | 無料 |
| 駐車場 | あり |
| 所要時間 | 30分~90分 |
| 御開帳 | 7年に1回 |
| ペット同伴 | 未確認 |
| 公式サイト | なし |
長楽寺の参拝可能時間については正確な情報がありませんでしたが、常識的に考えて参拝は朝~夕方に来ましょう。
でも、長楽寺周辺は月の名所なので夜間に見れたら素敵ですよね。
ただ、お寺に「あ、もしもし。夜間にそちらに忍び込ん…お邪魔して月が見たいのですが。」なんて聞くわけにもいきません。
一般的にお寺は日没くらいで閉門するところが多いですし、常時開いていたとしても風習というか霊的にというか…心理的にどうなのよ、という話。

そもそも長楽寺は段差や階段が多いお寺なので、暗い時間帯は危険です。
そうでなくても深夜のお寺にいたら巡回中の国家権力様に職務質…こんばんはと声をかけられる可能性があります。
とにかくいろいろな危険があるため、月が見たくても夜間に長楽寺に行くのはやめましょう。
夜景と月を見るのであれば、長楽寺の近くにある姨捨駅か姨捨の棚田からがおすすめです。

ただし、姨捨駅か姨捨の棚田だって夜間に行けば、巡回中の国家権力様にもしもしされる可能性はあります。
長楽寺の滞在時間の目安ですが、1.5時間程度あれば十分だと思います。
もちろん、ゆっくりしようと思えばいくらでものんびりできます。
姨捨山放光院 長楽寺へのアクセス・駐車場情報
姨捨山放光院 長楽寺は、長野県千曲市八幡にあります。場所的にはJR姨捨駅のすぐ下です。

近くには千曲市の文化財を紹介した施設、「千曲市日本遺産センター」があるのでこの建物を目指していくと良いかもしれません。
車もここに停めてよさそうです。

ただ、千曲市日本遺産センター側から行くと入り口が少しわかりにくいです。「田毎の月 姨捨山 長楽寺」と書いた大きな看板が入口です。

引用:信州千曲観光局公式ウェブサイト(chikuma-kanko.com)
姨捨駅か姨捨の棚田など、千曲市の観光情報をもっと知りたい方は、信州千曲観光局公式ウェブサイトもご確認ください。
姨捨山放光院 長楽寺を安全に楽しむための注意点
長楽寺参拝の際、必ず守ってほしい2つの注意点を解説します。
お寺の中では比較的デンジャラス!転倒や滑落に注意!

長楽寺は、急角度の階段や石積みの段差、簡易的な囲いしかない岩の上など、けっこうスリリングなポイントが多めです。
もちろん気を付けて歩けばケガすることはほとんどありませんが、逆を言えば気を抜いているとケガします。
綺麗な景色に気を取られていると、うっかり足を踏み外して…なんて可能性もあるかも。
休日は意外と(失礼)人がいる

あと、長楽寺は頻繁にライブや写経会、講演会といったイベントが行われているようで、特に休日は思った以上に人がいます。
取材日も何かイベントをやっていたようで、人が多かったです。
のんびり長楽寺を楽しみたい方は、平日などイベントのない日に来ると良いと思います。

人がいないお寺はそれはそれで不安になる方もいると思いますので、そこはお好みで。
姨捨山放光院 長楽寺を散策
それでは、長楽寺を紹介していきます。
長楽寺の入り口~姨岩(おば岩/おばいわ)

千曲市日本遺産センター側から入ると、この場所に出ます。
写真の奥に見えている建物は観音堂です。
- 左の階段を下れば「本堂」「月見堂」
- 右の階段を上れば「おば岩」

どちらから進んでも構いませんが、先に右側の階段を上った先にある「姨岩(おば岩/おばいわ)」を紹介しますね。
おば岩とは、高さ約15m・幅約25m・奥行約25mの巨岩です。
上に登ることができ、そこからは千曲市を一望できる絶景が広がっています。

このおば岩は伝説の民話「姥捨山(うばすてやま)」の舞台とも言われているそうです。

おば岩の上、展望台へ出ました。
おば岩は、はるか昔より絶景はもちろん、月の名所でもあったようです。
江戸時代後期の紀行文作家・菅江真澄が、この岩に上って月見をしている人々を絵にしており、その絵は現在秋田県立博物館に保存されています。

おば岩の上に登ってみました。
ごつごつしてて足場が悪いので、登る際は気を付けて登ってください。
ヒールやサンダルで登るのはやめておいた方が良いと思います。
あと、登った後も気を抜いてはいけません。
見ての通り、おば岩の縁には一応転落防止用の柵がありますが…
写真を見ての通り、柵は高さも防御力もかなり低め。
どう考えても「人を守る意思」みたいなものは感じられません。
むしろ、足を引っかけて転落を助長する悪意みたいなものを感じる高さです。

ちなみにこれは本堂からおば岩を見上げた写真ですが、いま、赤く囲った場所にいます。
足を滑らせたらこの高さから墜落するので、足元には十分気を付けてください。

落ちたら確実におばすて…僕の場合おじすてになります。

そんなわけでちょっと怖い場所ですが、景色は最高です。
昔の人が月見を楽しんだのもわかる気がしますね。

でも長い歴史の中で、絶対何人か酔っぱらったりしてここから落ちただろ。
天気の良い日は、はるか遠くまで見渡せます。
この日は夏だったので、遠くが少しガスっぽくなっていますが、空気の澄んだ冬とかだともっと綺麗に景色が見えそうですね。

ちなみに、姨岩を「姨石(おばいし)」と紹介している資料もありますが、どちらが正解かは不明です。
長楽寺観音堂~本堂

先ほどの道に戻り、本堂へ進む階段を降ります。
途中にある観音堂にも忘れず寄っていってください。

観音堂内部。
その名の通り、観音様が安置されている…っぽいです。

階段を降りると長楽寺本堂があります。
結構自由な感じで、参拝している方たちも中に入ったり、縁側に座ったりして思い思いの時間を過ごしていました。

本堂内部も自由に入って良さそうな感じでした。

この日は長楽寺で何かイベントをやっていたようで、中にたくさん人がいました。

奥に聖観世音菩薩像が並んでいます。

そんなことより写真手前で売っているかりんとうがおいしそうです。
月見堂

本堂から出ると、右手に先ほど立ち寄った観音堂とおば岩、奥に月見堂が見えます。
また、歌碑も並んでいます。

観音堂とおば岩を見上げると、ものすごい迫力と美しさです。
個人的には、長楽寺の中で一番美しい画角だと思っています。

長楽寺、いや千曲市を代表する建物「月見堂(つきみどう)」です。
名前も良い。
月見バーガーが食べたくなります。
月見堂が建築されたのは1804-1829年頃で、2003年には保存修理が行われました。

茅葺屋根のこじんまりとしたお堂ですが、「月を見るためだけに作られたお堂」と考えるとぜいたくで風情がありますね。
なお、この月見堂付近は「美しい景色&足元に段差が多い」という二重トラップでケガしやすいため足元注意。
僕も、上記写真の左下の段差でカメラ構えたまま転落しそうになりました。

月見堂の内部は、靴を脱げば上がれます。

月見堂からの風景。
右奥にある山が、標高1296mの鏡台山(きょうだいさん)で、中秋の満月が山頂付近から昇るそうです。
その美しい月を見て松尾芭蕉が句を詠み、歌川広重が浮世絵に描きました。
そんな夜景の美しさが有名な場所ですが、昼間の景色だって綺麗です。
時間の許す限り、当時の人たちも楽しんでいたであろう月見堂からの景色を楽しんでください。
まとめ:長楽寺は、お寺なのに刺激的な散策が楽しめる楽しいお寺!

今回は長野県千曲市にある姨捨山放光院 長楽寺を紹介しました。
長楽寺は、お寺のちょっと地味なイメージを変えてくれるデンジャラス&スリリングなお寺でした。
※ちょっと言いすぎ
春夏秋冬、時間帯問わずいつ来ても美しいお寺なので、ぜひ一度立ち寄ってみてください。
このブログでは、長楽寺のほかにも千曲市の様々な観光スポットを紹介しています。
以下の記事もぜひ参考にしてください。
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県外や遠方からお越しの方へ:宿泊情報

姨捨のある千曲市には、昭和のレトロな香りが漂う温泉街「戸倉上山田温泉」があり、千曲市観光の拠点としておすすめです。

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