今回は、長野県長野市信州新町にある「琵琶滝如来(びわたきにょらい)」を散策してきました。
琵琶滝如来は、静かに流れる「琵琶滝」横の崖に直接彫られた見事な「如来様」です。

神秘的な滝と如来様をセットで見られる場所なんてなかなか無いですよね。
なので、どうしてもこの目で見て見たかった、そして皆さんにも紹介したかったので散策してきました。
ただ…今回ちょっとハプニングというか小さな問題が…
先ほどの写真でなんとなく気づいた方もいると思いますが…

( ゚Д゚)(滝が流れてない…)
…まあ元々小さめの滝ですし、自然相手なので天気とか水量とかはどうしようもないです。
というわけで、今回は長野市の奥地にある琵琶滝如来を如来メインで詳しく紹介していきます!

『滝なんて飾りです!偉い人にはそれがわからんのです!』
信州新町 琵琶滝如来とは:小さな滝の横にひっそり坐する如来様

信州新町の琵琶滝如来は、当信川(たにしながわ)の枝沢に落ちる「琵琶滝」と、約4mもの見事な「如来像」、この2つセットになった場所のことです。
ただ、僕の中でいまいち琵琶滝如来の定義がはっきりしない。
- 『琵琶滝』と『如来』なのか
- 『琵琶滝にある如来様(如来像メイン)』なのか
何を言っているのかわからないと思いますが…
要は「滝と如来、2つで琵琶滝如来と呼ぶのか」。
それとも、「あくまでも琵琶滝如来像がメインのエビフライで、琵琶滝は横に添えてあるキャベツのようなおまけ扱いなのか」という問題です。

色々調べてみたところやはり如来像のほうが有名らしい。
というわけで僕の中では『琵琶滝如来、は琵琶滝にある如来様(如来像メイン)』ということで結論付けました。
まあ…滝が流れてないのでいまさら滝メインと言われても困る。
この如来像ですが、信州新町出身の彫刻家・宮尾応栄氏が太平洋戦争の戦没者の慰霊のため昭和53年から57年にかけて製作したものです。

「どうやってこんなところに石像を置いたの!?」と思うかもしれませんが、実はこれは崖や岩肌に直接仏様を彫る「摩崖仏(まがいぶつ)」という手法で彫られています。
って聞いても結局「どうやってこんなところで石像を彫ったの!?」になるんですけど。
大自然の中に鎮座する人工物というミスマッチが、逆に素晴らしい景観を作り出しています。
如来とは:仏教界最高位にいる超偉い仏様

仏像に詳しくない方のために、できる限りわかりやすく「如来とはなにか」を解説しますね。
そもそも仏教の神仏には明確に階級・ランクがあり、「天(天部)」→「明王」→「菩薩」→「如来」の順に偉くなっていきます。
つまり如来は、「仏教における最高・最強の存在」です。

如来と言えば特徴的な髪形、通称「仏パンチパーマ」とも呼ばれる「螺髪(らほつ)」が特徴ですが、服装もシンプルな「納衣(のうえ)」のみで非常にすっきりとした御姿をしています。
如来は完全に悟りを開いているため、武器や余計な装飾などは一切ありません。

業務内容は主に「人々の救済」「仏教を広める」「瞑想」で、しかも24時間365日体制の超絶ブラックです。
まあ、会社勤めじゃなくて自営業(?)で、本人は好きでやっているのでいいと思いますが。
24時間365日、しかも何億年もの間人々を救済するために働く…これが如来様です。
…みんな、話についてきてる?
仏教を開いた釈迦如来のほか、大日如来、薬師如来、阿弥陀如来などいくつかのバリエーションがあります。

なお、信州新町には非常に見ごたえのあるハンドメイド薬師如来様もいるので、こちらもぜひ。
信州新町 琵琶滝如来の基本情報(住所・所要時間・撮影可否など)
| 住所 | 〒381-2423 長野県長野市信州新町日原西 |
| 電話番号 | 無し |
| 定休日 | 無し |
| 参拝時間 | 24時間365日 |
| 料金 | 無料 |
| 駐車場 | 無し |
| トイレ | 無し |
| ペット同伴 | OK |
| 見学所要時間 | 約15分程度 |
| 撮影可否 | OK |
| 公式サイト | 無し |
信州新町の琵琶滝如来は24時間365日見ることはできますが、当然夜に来たってなにも見えません。
周囲には街灯も住宅もなく、落石や野生動物のリスクなどなど…はっきり言って危険です。
深夜に来る人はまずいないと思いますが念のため。

また、駐車場やトイレといった設備は一切ありません。
滞在時間の目安は15分もあれば十分です。
撮影やペット同伴も自由ですが、自然や景観を汚さないように注意しましょう。
信州新町 琵琶滝如来へのアクセス・駐車場情報
琵琶滝如来は、長野県信州新町の「祖室渓谷(そむろけいこく)」にあります。
国道19号の「川口の信号」を右に曲がってしばらく進むと、ジンギスカンで有名な「さぎり荘」が見えてきます。

さぎり荘を通り過ぎるとすぐ上記の場所が見えてくるので、ここを右に曲がれば数分で琵琶滝如来です。
現地に駐車場はないので、路肩に停めるしかありません。
ただ、道幅が狭いうえに割と地元の方も通るため、できる限り邪魔にならない場所に停めてください。
移動時間ですが、長野市街地から車で1時間くらいで行けると思います。
信州新町ではあるものの、ほぼ大岡です。

近くに道の駅大岡があるので、トイレや飲み物はここ準備してください。

なお、信州新町と言えばジンギスカン(羊)が有名ですが、さぎり荘では高級羊肉「サフォーク」を食べられます。
年中品薄で幻の羊肉と言われるサフォークを、さぎり荘のレストランや宿泊の夕食でぜひ味わってみてください。
信州新町まで行けないよという方は、通販でさぎり荘のジンギスカンを楽しむのもありです。
信州新町 琵琶滝如来散策時の注意点
琵琶滝如来散策時の注意点をまとめました。
琵琶滝如来の下や左右不動滝への道は現在通行禁止

本来であれば、琵琶滝如来の下にある階段を下って滝や如来を真下から見たり、その先にある「左右不動滝」まで行けるんですが…
現在は通行禁止になっています。

どうやら左右不動滝に向かう橋が老朽化していて、さらにその先の道で土砂崩落しているようです。

( ゚Д゚)「あーあ!残念!この先に続く左右不動滝もぜひ見て見たかったなあああ!」
( ゚Д゚)(絶対熊のテリトリーじゃん。行けなくてちょっと安心した)
行くまでの道が狭く荒いので注意

さぎり荘から琵琶滝如来までの道は狭く、また落石の危険もあるので慎重に運転してください。
距離的には数分なので、それほど心配はいらないと思いますが念のため。
一応熊対策はしておくこと

琵琶滝如来周辺は民家や田畑もなく、静まり返っています。
車自体は比較的通る道なのでそれほど心配ないと思いますが、念のため熊鈴くらいは用意しておきましょう。
琵琶滝如来では不要だと思いますが、他の滝にもよく行くという方は、万が一に備えて熊スプレーも用意しておきましょう。
高価ですが、いざという時のお守りと考えたら安いものです。

軽く引っかかれたり噛まれるだけでも、これ以上の治療費がかかります。

信州新町 琵琶滝如来を散策

この屋根付きのベンチやバス停が琵琶滝如来の目印です。
写真の通り、現在はベンチや下に降りる階段は封鎖されています。

なので、道沿いから参拝しました。
今日みたいに、木々が生い茂っている時期は如来様がちょっと見えづらいですね。

滝は流れてねえし如来様は少しお隠れになっているし…散々だ…。

角度を変えても全体は見えなさそうですが…お顔は見えているので良しとします。
しかし、見れば見るほど「どうやってあんな場所で彫ったんだ」という疑問が湧いてきます。

非常に穏やかな、優しそうなお顔をした如来様です。
ちょっと太っ…ふっくらした如来様ですね。

如来様は一見無表情で冷たさを感じさせるお顔の像も多いのですが、琵琶滝如来は「悟りの静寂さ」と「仏の慈悲深さ」のバランスが素晴らしいですね。
さて…隣にある琵琶滝ですが…

…先述した通り、この日はとても滝とは呼べない状態でした。
…
( ゚Д゚)(僕は何も見なかった。)
…
以上ぉ!
最後に琵琶滝如来全体の雰囲気が分かる動画をどうぞ。
なお、動画はアクションカメラで撮影しています。
手振れに強いし、画質も綺麗なので旅行や自然散策好きの方はぜひ。
まとめ:信州新町 琵琶滝如来は、山奥に佇むちょっぴりシャイな優しい如来様

今回は、長野市信州新町にある琵琶滝如来を紹介しました。
観光スポットとしては決して知名度の高くない場所ではありますが…
実際にこの目で見てみると、摩崖仏の迫力や神秘さに感動しました。
山奥にひっそりと佇み、木で隠れていることも多いんですがそんな奥ゆかしい所も素敵。

滝…滝はまあ…
滝なんてありましたっけ?
水量も自然の神秘。
というわけで、国道19号や信州新町を通ることがあったらぜひ琵琶滝如来も見てください。
このブログでは、このほかにも長野市や信州新町周辺の観光スポットをたくさん紹介しています。以下の記事もぜひ読んでみてください。
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