「スマホじゃ物足りないから、なんかかっこいいカメラが欲しい」
そう思ったライターさん!…いや、別にライターさんじゃなくてもいいのですが…とにかく、ちょっといいカメラをお探しの方。
ネオ一眼カメラ買いませんか?(圧)
ネオ一眼はどんなシーンや状況にも対応できる万能カメラで、取材やインタビューなど幅広い仕事を受けているライターさんに特におすすめです。
個人的にはすごくいいカメラだと思うのですが、使用人口は残念ながら少数…。
ですが、ネオ一眼の人気が出ればメーカーさんも、もっとたくさんネオ一眼を出してくれるに違いない!
と言うわけで今回は、ネオ一眼カメラを解説…いや、解説というよりはネオ一眼大好き筆者の独断と偏見と個人的意見をふんだんに盛り込み、ネオ一眼カメラを徹底的に押し付ける洗脳というか布教記事です。
もちろん良い所だけじゃなく、欠点も解説します。
なお、記事を読む前提として覚えておいてほしいのですが、筆者はカメラ知識ほぼ0の初心者です。仕事でネオ一眼を使ってはいますが、使いこなせてはいません。
『じゃあ何の参考にもならないじゃん!』
と言われたら反論のしようがないのですが、逆に詳しくないからこそ同じく初心者の方と同じ目線で執筆できるとも言えます。
カメラに対して「なんかかっちょいいカメラが欲しい」くらいの、ぼんやりした希望しかない方にもわかりやすく書いています。ちょっと長いですが、難しい話はほとんどありませんし、写真も多めなので肩の力を抜いて読んでいただける記事です。
とにかくこの記事で、みなさんにネオ一眼の良さを知ってほしい。何ならネオ一眼を買おうとかじゃなくて、「ネオ一眼」の存在だけでも知ってもらえたら本望です。
というわけで、カメラに詳しくなりたい方、専門的な知識を身に着けたい方には絶対おすすめできない記事です。
ネオ一眼カメラとは、レンズ交換できない一眼っぽいカメラ!
ネオ一眼とは、簡単に言えば「レンズ交換できない一眼カメラ」です。
- 見た目は一眼でかっこいいのに、操作はコンデジ並みに簡単
- ズーム撮影から接写までカメラ1台ですべて対応できる
- 安価で買えてあらゆる撮影に高水準で応えてくれるオールマイティカメラ
上記の感じでイメージ、だいたい合ってると思います。
ブリッジカメラとも呼ばれますが、現在はネオ一眼の呼び名が主流のようです。
ネオ一眼は、スマホのカメラやコンデジよりも本格的な見た目と画質で撮影ができ、一方で一眼レフやミラーレスよりも手軽に撮影ができます。まさしく「コンデジと一眼カメラの中間」の位置づけです。
ズーム撮影から接写まで全距離カメラ1台ですべて対応でき、レンズ交換の必要がないので設定や操作も覚えることが少なく比較的簡単。お値段も数万円からで、高級機種でも20万円前後。レンズ込みであることを考えれば安価と言えるでしょう。
- 観光地取材で景色の撮影をする
- インタビュー取材で人物を撮影する
- 商品や製品を撮影する
僕は仕事柄あらゆる距離と被写体を撮影する機会が多いのですが、そういう方にとって1台でオールラウンダーな働きをしてくれるネオ一眼は最高の相棒です。
「ネオ一眼」を初めて聞いたという方もいると思いますが、コンデジや一眼レフとかに比べてややマニアックな位置づけなのは確かです。
そのため、普通の人にはまず一眼レフやミラーレスじゃないことはバレません。お客様やインタビューする方からは、「おお、さすがプロはすごいカメラ使うなあ」と言われることがほとんどです。
もちろんカメラに詳しい方が見れば、一発でコンデジというか、ネオ一眼であることはバレます。ですが、普通の撮影で使う分には十分ハッタリが効くでしょう。
余談ですが、カメラに詳しい方の中には「ネオ一眼はダサい」と思っている方も一定数いるようです。
余談ですが、昔とあるカメラマンさんと一緒に仕事したとき、彼が僕のカメラ見て
『ちゃんとしたカメラおすすめっすよ(ププッ)』
とか言った人がいます。
アイツいつか泣かす( ゚Д゚)!
バズーカ砲みたいなレンズをこれ見よがしに自慢しやがって!
そのレンズで太陽を直接見て、どっかの大佐みたいに「目が~目が~」とか言ってろ!
…
どうでもいい私怨が入ってしまいましたが、そういう方もいるという点は留意しておいた方がいいかもしれませんね。そういう人に遭った(誤字じゃないです)とき、あらかじめ覚悟ができていればストレスも軽減されますし。
人を馬鹿にする人は何を持ってても馬鹿にするので、怒ったり、愚痴ったって何にもなりません。
こちらが大人になり、広い心を持って気にしないようにしましょう。
でもアイツは泣かす( ゚Д゚)!
そもそもカメラは必要か?
画質と言う意味では、ほとんどの写真撮影ではスマホカメラで十分です。むしろ中途半端な性能のカメラを使うくらいなら、新しめのスマホのほうが綺麗に撮影できます。
ただ、スマホだと細かい設定ができなくて撮影が上手くいかないときがありますし、何より写真撮影の際に恰好つきませんよね。
インタビューで人を撮るとき、特に年配の方を撮影する場合、スマホで撮影されるのに抵抗があるという方もいます。
ライターさんは、お客様によっては写真撮影も依頼されますよね。急遽カメラが必要になった、もしくは現状必要ないけれども、今後仕事の幅を増やすためにカメラを買っておきたいという方もいるでしょう。
そんな「持っているだけでなんとなくプロっぽくなる道具」の一つがカメラです!もちろんネオ一眼じゃなくても構いませんが、「プロっぽいカメラ」を持っているだけでお客様や仕事相手に安心感を与え、仕事上で得するケースはあると思います。
見た目のハッタリだけなのは論外ですが、個人的には「実力さえ確かなら、見た目はどうでもいい」という考えにも賛同できません。
※完全に僕の独断と偏見です。当然人によって考え方や正しいかどうかは変わります
ただ、良いカメラって高いですよね。一眼レフとかミラーレスでそこそこのカメラだとやはり10万円以上します。もちろん良いカメラなのは確かなんですが…
カメラに詳しくない方の最初の一台としてはちょっと怖いですよね。
僕がそうだったので、一番最初のカメラには比較的安価で操作が簡単そうなネオ一眼を選びました。
カメラの種類について
カメラの種類が良くわからないという方もいると思うので、簡単に解説します。現在カメラをざっくり分けると、以下の6種類です。
カメラの種類 | 特徴 |
一眼レフ | カメラ内部に反射鏡のあるカメラ。 全体的に画質や性能が良く多機能。 |
ミラーレス | 内部に反射鏡の無いカメラ。 一眼レフより小型で軽量。 |
コンパクトデジタルカメラ(コンデジ) | 小型軽量で持ち運びしやすいカメラ。 |
ネオ一眼(ブリッジカメラ) | 一眼カメラとコンデジの中間で、万能な優等生。 |
アクションカメラ | Go Proとかの小型でブレに強いカメラ。 |
360度カメラ | 周囲360度を撮影できるカメラ。 |
「ネオ一眼はコンデジの一種だろう!」とか、分け方や説明にいろいろご意見はあるかもしれませんが、僕の中ではこんな感じです。
ネオ一眼カメラのメリット
- 数十倍ものズーム撮影が可能
- 近距離接写~遠距離まで全距離に対応
- 価格も比較的お手頃
ネオ一眼最大のメリットは、最初から高性能なレンズが付いている(というか一体化している)ため、数十倍もの超望遠撮影が可能な点です。機種によって100倍以上のズームで撮影もできます。
30倍以上のズームができる機種なら、月をこんな風に撮ることも可能です。これは、皆既月食シーンを撮影した貴重な一枚。
もちろん普通の写真も撮影できます。
さらに、望遠や遠距離はもちろん、レンズ交換無しでそのまま接写も可能。
このように、小さい被写体を大きく写す接写もボケずに綺麗に撮影できます。
ネオ一眼は、見た目が本格的な割に価格もお手頃。もちろん機種によって違いますが、だいたい4万円~12万円の範囲で購入できます。
ただ、現在一部の機種はプレミアと言うか高騰している機種があるので、機種やタイミングによっては15万円や20万円を超える場合もあります。
ただ、いずれにしても超高額機種はほとんどありません。種類が少ないせいもありますが、8割の機種は10万円以内で買えると思います。
レンズ交換の必要もなく、ネオ一眼本体を買えば買い足すものは何もありません。そういう意味でもコスパが良いと思います。強いて言えば、長時間撮影する方はバッテリーの予備を買うくらいでしょうか。
ネオ一眼のメリットをまとめると、「そんなに高くないカメラなのに、そこそこ画質が良くて遠くも近くも撮影できて操作も簡単」です。
ネオ一眼カメラのデメリット
- 万能ゆえに中途半端
- 種類が少なく機種が選べない
望遠から接写までこなし、画質も比較的良く、さらに機能も豊富なネオ一眼カメラはまさに万能と言えるカメラです。ただ、万能と言うことは裏を返せば「中途半端」とも言えます。
被写体に適したレンズに交換できないため、どうしても写真の仕上がりは「平均水準程度」になります。細かい設定ができないため、カメラや撮影技術を極めるにも不向きです。
画質そのものも、一眼レフやミラーレス一眼と比較するとどうしても劣ります。
また、一眼カメラほどではないものの、コンデジに比べるとはるかに大きくて重く、レンズが外せない点もあり持ち運びや取り回しはしにくいです。
一眼レフと同じくらい重くて大きいのに画質で劣る、と考えると中途半端さ加減が良くわかりますね。
また、マニアックなせいかメーカーもあまり積極的に新製品を開発してくれない気がします。全メーカー通して、ネオ一眼の新機種発売はけっこうスローペースです。
機種 | 発売日 |
Sony Cyber-shot RX10IV | 2017年 |
canon PowerShot SX70 HS | 2018年 |
Nikon COOLPIX P1000 | 2018年 |
DC-FZ1000M2 | 2019年 |
Nikon COOLPIX P950 | 2020年 |
LUMIX DC-FZ85D-K | 2024年 |
もし間違ってたら申し訳ないのですが、僕の知る限り2020年から2024年まで全メーカーでネオ一眼の新製品は0です。2024年にようやくDC-FZ85D-Kが出ましたが、店頭で見たときはびっくりして二度見してしまいました。
( ゚Д゚)「ネオ一眼の新製品があるうううう!」
メーカーによっては撤退するのではとの噂もあり、ネオ一眼は細々と販売を続けている状態です。
種類が少ないと、「希望する予算や性能の中で自由に製品を選べない」状況が発生します。予算と性能に納得できる機種が見つかっても、発売から5年以上経った機種しかないとかもあり得ます。
また、機種の種類や新機種が少ない割に一定の需要があるのか、一部の機種は品薄&高騰しやすい状況です。
僕は2022年にPanasonicのネオ一眼、LUMIX DC-FZ1000M2を約107,338円で買いましたが、2024年現在新品の在庫がなく、中古でも16万円ほどします。
ただ、よく言えば値下がりしにくく、古い機種でも下取りや売却時に高値が付きやすいとも言えます。
DC-FZ1000M2を買った際、それまで使っていた「Nikon COOLPIX B500」というネオ一眼を売りました。
B500は2018年に19,241円で購入で購入しましたが、2022年に売却した際はこの機種が高騰しており、使用感ありの中古でしたが購入金額超えの2.5万円で売れました。
現在も2万円前後の相場で推移しているようです。カメラ全般値崩れはしにくいのですが、ネオ一眼は特に変な値動きをする気がします。
ネオ一眼を、というよりカメラ全般を買うときは、価格推移にも注意して検討したほうがいいでしょう。
ネオ一眼カメラがおすすめな人
ネオ一眼カメラは以下の方に適しています。
- スマホカメラからのステップアップ
- 画質が良くて見た目がかっこいい「プロっぽいカメラ」が欲しい方
- 一眼カメラは高いし操作が難しそうで躊躇している方
- 手軽にあらゆる撮影が可能な万能カメラを探している方
ネオ一眼は、レンズ交換の必要もなく遠距離から近距離まであらゆる距離の撮影が可能なため、「手軽にいろいろなシチュエーションの写真を、綺麗に撮影したい方」におすすめです。
スマホカメラからのステップアップや、一眼カメラを買う前にカメラについて学びたい初心者ライターさんにも適しています。
人によって違うと思いますが、筆者はライター&ネット販売という仕事柄、あらゆる被写体をあらゆる距離で撮影する機会が多いです。
- 観光地の景色
- インタビューする人物
- 販売する商品写真の接写撮影
上記の作業をネオ一眼1台でこなしています。ライターの取材写真と商品販売の物撮り両方必要な僕にとって、レンズ交換せず色々な写真をそのまま撮影できるのは非常に大きいメリットです。
もちろん最初から一眼レフやミラーレスを買って、試行錯誤しながら極めて行くのもいいと思います。というより、どっちかと言えば最初から一眼カメラを買った方がいいと思います。
ですが、本格的にカメラマンや撮影技術の高いライターとして活躍したい方ならともかく、「今すぐ趣味や仕事でそこそこ良い写真を撮影したいだけ」の方にとって、いきなり一眼カメラってハードル高くないですか?
少なくとも僕は無理と言うか、覚える気にはならなかったですね。
ただ、ネオ一眼を数年使ってみて、ある程度カメラのこともわかってきてカメラ超初心者は脱出した(つもり)ので、一眼レフやミラーレスにも興味が出てきました。
こんな感じで、ステップアップとしてネオ一眼を選択するのもアリではないでしょうか。
筆者の愛機パナソニックLUMIX DC-FZ1000M2紹介
筆者がもっているネオ一眼、PanasonicのLUMIX DC-FZ1000M2を紹介します。筆者が購入したときは10万ちょっとだったんですが、値上がりがエグいです。
さっきも触れましたが、いまは中古でも15万くらいするんですよね…安いときに買っておいてよかった。
DC-FZ1000M2の公式スペック
それはさておき、DC-FZ1000M2の公式スペックです。カメラに詳しい人はそもそもこんなサイト見ないだろうし、初心者の方にはあまり細かく載せても見づらいので、主なスペックのみ記載しています。
詳しく知りたい方は公式サイトでチェックしてください。
サイズ | 幅136.2×高さ97.2×奥行131.5mm |
重量 | 810g(バッテリー類含む) |
ズーム倍率 | デジタル4倍/光学16倍 |
カメラ有効画素数 | 2010万画素 |
イメージセンサー | 1.0型 |
充電時間 | 180分 |
撮影枚数 | 約360枚 |
液晶モニター | 3.0型 約124万ドット |
画像ファイル形式 | RAW/JPEG/DPOF |
開放絞り値 | F2.8-4.0 |
コンデジに比べるともちろん大きいのですが、その分しっかり握れますし、何より本格的な見た目で撮影しているときも様になります。
重さは約800gとやや重め。長時間撮影や持ち運びには少し負担を感じます。
頭よりも上に持ち上げて撮影するときや、腹ばいなど変な角度で撮影するときに便利な可変式モニター。自撮りの際にも使えます。
ズームは最大16倍です。数十倍ズームが当たり前のネオ一眼の中ではやや控えめですが、一般的な撮影には十分です。
DC-FZ1000M2で撮影した写真
いままでDC-FZ1000M2で撮影した写真を紹介します。
筆者は細かい設定がよくわからないので基本オートで撮ってますが、カメラ初心者が適当に撮っても綺麗に撮影できます。
ネオ一眼の真骨頂、望遠ズームです。DC-FZ1000M2は16倍ズームまでですが、16倍でもこの通り生き物に気づかれない距離から安全に撮影できます。
撮影チャンスを増やすなら、もっと倍率の高いカメラのほうが向いているでしょう。
16倍ズームをもう少し詳しく説明します。
写真の奥にゾウがいますが、これを16倍ズームにすると…
ここまで寄れます。スマホの場合、ズームにすると画質が落ちますが、DC-FZ1000M2はほとんど画質が劣化しません。
小さいものを間近で撮影する接写もこの通り。ただし、フルオートモードでは厳しいので、モードを変えて接写用に設定を調整する必要があります。
不満点はあまりないのですが、強いて言えばイメージセンサーがやや小さめなせいか、暗い場所の撮影は少し苦手です。思った以上に暗く写ってしまいます。
イメージセンサー(映像素子)はカメラに光を取り込む部品で、大きければ大きいほど明るく綺麗に撮影ができます。
B500とDC-FZ1000M2の画質比較
以前僕がもっていたネオ一眼Nikon B500と画質比較してみました。価格差ですが、B500が2~3万円くらい、DC-FZ1000M2が11万~15万円くらいの価格です。
まずはB500です。
撮影時、ちょっと僕が設定間違えてしまって色味が不自然に強いんですが、それを踏まえても建物などの輪郭がボヤっとしているというか…なんか全体的に淡いですね。
これはこれで雰囲気があって好きなんですが。
こちらがDC-FZ1000M2で撮影した写真です。自然な色合いで撮れてますし、建物の輪郭もキリッとしていますね。
もちろん多少の差は撮影者の知識や腕前でカバーできるはずです。
ですが、筆者含め初心者がオートで手軽に撮影する場合は、やはり5~7万円以上の機種を買ったほうがいいと思います。
筆者が気になっているネオ一眼カメラ3機種紹介
最後に、筆者が気になっているネオ一眼を3つ紹介します。
別に持っているわけではないので詳細なレビューはできませんが、簡単な特徴と気になっている理由も載せておきました。
2024年発売!久々のネオ一眼新機種 LUMIX DC-FZ85D-K
パナソニック LUMIX DC-FZ85D-K 《納期約1−2週間》 価格:65541円 |
サイズ | 幅130.2×高さ94.3×奥行125.2mm |
重量 | 約640g(バッテリー含む) |
ズーム倍率 | デジタル4倍/光学60倍 |
カメラ有効画素数 | 1810万画素 |
イメージセンサー | 1/2.3 高感度MOSセンサー |
充電時間 | 180分 |
撮影枚数 | 約300枚 |
液晶モニター | 3.0 型TFT 液晶 |
画像ファイル形式 | JPEG/RAW |
開放絞り値 | F2.8~F5.9 |
かなり久々に新発売したネオ一眼、2024年発売のLUMIX DC-FZ85D-Kです。印象としては、「性能と価格を綺麗にまとめたネオ一眼」だと思います。
新しいだけあり、機能や撮影モード、端子類が豊富です。何年も前に発売された機種と違い、バッテリーなどの劣化も心配せずに使える点も安心材料です。
品薄になりやすく、そのせいで価格が高騰しやすいネオ一眼ですが、LUMIX DC-FZ85D-Kは現在のところ在庫も価格も落ち着いています。
安定した性能に安定した価格と、いまから初めてネオ一眼を買うユーザーには最適の選択肢です。
とりあえずスマホからのステップアップや、ネオ一眼でどれを買おうか迷ったらDC-FZ85D-Kを選んでおけば間違いないでしょう。
もちろんもっと画素数が欲しいとか、ズーム倍率が欲しいなどの尖った性能を求めるなら別の機種がおすすめです。
いい意味でぶっ飛んでいる超高倍率カメラ Nikon COOLPIX P1000
[3年保険付] Nikon COOLPIX P1000 光学125倍超望遠ズームレンズ付コンパクトデジタルカメラ[02P05Nov16] 価格:185500円 |
サイズ | 約146.3×118.8×181.3mm |
重量 | 1415g(バッテリー含む) |
ズーム倍率 | デジタル4倍/光学125倍ズーム |
カメラ有効画素数 | 1605万画素 |
イメージセンサー | 1/2.3型原色CMOS |
充電時間 | 180分 |
撮影枚数 | 約250枚 |
液晶モニター | 0.39型有機ELモニター |
画像ファイル形式 | JPEG/RAW |
開放絞り値 | f/2.8-8 |
Nikon COOLPIX P1000は光学ズーム125倍、ダイナミックファインズーム時にはなんと最大250倍という「本当にこんな倍率必要か?」と感じるくらいの圧倒的なズーム性能を持つカメラです。
ズームにすると当然レンズが伸びるわけですが、P1000を最大までズームしたときの、バズーカ砲のようなフォルムは必見。
野生の動物や警戒心の強い生き物を撮影するときはもちろん、月のクレーターもはっきりと写せます。
2018年発売という点がちょっと気になりますが、それでも125倍や250倍ズームは最新機種含め僕の知る限りではこの機種でしか実現できません。
そういう意味では唯一無二の機種なので、超高倍率ズームが必要ならぜひ購入しましょう。
価格と性能のバランスが良い Nikon COOLPIX P950
価格:113300円 |
サイズ | 約140.2×109.6×149.8mm |
重量 | 1005g(バッテリー含む) |
ズーム倍率 | デジタル4倍/光学83倍ズーム |
カメラ有効画素数 | 1605万画素 |
イメージセンサー | 1/2.3型原色CMOS |
充電時間 | 約180分 |
撮影枚数 | 290枚 |
液晶モニター | 0.39型有機ELモニター |
画像ファイル形式 | JPEG/RAW |
開放絞り値 | f/2.8-6.5 |
Nikon COOLPIX P950は、先ほど紹介したCOOLPIX P1000を、スケールダウンさせたような性能を持つ機種です。スケールダウンとはいえ、そもそもP1000がどう考えてもやりすぎだったので、それを実用的なレベルまで調整した機種、と僕は考えてます。
わかりやすい点では、P1000の125倍/250倍ズームを実用的な83倍/166倍にしました。
いや166倍もやりすぎだろう、というツッコミはさておき、ズーム倍率が下がったおかげでボディが小型&軽量になり、さらには価格もだいぶ下がりました。
超倍率ズームカメラをお手頃に買うならP950がおすすめです。
それっぽいカメラが欲しいならネオ一眼買おうぜ!
ネオ一眼の良さ、ちょっとでも伝わりました?
もちろん他のスマホ・コンデジ・一眼レフ・ミラーレスを否定するものではありません。それぞれにはそれぞれの良さがあります。
見た目を気にしない&簡単な撮影が多いのであれば、持っているスマホカメラを使えばコストは0円です。カメラを極めたいのであれば、やはり最初から一眼レフやミラーレスを買ってしまうのが良いかもしれません。
ただ、スマホカメラからのステップアップや、スマホカメラからいきなり一眼カメラは予算の面でも技術の面でもハードルが高いなと感じている方は、中間のネオ一眼から始めてもいいのではないでしょうか。
というか、ネオ一眼もっと人気出て市場が安定してほしい。(本音)
僕もいずれは一眼レフを買う予定ですが、現状の撮影でそこまで高いスキルや画質を求められていないこともあり、当面はネオ一眼を愛用しようと思います。
ネット記事に載せる程度であれば、超高画質じゃなくても綺麗に掲載されます。
この記事を読んだ皆さんも、カメラを買う際に「ネオ一眼もあったなあ…」なんて思い出してもらえば幸いです。
下記は、僕の持っているネオ一眼DC-FZ1000M2で写真撮影をした取材記事です。綺麗な写真をたくさん載せているのでぜひ読んでみてください。