今回紹介するのは、長野県茅野市にある聖光寺(しょうこうじ)です。
…
「せいこうじ」じゃなかった。
日本語の読み方って本当に難しい…
それはさておき、聖光寺は蓼科高原の蓼科湖という風光明媚な場所になぜかポツンとあるお寺です。
僕も蓼科湖へ行く途中に偶然見かけました。

山門から本堂までまっすぐ伸びる美しい参道や、中国のお堂を思わせるような真っ赤な山門や本堂は思わず車を停めて寄り道するには十分な理由です。
調べてみると、何やらトヨタ自動車との縁が深いお寺だそうな…
というわけで聖光寺を散策してきましたので、お寺の歴史や境内の様子を紹介します。
聖光寺とは:交通事故の撲滅を願ってトヨタが創建したお寺

聖光寺は、正式名称を「蓼科山 聖光寺」と言い、1970年(昭和45年)7月に創建されました。
建てたのはなんとあのトヨタ自動車株式会社(旧トヨタ自動車販売)の初代社長神谷正太郎で、当時大きな社会問題となっていた交通事故の撲滅を祈願するために建てられました。
そんな聖光寺の主な見どころを紹介します。

- 山門から本堂まで続くまっすぐな参道
- 真っ赤な美しい山門と本堂
- 境内にある毘沙門天や阿修羅像
- 金色に輝く廻逈功徳観音
- 本州で最も遅い桜の名所
聖光寺でもっとも目を引くのが、真っ赤な山門と本堂、そしてその2つを繋ぐ遮るものがないまっすぐで美しい参道です。
僕も、たまたま通りがかっただけですが、その美しさに思わず目を奪われて車を停めてしまいました。

さらに境内には茅野市出身の彫刻家、矢崎虎夫氏による毘沙門天像や阿修羅像があり、異様ではあるもののそれがまたいいアクセントになっています。
また、聖光寺は標高1,230メートルの高原にあるため、本州でもっとも遅くソメイヨシノが咲く桜の名所としても知られています。
毎年4月下旬~5月のGWには、境内にある約300本の桜が一斉に咲き誇り、そのタイミングに合わせて境内で「桜まつり」が行われます。
聖光寺の基本情報(拝観料・見学所要時間・御朱印など)
| 住所 | 〒391-0301 長野県茅野市北山蓼科4035 |
| 電話番号 | 0266ー67ー2397 |
| 拝観時間 | 9:00~17:00 |
| 休務日 (定休日) |
無休 |
| 駐車場 | あり(約70台) |
| トイレ | あり |
| 御本尊 | 救苦観世音菩薩 |
| 御朱印 | あり |
| 拝観料 | 無料 |
| ペット同伴 | 不可 |
| 見学所要時間 | 30分~60分 |
| 撮影可否 | OK(ドローンは禁止) |
| 公式サイト | www.iweb.ne.jp/syokoji/index.php |
聖光寺は、毎日9:00~17:00参拝可能で、基本的に休みはありません。
ただし、毎月18日や毎年7月17日・18日には法要が行われるため、ゆっくり参拝したい方は法要日を避けたほうが良いでしょう。

ご本尊は救苦観世音菩薩立像(ぐくかんぜおんぼさつ)、いわゆる観音菩薩(観音様)です。
観音様は千手観音様や馬頭観音様といったように、変身というか変装というかバリエーションというかモード形態チェンジの多い観音様ですが…
救苦観世音菩薩は、変身というより『極限まで苦しんでいる人々を救う時に見せる観音様の本気モード』だと思ってください。
聖光寺参拝にかかる滞在時間の目安ですが、山門から本堂まで歩き、一通り見どころを見て回るだけなら30分~60分くらいです。

出典:聖光寺公式HP
桜の季節などで、境内を隅から隅まで歩く場合はもう1時間ほど余裕を見ておくといいでしょう。
聖光寺へのアクセス・駐車場情報
聖光寺は、長野県茅野市蓼科高原エリアにあります。
道の向かいには「蓼科湖」や「道の駅ビーナスライン蓼科湖」といったわかりやすい目印があるので、ここを目指せば間違いありません。

約70台分もの広大な駐車場があるので、停められなくなる心配はありません。
ただ、桜まつりの日や7月の法要の際は非常に混雑するので注意が必要です。
また、蓼科という土地柄「車両オーナーズミーティング」の会場として開放している日もあるそうです。
上記のような特別なイベント日は停められない可能性はあるかもしれません。

車両オーナーズミーティングとは、特定の車種のオーナーなどが一堂に集まるイベントの事です。
注意事項:聖光寺はペット・ドローン撮影・飲食禁止!

まあ…あえて言うまでもないと思いますが、一応注意事項をお伝えしておきます。
聖光寺は「ペット・飲食・ドローン禁止」です。
近くには蓼科湖があり、テイクアウトグルメやちょっとしたおやつも売ってはいますが、それはきちんとお店や蓼科湖で楽しんでください。
蓼科高原という場所柄、愛犬を連れてくる方も多いと思います。
広くて清々しい境内は思わず愛犬を散歩させたくなりますが…愛犬とは別の場所で遊びましょう。
また、聖光寺は写真や動画の撮影自体は禁止されていませんが、ドローン撮影は禁止です。

桜まつりの季節なんかはドローン撮影したらさぞかし素晴らしい映像が…げふんげふん。(絶対ダメです)
聖光寺境内をのんびり散策
それでは聖光寺の境内を紹介していきます。

聖光寺の山門は、平安時代の優美さを再現しています。
山門の美しさは動画のほうが分かりやすいと思うのでどうぞ。
今回の動画はすべてアクションカメラで撮っているんですが、アクションカメラの問題でちょっと画像が斜めになっていますね…
画質は綺麗だし、手振れしなくていいんですけどたまにこういうことがある。

山門を抜けると、本堂まで一直線に続く参道が見えてきます。

山門を抜けてすぐ左側にある放生池(ほうじょういけ・ほうじょうち)には、「迦楼羅」「阿修羅」「大自在天」の彫刻があります。
これらの彫刻は、茅野市出身の彫刻家、矢崎虎夫氏によるものです。
このほかにも諏訪大社上社の「雷電像」、諏訪湖上に建つ「八重垣姫」、茅野駅前のモニュメント「調和」など、県内各地に矢崎虎夫氏の作品があります。

毎年春にはこの放生池で放生会(ほうじょうえ)が行われるそうです。
ちなみに放生会とは、捕まえた生き物を池や野に放して殺生を戒め功徳を積むことで、生き物を放つ池を放生池と呼びます。

ひたすらまっすぐ歩いていきます。
聖光寺は高原にあるせいか、周りに高い木々や山がなく空が広く感じますね。
それがこの解放感というか、すっきりとした雰囲気を感じさせているんだと思います。

手水舎と燈籠に着きました。

手水舎は使えません。

鐘楼は撞けません。

ついでにトイレも使えません。
時期が悪かったのか、いつもこうなのかはわかりませんが、なんか今日は封鎖箇所が多かったです。

こちらは茅葺屋根が見事な奉納殿です。
定期的に絵画の展示会などが行われていて、希望すれば中を見ることができます。

今回は時間の関係で中までは見れませんでした…

燈籠は中華風というかなんというか…オリエンタルな雰囲気です。
少なくともこの色使いは日本じゃないと思います。
では、この辺りの動画をどうぞ。
天気が微妙で申し訳ねえ…(いつものこと)

本殿に到着しました。
決して大きくはありませんが、色鮮やかで非常に美しい本殿です。
本堂の動画もどうぞ。
色鮮やかです。

本殿の横には社務所があるので、御朱印やお守りが必要な方はここで授かっていきましょう。

帰る前に、ちょっと参道から外れていますが「廻逈功徳観音(えこうくどくかんのん)」も見事なのでぜひ見ていってください。

この廻逈功徳観音は、交通事故で亡くなった方の供養のために建立されました。
気品ある金色の観音様です。
ちなみに、「廻逈功徳観音」というお名前の観音様は、日本で唯一ここにしかありません。
まとめ:聖光寺は歩くだけでも清々しい気持ちになれる高原に立つお寺でした

今回は、茅野市にある聖光寺を散策しました。
お寺って基本的に森や山に囲まれた静謐な場所が多いのですが、聖光寺は高原にあるためとにかく視界が広く開放的で気持ちの良いお寺です。
歩いているだけでも清々しい気持ちになりました。
この近くには「蓼科湖」「白樺湖」「蓼科高原」「霧ヶ峰」などなど、ドライブや散策に最高のスポットがたくさんあるので、ぜひ聖光寺お立ち寄りください。

このブログでは、聖光寺の近くにある長野県の国宝8つのうち2つを展示している「尖石縄文考古館」も紹介しています。
蓼科高原や聖光寺に寄ったついでに、ぜひこちらも見ていってくださいね。
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