今回紹介するのは、長野県千曲市にある「武水別神社(たけみずわけじんじゃ)」です。
( ゚Д゚)(武別水…水武別…たけみずべつ…?)
と、何回覚えても忘れてしまう覚えにくい名前の神社です。
※個人差があります

今回ここに来たわけは、ズバリ全国ここでしか食べられない名物「うづらもち」です。
「全国ここだけ」、なんて聞いたら行きたくなるでしょ!?
しかも、武水別神社の御祭神も実は全国ここにしかいない超珍しい神様です。
そんなレアな名物を食べて、レアな神様に参拝してきましたのでその様子を写真と動画でお届けします。

とにかく由緒正しい神社なので、諸々の漢字や読み方がめんどく…ややこしいので、わかりやすく解説しますね。
武水別神社は通称「八幡の八幡宮」!レアな和菓子と御祭神のいる神社

長野県千曲市にある武水別神社は、地域の人たちから「八幡の八幡様(やわたのはちまんさま)」と呼ばれて親しまれている神社です。
創建は定かではないものの、紀元前214年~156年の弥生時代中期、第8代孝元天皇のいたころに御鎮斎(武水別大神を迎えた)と伝えられています。

ちなみに、孝元天皇含む第2代から第9代までの歴史はうっすい実在記録や事実ベースを元に後年つじつま合わせをしたケースが多いそうで、この時代を専門用語で、「欠史八代(けっしはちだい)」と言います。
そのため歴史としてはけっこうざっくりした場合も多く、「おそらくそうであったであろう」みたいな話が多いそうです。
武水別神社は非常に古く由緒正しい神社な上、そんな事実確認が難しい時代に建てられたため創建に関しては定かではなく「言い伝えでは~」になっているのだと思います。

そんな武水別神社の御祭神は「武水別大神(たけみずわけのおおかみ)」で、元々は千曲川の氾濫防止を祈って祀られた神様です。
その名の通り、治水や分水により農業の作物を大きく実らせる五穀豊穣の神様ですが、その強大な力により厄除けや生活全般を守る神様としても知られています。
なお、この武水別大神は日本でここ武水別神社にしかいない超レア神様です。
さらに武水別神社には、平安時代に京都の石清水八幡宮から八幡神の3柱が勧請(分霊)されて祀られています。

石清水八幡宮
- 誉田別命(ほんだわけのみこと/応神天皇)
- 息長足比売命(おきながたらしひめのみこと)
- 比咩大神(ひめおおかみ)
武水別神社が八幡地区にあったこと、そして八幡様を迎えたことで武水別神社は「八幡の八幡様」と呼ばれるようになりました。

特に室町時代から江戸時代にかけては八幡信仰がものすごく篤く信仰されていたため、別名どころか八幡宮が正式名称だったそうです。
( ゚Д゚)「武水別大神様、おうち乗っ取られてんじゃん!」
と一瞬思いましたが、明治時代にきちんと調査が行われて正式名称である「武水別神社」に戻されました。
なので、あくまでも武水別大神がメインの「御祭神(ごさいじん)」で、八幡様はサブ的な「相殿神(あいどのしん)」という立ち位置です。

勇者・武水別大神と3人の仲間たち
こんな感じでイメージするとわかりやすいかもしれません。
それか、「家主・武水別大神の家にルームシェアしている3人」とか。
…そろそろ関係者に怒られそうなので止めておきますが、要は「武水別大神と八幡の神様3柱が一緒に住んでいる神社」です。

ちなみに、八幡神のご利益は「必勝祈願」「厄除け・開運」「交通安全」「家内安全」「安産祈願・子孫繁栄」「五穀豊穣」「商売繁盛」と非常に幅広いです。
そのため、昔から「困ったときは八幡様」みたいな感覚で武士から民衆まで多くの人に広く信仰されていました。

県民共済のような幅広いご利益カバー率と範囲で、安心感がけた違いです。
武水別神社と言えば名物「うづらもち」!

武水別神社を語る上で、絶対に外せないのが名物「うづらもち」です。
うづらもちは、口あたりの良いこしあんをしっとりとした柔らかいもちで包み、表面に片栗粉をまぶした和菓子です。

ウズラ(鶉)
うづらもちの由来ですが、その昔武水別神社の近くにある千曲川の河原にはたくさんのウズラが群生していました。
その様子を見た江戸時代の名工建築家、立川和四郎富昌(たてかわしろうとみまさ)が武水別神社本殿の大黒柱に4羽のウズラを彫り込んだそうです。

そんなうづらとの関係が深いことから、現在も武水別神社の横にあるホテル「うづらや」の初代武井音兵衛がうづらもちを考案しました。
鳥の鶉(ウズラ)にちなんでいるため「うずらもち・鶉餅」と書かれることもありますが、正式名称はひらがなで「うづらもち」です。

そんなうづらもち、武水別神社参道にある茶屋「うづらや」さんでいただけます。
その場で食べられるうづらもち2個とお茶のセットのほか、おみやげ用にも購入可能です。
ただし、保存料などは使用していないため絶望的なほど日持ちしません。

餅も固くなるので、できれば当日に食べてほしい。
このうづらもちは、この茶屋か製造元であるすぐ隣のホテル「うづらや」でのみ販売しています。
そのため、日本で唯一ここでしか食べられないレア和菓子です。
【茶屋うづらやの営業時間・メニュー・料金】
| 営業時間 | 9:00~16:30 |
| 定休日 | 不定休 |
| お茶セット | 650円 |
| 10個包み | 1,600円 |
| 15個包み | 2,400円 |
| 20個包み | 3,200円 |
| 20個(箱) | 3,400円 |
| 甘酒 | 500円 |

うづらもちの味や感想については後ほど詳しく紹介します。
武水別神社の基本情報(参拝時間・御朱印・ペット同伴の可否など)
| 住所 | 〒387-0023 長野県千曲市大字八幡3012 |
| 電話番号 | 026-272-1144 |
| 御祭神 | 武水別大神 |
| 参拝時間 | 24時間 |
| 御朱印 | あり |
| 祭儀所 開所時間 |
8:00〜17:00 |
| 定休日 (休務日) |
無し |
| 駐車場 | あり |
| トイレ | あり |
| ペット同伴 | NG |
| 見学所要時間 | 1時間程度 |
| 撮影可否 | OK |
| 公式サイト | https://takemizuwake.jp/ |
武水別神社は休みなしの24時間参拝可能な神社ですが、当然夜に行くのはおすすめしません。
神様も夜はお休みですし、そのほか安全上・防犯上・スピリチュアル的な理由・国家権力様からの職務質問を食らうリスクなどなど、夜に行くのはデメリットしかない。

御朱印やお守りを売っている祭儀所は8:00〜17:00までなので、この時間に行くのがおすすめです。
滞在時間の目安は、参拝しておみくじや御朱印買ってうづらやさんでうづらもちを食べて…とフルコースで1時間程度見ておいてください。
ペットや撮影に関してはOKともNGともありませんでしたので、神社の一般的なルールに則って境内NGだと考えておきましょう。

一般的に神社では動物は「穢れ」とされているためです。
愛犬と遊ぶならドッグランへ行きましょう。
撮影に関しては、他の参拝客や神職の方が写らないようにしてください。
ペットの可否や撮影について細かく確認したい場合は、直接問い合わせるのが一番です。

細かいことを言えば他にも「参道や本殿を正面から撮らない」とか色々あるんですが…あんまり言うと自分の首を絞めちゃうので…。
武水別神社へのアクセスと駐車場情報
武水別神社は、長野県千曲市にあります。
国道18号から千曲川を渡った先にありますが、割と住宅街で奥まった場所にあるのでナビを使うのが確実です。

引用:武水別神社公式HP
駐車場は、入口のすぐ近くにある25台分のスペースがおすすめです。
もし混雑時で停められない場合は、奥の60台分のスペースに停めてください。
境内にある5台+5台スペースも停めていいような気がするんですが、祈祷者専用っぽいようなこと書いてあったので今回は停めませんでした。

まあ茶屋も近くにあるし、25台分の所が良いと思います。
武水別神社参拝時は、駐車場が分かりにくいので注意
入口近くの25台分の駐車場ですが、初見だと一瞬迷う場所にあります。
というのも、武水別神社のシンボルである大鳥居をくぐって境内に突入する感じで入っていくからです。

迷わず、恐れずここを突っ切ってください。

すると、右側に駐車場が見えてきます。
武水別神社の境内を散策

武水別神社と言えばこの大鳥居です。
先ほど紹介した駐車場に停めると、もうすでにここをくぐった後になってしまいますが、せっかくならここから参拝をスタートすると武水別神社に来た感が出ます。
とりあえず大鳥居から社叢(しゃそう/神社の森のこと)までの動画をどうぞ。
カメラワークがブレたりして不自然な箇所がありますが、他の方の顔や車が映らないよう配慮した結果なのでご容赦を。(笑)

駐車場すぐそばにあるのが、神様を乗せた神輿を休ませるための「神輿休処」です。

神輿休処の横にあるのが、高良玉垂命(こうらたまたれのみこと)という神様をお祀りしている「高良社(こうらしゃ)」。
高良玉垂命は、福岡県久留米市の高良大社や大善寺玉垂宮などで古くから祀られている強大な神様で、開運・延命長寿・交通安全・勝運など、生活全般に関する御利益があります。

神輿休処と高良社のすぐ近くにあるのが、先ほど紹介したうづらもちを売っている茶屋「うづらや」です。
参拝のあとに甘いものと冷たいものを楽しみたいので、ここはいったんスルーします。

ここから先が社叢です。
社叢周辺

社叢は、別名「鎮守の森」とも呼ばれる、神様のいる神聖な森のことです。

立派な木があります。
何の情報も無かったのでこれ以上解説できませんけど。

ものすごく頑張っている木がありました。
何の情報も無かったのでこれ以上解説できませんけど。(2回目)

社叢の隅には、休憩用の東屋もあります。
疲れるほど広い神社ではないですし、また茶屋もあるのであまり使用頻度は高くないと思いますが…

中鳥居をくぐる前に手水舎で手や口を清めていきます。
社叢の動画も撮ってきたのでどうぞ。
神聖な雰囲気でした。
※木のみで説明できることが特にない

この中鳥居をくぐれば境内です。
境内周辺

中鳥居の近くには3つのお社があります。
「少彦名神(スクナヒコナ)」など「お酒作りの神様」を祀った「酒造祖社(しゅぞうそしゃ)」。
日本の初代天皇である「神武天皇」を祀った「神武天皇社」。
伝染病・皮膚病を防ぐ神様(祭神不詳)を祀った「疱瘡社(ほうそうしゃ)」。
このように、武水別神社にはここ以外にも数多くの社があります。

お賽銭が足りなくならないよう、多めに用意したいところです。

立派な建物がいくつも見えてきました。
車が停まっているあたりが、先ほど解説した5台分の駐車場スペースです。
どうやって入ってくるのかちょっとよくわかりませんが、ここに停めてもいいみたいですね。

この小さな建物は、天皇の使者(勅使)が来た際に儀式や接待を行う「勅使殿(ちょくしでん)」です。

奉納された額や絵馬を飾っておくための「額殿」です。
現在額殿内には、古い扁額(へんがく)や改修工事の際に多大な援助を行った「松田トシ」さんゆかりの品々が展示されています。
希望すれば中を見せてもらえるそうなので、興味のある方は社務所に言って声をかけてください。

境内中央にある立派な建物が「拝殿」で、その名の通り拝むための場所です。
1856年(安政3年)に峰村弥五郎の手により完成しました。

こちらが「社務所(しゃむしょ)」と「御供所(ごくしょ)」。
社務所は、神職や巫女といった神社のスタッフさんたちが待機する場所で、いわゆる事務所です。
御供所は神様に捧げる供物を調理する、いわゆる「神様専用のキッチン」みたいなものです。


ただ、武水別神社の御供所は「おみくじコーナー」になっています。
いろいろなおみくじがあるので、引きたい方は御供所までどうぞ。

左の小さな建物がお守りや御朱印を頂ける「祭儀所(さいぎしょ)」で、右の大きな建物が「本殿(ほんでん)」です。
他の神社では、お守りや御朱印は社務所でもらうことが多いですが、武水別神社では祭儀所でいただけます。

本殿は、うづらもちの解説でも出てきた立川和四郎富昌によって1850年(嘉永3年)に建てられました。

本殿横に順路があり、本殿をぐるっと一周できるようになっています。

見どころは本殿に彫刻された繊細な細工と、本殿を覆うモミジ。

これ…紅葉の季節に来たらものすごく綺麗なのでは…。

本殿の周りには17もの社があり、それぞれ神様やご利益が異なります。
| 名前 | 御祭神 | ご利益 |
| 子安社 | 木花之佐久夜毘売 (コノハナサクヤヒメ) |
安産祈願・子育 |
| 天神社 | 菅原道真 スガワラノミチザネ |
合格祈願・厄除け |
| 荒神社 | 荒神 | 火の用心・台所安全 |
| 駒形社 | 保食命 ウケモチノミコト |
交通安全 |
| 御嶽社 | 国之常立神 クニノトコタチ |
健康・長寿 |
| 十二神社 | 山の神 | 山林守護、鉱山業守護 |
ざっくり解説するとこんな感じです。
ただそもそも八幡様が万能なのに、そこにさらに個別のご利益のある社が並ぶって…
ご利益バフ(強化)かけすぎじゃない?

RPGの補助魔法みたいにご利益効果が重複するのか…そして個別強化のほうが全体強化よりもご利益効果が大きいのか…ブツブツ…
ゲーム脳の僕の疑問です。

立派な絵が飾ってありました。
さて、参拝の締めに境内全体の動画をどうぞ。
御供所でタイ釣りおみくじをやってみた

最後に茶屋でうづらもちを食べて帰ろうと思いましたが…神社に来たからには、おみくじを引きたい。
というわけで御供所に戻ってきました。
武水別神社のおみくじは種類豊富で、きっと気に入るおみくじが見つかるはずです。
どんなおみくじがあるかはまずは動画をどうぞ。
ちなみに、ちらっと映っている「turkey!」とは、千曲市を舞台にしたボウリング(?)アニメです。
武水別神社でも、コラボ御朱印とかやっていたみたいです。
詳しくは言えませんが、良くも悪くもとんでもないアニメなので興味のある方はぜひ見てください。

今回僕が引いたのは1回300円で、釣り竿でタイを釣ってその中にあるおみくじを読む「鯛みくじ」です。
他の神社でもよく見かける、おこさまが大好きそうなおみくじですね。
では、釣っている様子をどうぞ。
黒いタイは初めて見た(ほかの神社は金色とか)ので、今回狙ったんですが…3匹大漁に釣れてしまいました。
900円払うのは厳しいので、キャッチ&リリースして黒いのを再度釣り上げます。

誰も僕のおみくじ結果なんかに興味はないと思いますが…結果は小吉でした。
全部に目を通して分析してみたところ、
「今は何しても裏目に出るから、とにかく何もするな」
と書いてあります。

大吉ほどラッキーな気分にはなれず、凶や大凶ほどブログのネタにならない、しかも行動制限までされる困った結果です。
名物「うづらもち」実食レビュー!茶屋で一休み

気を取り直して、茶屋でうづらもちを食べていきます。
地元の人ならともかく、観光で武水別神社に行ってうづらもちを食べないという選択肢はありえません。

休憩も兼ねて、お茶セット(650円)を注文しました。
こんな猛暑の中(この日は真夏で気温36度くらい)、持ち帰るという選択肢はなかった。

お店の前にも座る所がありますが、直射日光で頭皮が焦げてハゲそうだったのでこちらの屋根の下の席に避難しました。

冷たいお茶とうづらもちが運ばれてきました。
温かいお茶も選べるのでお好みで。

ウズラの形になっていてかわい…
…ウズラの形?
若干疑問が残りますが、製造元がウズラだと言うんだからウズラなんです。

- おもちは薄皮でしっとりとしてて柔らか
- こしあんはなめらかで口あたりが良く、口の中で溶けるよう
- 甘さはかなり控えめ(だと思う)
非常に上品な味の大人のための和菓子でした。
甘いのが好きな人にはちょっと物足りないかもしれませんが、僕はかなり好みです。
最後に口の中にほんのり残った甘みをお茶で流し込む瞬間がたまりません。

いずれにしても、全国でここでしか食べられないレア和菓子なので、武水別神社に来たらぜひ味わって見て下さい。
まとめ:武水別神社は、万能ご利益とレア和菓子を体験できる神社

今回は長野県千曲市にある武水別神社を紹介しました。
強大な地元の神様に加え、困ったときの八幡様と言われるほど万能ご利益の八幡神、そして個別ご利益を授かれる数十もの神様たち。
ここに来れば叶わない願い事はない、と断言できるほどのパワースポットでした。
しかもここでしか味わえない「うづらもち」もあります。

ふらっと武水別神社へ参拝に行って、帰りに休憩がてら茶屋でお茶とうづらもちを食べるなんてゆるくて贅沢な休日なんて素敵だと思います。
このブログでは、武水別神社に負けず劣らずの超強力パワースポットをたくさん紹介しています。
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