突然ですが、忍者は好きですか?
嫌いな人はいませんよね。古くはハットリくん、近代ではNARUTOとかアンダーニンジャでしょうか。ちなみに僕はNINKU-忍空-世代です。
ともかく、いつの時代も忍者は僕たちの心をとらえて離しません。どんなに科学が発達しても忍者は不滅です。
ところで、忍者にもいろいろな流派があるって知ってました?
有名な流派で言えば甲賀や伊賀ですが、そのほかにも無数の流派が存在します。忍甲流・黒田流・武田流・服部流・風魔忍法etc…一説によると、全国各地に100近くの流派があるそうですよ。
そんな無数にある忍者の流派において、長野県は「甲陽流・戸隠流・青木流・伊藤流・芥川流」と数多くの流派が存在します。長野県に数十年住んでいますが、初めて知りました…
その中で、長野市の戸隠地区に古くから伝わる戸隠流(とがくれりゅう)忍術です。
戸隠民俗館・戸隠流忍法資料館は、戸隠流忍術について学べる資料館で、見て学ぶだけではなく手裏剣を投げたり、からくり屋敷の謎を解いたりといった忍者体験もできます。
長野県屈指の有名観光地、戸隠神社奥社の近くにあるので、戸隠神社参拝と一緒に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
(=゚ω゚)ニンニン♪
長野市戸隠地区・戸隠民俗館・戸隠流忍法資料館の基本情報
長野市戸隠は、日本三大そばの一つ「戸隠そば」や、信州屈指のパワースポット「戸隠神社」で有名な場所です。
長野市街地から戸隠までは、信州大学長野キャンパス前の国道406号を通って戸隠に出るか、善光寺近くの戸隠道を通っていくルートが一般的です。
ただ、戸隠道ルートは七曲とか言うとんでもない連続カーブがあるので、車の運転に慣れていない方や、冬道の運転が不安な方は通らないほうがいいと思います。
こんなんだぞ( ゚Д゚)?
実際の道はもっとすごいぞ( ゚Д゚)?
とはいえ、冬じゃなければ慎重に運転すれば問題ないと思います。
今回の目的地、戸隠民俗館・戸隠流忍法資料館は、戸隠神社奥社の駐車場付近にあります。
戸隠神社奥社を目指していけば迷うことはないはずです。
戸隠民俗館・戸隠流忍法資料館の基本情報
住所 | 〒381-4101 長野県長野市戸隠3688-12 |
営業時間 | 9:00~17:00 (最終入館16:30) |
休館日 | 無休(11月中旬~4月中旬までの期間休館) |
入館料 | 大人700円 (子供500円/幼児200円) |
電話番号 | 026-254-2395 |
戸隠民俗館・戸隠流忍法資料館は、11月中旬まで無休で営業しています。11月から冬季期間は休館になり、翌年4月にまた営業を開始するスケジュールです。
入館料は大人700円で、忍者からくり屋敷を含めすべての施設に入れます。

手裏剣道場で手裏剣を投げて遊ぶ場合は別料金です
ところで戸隠流忍術って?
戸隠流忍術のルーツはおよそ800年前、平安時代末期の信濃源氏の武将「木曽義仲」の家臣だった修験者「仁科大助」が義仲の没後、戸隠の地に戻って流派を開いたのが始まりです。
忍者と言えば、闇夜に紛れて手裏剣や小刀、毒矢で戦うイメージがありますが、戸隠流忍術は戦闘ではなく「守り」に特化しています。
敵と出会っても自分から仕掛けず、相手の攻撃を防ぎ、いなして無力化するのが戸隠流忍術の特徴です。
もちろん手裏剣や鎖鎌といった武器も扱いますが、基本は主君や自分の身を守る術に長けています。
子供の頃だったら、「守に特化した忍者」なんてまったく興味持たなかったかもしれませんが、大人になってから「守に特化した忍者」と聞くとなんかワクワクしませんか?
戸隠民俗館と戸隠流忍法資料館を楽しむためのポイント・注意事項
- 忍者からくり屋敷内は撮影禁止!
- 早めに行って、戸隠神社奥社にも行こう!
注意事項は特にありませんが、戸隠民俗館と戸隠流忍法資料館の敷地内にあるアトラクション、隠された道を見つけ出して遊ぶ施設「忍者からくり屋敷」の中は撮影禁止です。

SNSやYouTubeで仕掛けのネタバレされたら、楽しくもなんともないですからね。
なので、今回この記事でも屋敷の仕掛けについてはほとんど触れません。実際に行って楽しんでください。
また、戸隠民俗館と戸隠流忍法資料館があるのは、戸隠神社奥社の入り口です。せっかくここまで来たのなら、早めに来て奥社の参拝も楽しむのがいいでしょう。
戸隠神社は、信州の神社の中でもトップクラスのパワースポットなので、一度は行ってみてください。
戸隠民俗館と戸隠流忍法資料館を散策
戸隠神社奥社入り口の道路を挟んだ反対側に、戸隠民俗館と戸隠流忍法資料館の入り口があります。
屋根を持たない門「冠木門(かぶきもん)」を通り、受付で入場料を支払います。
入場料の中に忍者からくり屋敷の入場料も入っています。
入り口付近には当時の戸隠流忍者が使用したという薬草と毒草が植えられています。当然ながら取ったり食べたりしてはいけません。
( ゚Д゚)(2種類混ぜたら回復薬になるな)
とか思った人はバ〇オハザードのやりすぎです。
中央付近にある大きく長い吊り橋。
渡る部分の左右は穴が開いていて、よそ見していると足を踏み外す可能性があるので、慎重に渡りましょう。
特に小さなお子さんを連れている場合は、絶対に手と目を離さないように。
高さはないので大ケガはしないと思いますが、軽傷くらいはします。

ただ、軽傷で済むと思うのはあくまでも若い人の話で、僕くらいの中年が踏み外した場合、大ケガする可能性はそれなりに高いと思う。
普通に渡れば問題ありません。そこそこ安全に、そこそこのスリルを味わえます。
施設の奥には、壁を渡って遊ぶ「壁渡り」があります。
大人でも遊べるのかどうかは不明ですが、公式サイトで大人のスタッフさんが渡っていたので大丈夫なはず。
ただ、いい歳した大人がはしゃいでわざわざケガのリスクを負うことはないと思います。
びっくり堂。
詳しい仕掛けは伏せますが、外で数秒見ていれば確実にどうびっくりさせられるのか分かります。
なので、びっくりはしませんでしたが中に入ると少し気持ち悪くなりました。

胃と脳がシェイクされる…
戸隠民俗館と戸隠流忍法資料館は、景色も最高です。目の前に霊峰「戸隠山」が見えます。
登山好きの方からも人気のある山ですが、戸隠山は山のグレーディング(難易度)で、「D」に指定されている上級者向けの山です。

「A(易しい)~E(難しい)」のD判定なので初心者が気軽に登れる山ではないみたいです
戸隠民俗資料館で戸隠について学ぶ
受付の近くにある建物は戸隠民俗館です。建物は元々年貢米を保管していた穀倉で、その後明治時代には戸隠最初の学校として使われていたものを移築復元しています。
ある意味建物自体が見どころです。
戸隠民俗館では、戸隠の伝統的な道具や民具が約2,000点展示されています。
かご細工や生活で使用されていた品々。
生活で使用されていた品々…
…
…
( ゚Д゚)すまねえ!
僕にこうした道具に関する知識、そして何より興味が無さ過ぎて詳しい解説ができません!
古民具好きの方、誰か代わりにここの文章書いてもらえませんか…
古民具や小道具が好きな方には刺さる施設だと思います。
( ゚Д゚)すまねえ!
忍者が実際に使用した武器や道具が展示されている戸隠流忍法資料館
戸隠流忍法資料館は、戸隠流忍者に関する資料や道具が展示されています。
2階建てになっていて、1階が古民具と昔の暮らしぶりが分かる資料っぽいものが展示されていて…
…
…
( ゚Д゚)すまねえ!
僕にこうした道具に関する知識、そして何より興味が無さ過ぎて(以下略)
ただ、古い日本家屋って中に入るだけでワクワクしませんか?
※最大限のフォロー
古い日本の道具って見ているだけでワクワクしませんか?
※最大限のフォロー
古い…(以下略)
…
( ゚Д゚)関係者の方々に本当に申し訳ねえ!
古民具好きの方、誰か代わりに文章書いてもらえませんか…
2階は戸隠流忍者の資料が展示されているスペースで、1階よりは楽しm…おっと。
※あくまでも僕個人の感想です
実際に忍者が使用したとされる武器の数々。
ってか一番下の武器、忍者が使ったにしては派手というか、殺傷能力高すぎんか…?
「守に特化した忍者」という自負はどうした。
こちらは小刀やかぎ爪といった、忍者っぽい武器が展示されています。
アニメや漫画で見たことあるものから、聞いたこともない道具までいろいろ展示されています。
昔の人はこれらを使って戦闘をしていたんですよね。
実際に道具を見ると生々しいというか、神妙な気持ちになります。
忍術を使うときの「臨兵闘者皆陣烈在前」の術印です。
余談ですが、男子の大多数はマンガ(近年ではNARUT○)やゲームの影響で、思春期に必ずこの術印を習得します。
ほぼ義務教育と言っても過言ではありません。
( ゚Д゚)「臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前っ!」
は98%の男子が聞いたことがある、もしくは口にしたことがあるはず。
…
…
次行きましょうか。
手裏剣道場で手裏剣を投げて忍者体験
中央辺りにあるのが、実際の手裏剣を的に投げて当てる「手裏剣道場」です。
1回200円で、7枚中5枚以上的に当てると限定グッズがもらえるそうですが、僕は1枚も当たりませんでした…

ダーツ経験があるので楽勝かと思ったら…意外と難しい…
やはりというか、外国の方に大人気でした。
忍者からくり屋敷
戸隠民俗館・戸隠流忍法資料館最大のお楽しみと言っても過言ではない、忍者からくり屋敷です。
屋敷の中に入り、隠された出口を見つけ出して進むアトラクションで、脱出ゲームの先駆者と言ってもいいでしょう。
残念ながら中は撮影禁止(当たり前)で、当然仕掛けをバラすわけにもいかないので感想だけお伝えします。
( ゚Д゚)「めちゃくちゃ面白かった!」
いやこれ本当。
正直もう少しショボ…子供だまs…じゃなくて、控えめな施設をイメージしていたのですが、大人でも十分楽しめます。
入場料に含まれているので、ここをスルーする人はあまりいないと思いますが、それでも一応言っておきます。
( ゚Д゚)「ここは絶対行っとけ。」
疲れたらコーヒーの館で休憩
館内(園内?)には、カフェもあります。
疲れたらここで休憩していきましょう。
いろいろなメニューがあって迷いますが、せっかく来たのでケーキとコーヒーを頼むことにします。
中は古民家を思わせる落ち着いた作り。
外にベンチもありますが、中の方が落ち着いて休めると思います。
キャラメルケーキとコーヒーセットを注文しました。
キャラメルケーキはキャラメルの風味が自然で、くどい甘さが無く上品な味です。中に入っているクルミの風味と歯ごたえがいいアクセントになっています。
コーヒーは雑味や酸味の少ない飲みやすい味で万人向け。カップも高級感があっておしゃれですね。
コーヒーやケーキはいらないけど休憩したい、と言う方にはカフェの近くにある木漏れ日の降り注ぐ綺麗な休憩所がおすすめです。
人もあまり通らないエリアなので、ここで一休みするといいでしょう。
売店で中学生男子が興奮しそうなお土産を買う
最後に受付横にある売店に寄ってお土産を見ていきます。
信州土産もありますが、やはり忍者に関するものが多めです。
入り口の刀なんて最高ですね。お子さんから大人まで、男子なら大興奮間違いなし。(多分)
ストラップやマグネットのほか、忍者の衣装や刀、手裏剣も売っています。
もし手裏剣を買うなら、子供が投げても安全でなおかつお値段の安いゴム製がおすすめ。
ただ、ゴム製でも子供が思いっきり投げたらそれなりに痛いので、買う際はしっかり考えてから買いましょう。
さらに手裏剣などの武器類は、買ったとて「家に持って帰ってそのあとどうするんだ問題」が発生します。
「家にあっても今後絶対使わないアイテムランキング」で、絶対王者ホットプレートを抑えてぶっちぎりの断トツ1位になるのは目に見えています。
少なくとも、いい歳したおじさんが手裏剣とか買っちゃうのはいただけません。
というわけでいい歳したおじさんは、ゴム製の手裏剣とまきびし、マグネットを買ってきました。
( ゚Д゚)(このツヤ…大きさ…そして神龍の文字…たまんねえぜ…はあはあ)
思わず童心というか、中二病全開の思春期に返って買ってしまいました。
写真を撮った後は押し入れにしまいましたが、二度と出してくることはないでしょう。
無事、「家にあっても今後絶対使わないアイテムランキング一位」として殿堂入りしました。
このサイトでは、このほかにも戸隠民俗館と戸隠流忍法資料館の近くにある観光地を多数紹介しています。気が向いたら以下の記事もぜひ読んでみてください。