長野市から国道18号を通って、上田方面に向かったことがある方。
毎回、気になる看板が目に入りますよね?
これこれ。
「戸倉宿キティパーク」
僕の知っているキティは、白い猫モチーフの可愛いキャラクターだった気がするのですが…
赤い天狗のゆるキャラになっています。
…
…
しばらく見ないうちに、キティちゃんだいぶイメージチェンジされましたね。(違う)
気になって車を停めて山の方を見ると…
…
…
( ゚Д゚)「なんかいるっ!」
というわけで、今回は前から気になっていた長野県千曲市にある謎のスポット、「戸倉宿キティパーク」を調査してきました。
結論から言うと、遊具と動物園(ウサギ率99.8%)とでっかい天狗の像がある、普通の公園です。
でも、思っていた以上に綺麗な公園だったので、どんな場所でどんな施設があるのか写真付きで紹介します。
僕と同じようにキティパークが気になっていた方や、天気の良い休日に公園でのんびりしたい方はぜひ読んでみてください。
千曲市 戸倉宿キティパークの基本情報・アクセス
住所 | 〒389-0804 長野県千曲市戸倉 |
電話番号 | 026-273-1111 (千曲市建設部都市計画課) |
営業時間 | 24時間 ウサギ小屋の開放は9:00~16:00 |
定休日 | 無し |
入場料 | 無料 |
駐車場 | あり |
所要時間 | 60分~90分 |
戸倉宿キティパークは、長野県千曲市戸倉にある公園です。
長野市から国道18号を通り、戸倉駅の少し手前くらいにある「今井」の信号を左に曲がれば到着します。
キティパークの散策にかかる時間は、目的にもよりますが景色を楽しむだけなら60~90分程度です。
もちろんピクニックしたり、遊具やウサギたちと触れ合っていれば何時間でも遊べます。
キティパークの「キティ」の意味・由来について
さて、キティパークの紹介に移る前に、最大の謎である
「キティって結局なんやねん」
について説明しておきます。
当然某キャラクターのことではありません。
キティパークの「キティ」は、英語で「子猫」や「小動物」を意味する「kitty(キティ)」から来ているそうです。
戸倉宿キティパークには、ウサギやヤギといったたくさんの小動物がいて、このことから「戸倉宿キティパーク」と命名されました。
まあ、小動物がたくさんいると言ってもウサギ率99.8%だけどな。
キティパークの詳しい説明や、千曲市周辺の観光情報を詳しく知りたい方は信州千曲観光局のウェブサイトもぜひチェックしてください。
戸倉宿キティパークを楽しむためのポイント・注意事項
- 公園内のマップをよく確認し、歩き回る範囲に注意すること
戸倉宿キティパークは、基本的には普通の公園なので普通に遊べばいいと思います。
ただし、「範囲」には注意が必要です。
というのも、キティパークの延長だと思ってあちこちうろうろすると、思わぬ場所に迷い込む可能性があります。
例えば、キティパークの一番上にある展望台より上に進むと、その先は「宮坂峠」というひたすら長い山道です。
当然キティパークから歩いて散策…なんて道や距離ではないので、うっかりキティパークの延長だと思って進むとえらい目に遭います。
熊も出るしな。
キティパーク内を散策するなら、今回紹介する「キティパークの展望台」までにしておきましょう。
それより先の道をずっと進むと、キティパークの展望台以上に素晴らしい景色が見られる展望台や、遺跡「柏王6号墳」があるので、興味のある方は車で進んでみてください。
ただし、車一台分しかない狭い山道が続き、Uターンどころかすれ違いも難しく、また場所によってはガードレールもありません。
なお、宮坂峠を越えると「あんずの里 アグリパーク」に出ます。
また、キティパーク近くには「セツブンソウ」の群生地がありますが、ここも徒歩で往復40分くらいかかります。
( ゚Д゚)「ほーん、この先になんかあるならちょっと見ていくか」
と、近所のパチンコ屋の新台をチェックするくらいの軽い気持ちで進むと、たぶん後悔します。
もちろん、最初からそのつもりで来ているなら問題ありません。
セツブンソウ群生地では、2~3月頃に可憐で美しい花を咲かせたセツブンソウが見られます。
もし行くなら、歩きやすいスニーカーを履いて時間に余裕をもって行きましょう。
うまく伝わったかどうかわかりませんが、要は「近所を散歩するくらいの気持ちと格好でキティパークに来たのに、いつの間にか峠越えやちょっとしたトレッキングコースに迷い込んじゃった」になる可能性があります。
実際僕も「展望台の上はどうなってんだろうな?」と思って進んでちょっと後悔しました。
「どこまで進むか」「どこまで歩くか」はきちんと把握しておきましょう。
戸倉宿キティパークを散策
キティパークの主な見どころは4つです。
- わんぱく広場&ちびっこ広場
- 動物園
- 天狗の像
- キティパーク展望台
子どもが遊べる遊具がある「わんぱく広場&ちびっこ広場」
キティパークに入って一番最初に見えるのが、わんぱく広場です。
子供向けの遊具が置いてある公園で、広々としているので散策にもおすすめ。
ちなみに、上記の写真は撮影に失敗して傾いているわけではなく、本当にこのくらいの傾斜です。
わんぱく広場から見える景色も綺麗です。
なんか…ここに手を繋いだ親子とか入ってたら、そのまま市や町の広報誌の表紙に使えそうな景色ですね。
こんな感じで。
置いてある遊具はけっこう本格的で、おそらく小学校2~3年くらいから安全に遊べそうな感じです。
わんぱく広場で一番の目玉が、このローラー滑り台です。
大人でも結構怖いこの長さと角度…いや、大人だからこそ怖い。
もちろん紹介するからには、実際に滑ってレビューしようと思ったんですが…
大人になると、「万が一ケガした時の仕事や生活への影響」を考えてしまって足が前に出ません。
例えば、誰とは言いませんが「独り暮らしで親族ともやや疎遠な自営業の40代」…こういうステータスの人がこういう危険なアクティビティを試して
「ドカーン!…ボキッ💀!」
となった場合、生活が破綻する可能性が極めて高いです。
( ー`дー´)キリッ「なので僕は滑りません」
滑る、もしくはお子さんを滑らせる場合は十分気を付けてください。
このわんぱく広場の上には、もう少し小さいお子さんでも遊べる遊具が設置された「ちびっこ広場」もあります。
お子さんの年齢に合わせて遊ばせてあげてください。
たくさんのウサギが間近で見られる「動物園」
わんぱく広場やちびっこ広場から少し上に上がると、動物園があります。
動物園と言ってもウサギ率99.8%ですが。
一応ヤギもいます。
コロナ前はウサギやヤギと触れ合いができたらしいんですが、現在はウサギにキャベツをあげるだけになっているようです。
キャベツを投げ入れると、ものすごい数のウサギが集まってきます。
ここで、動物大好き筆者が無数に撮影したウサギ写真の中からお気に入りを何匹か紹介します。
キャベツにまったく興味を向けなかった子。
群れから離れて一人たたずむ、一匹オオカミならぬ一匹ウサギ。
ひたすらキャベツを追いかける食いしん坊。
キャベツよりも日向ぼっこ派。
イケメン。
このほかにも紹介しきれないほどのウサギがいるので、実際に見に行ったり、下記の動画の中からお気に入りを見つけてください。
キティパークと言えば「天狗の像」
動物園のある場所から少し登ると、戸倉宿キティパークの代名詞「天狗の像」があります。
国道から見えてたあの像です。
天狗の像を見ずしてキティパークは語れない。
足元で記念撮影もできるのでぜひ。
近くにある案内板によると、この天狗は
- 愛称:千曲天狗
- 全長:約9.5m
- 重さ:約5t
- 構造:鉄骨及び強化プラスチック
- 性格:人に優しく、自分には厳しく、苦難には勇気をもって立ち向かう
見た目に反して、まさかの主人公キャラ的性格。
写真では9.5mという大きさが分かりにくいと思いますが、ガンダムの全長が約18m、お台場のユニコーンガンダムが19.7mなので、その約半分くらいの大きさです。
どうでもいい話ですが、ゾンドゲーが約10mなので同じくらい。
ガンダムネタが分からない方のために、ダグラムが約10mです。
( ゚Д゚)(ガンダムが分からなくてダグラムが分かる方なんているのかしら…)
真下から見るとこんな感じです。
千曲市を一望できる「キティパーク展望台」
天狗の像から少し登ると、千曲市を一望できる「キティパーク展望台」があります。
冒頭でも注意喚起しましたが、ここから先は峠になるので間違っても徒歩でこれ以上進まないように。
山道になり、「あ、これ違うな」と思って後悔してから引き返すと、体力と精神に多大なダメージを負います。
←実際に15分くらい歩いて、引き返して車で進んで、結局また引き返して体力と精神に多大なダメージを負った人
キティパーク展望台からは、千曲市や千曲川、そして遠くになんかの山が見えます。
( ゚Д゚)「山の名前はわかりません!」
写真より動画の方が景色の美しさが伝わると思うので、最後にキティパーク展望台の動画をどうぞ。
時間に余裕のある方や、もっと綺麗な景色を見たい方は、この展望台の上にある道を進んだ先にある展望台もおすすめです。
ここよりもさらに高い場所から千曲市を一望できます。
この先の道について散々脅しましたが、「車を使って、行くつもりで行く」なら大した道ではありません。
早い時間なら、そのまま峠を越えて「あんずの里アグリパーク」で遊ぶのもおすすめです。
このサイトでは、キティパークのほかにも千曲市やその周辺の面白い観光スポットを紹介しています。
千曲市や長野市で「なにか面白い場所ないかな」と思っている方は、以下の記事もぜひ読んでみてください。
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