長野県には、天守が残る有名な松本城をはじめ、たくさんの城跡があります。その中でも、松本城の次に有名なのが上田城ではないでしょうか。
上田城と言えば、あの有名な真田幸村…ではなく、その父である真田昌幸が築城した城で、歴史上でも類を見ないほど堅固な難攻不落の城として知られています。
そんな上田城、現在は上田城跡公園として整備されています。城っぽいものは櫓門と櫓、石垣くらいしか残っていませんが、広い公園や博物館もあり、のんびり一日中楽しめるスポットです。
というわけで、今回は上田城を散策してきました。
見どころなどをたくさんの写真付きで紹介していますので、城好き、歴史好きの方はぜひご覧ください。
上田城・上田城跡公園とは?大軍を二度撃退した稀代の名城
( ゚Д゚)(城の解説って複雑だからしたくないんだよなあ…Wikip〇diaのリンク貼って済ませたいなあ…)
と思いましたが、あまりにも手抜きなのでちゃんと解説します。
とはいえ、しっかり解説すると絶対読んでる皆さんが脱落するので簡単に。
長野県上田市にある上田城は、正確には「上田城跡」になります。元々戦国時代末期に真田昌幸(真田幸村/真田信繁の父)が築城した城です。
天正13年(1585)第一次上田合戦と、慶長5年(1600)第二次上田合戦の二度にわたり、徳川の大軍を撃退した難攻不落の名城として知られています。
年号 | 名称 | 真田軍 | 徳川軍 |
天正13年(1585) | 第一次上田合戦 | 約2,000人 | 約7,000人 |
慶長5年(1600) | 第二次上田合戦 | 約3,000人 | 約38,000人 |
実は、日本の城の中でこれだけの圧倒的な兵力差を覆して撃退させた城というのはほとんどないそうです。
第二次上田合戦なんて戦力差10倍以上ですよ?地の利や天候などが味方したとは言え、真田昌幸強すぎるだろ!
そんな上田城ですが、関ヶ原の合戦後に破却(徹底的に城の機能を破壊すること・廃城)されてしまいました。
その後、真田氏が松代に移封(幕府から命じられる転勤のようなもの)され、代わって小諸藩の仙石忠政氏が入封(これも転勤みたいなもの)。
仙石忠政は、幕府に上田城の再興を願い出て、再築を開始しました。埋められた堀を再び掘り起こし、7棟の櫓(やぐら)と2棟の櫓門(やぐらもん)、土塀(どべい)などを再築しました。
二の丸(本丸の周りにある重要な建物)も着手していましたが、仙石忠政の死去により工事は中断。
その後、度々修理や改修は行われましたが、だいたいの形は仙石忠政が復元したときのままです。

城を楽しむのはもちろん、広い敷地内をのんびり散策できる散歩スポットとしてもおすすめです。
どうでもいいんですが、日本史、特に人名って似た名前多くて覚えにくくないですか?
例えば徳川一族だと、「家康」「秀康」「秀忠」「家光」「家綱」…
真田家も「幸隆」「昌幸」「信幸」「信繁」…
( ゚Д゚)「なんでみんな似たような漢字使うのっ!?」
もちろん好きな人なら覚えられると思いますが…僕のようにちょっと好き、くらいだと完全に覚えるのは無理ゲーです。
まあ、歴史にそれほど詳しくなくても、城というだけで男子(もちろん女性も)はワクワクしちゃいますよね。
上田城の全体図と見どころ

うえだトリップなび(https://ueda-kanko.or.jp/)
最初に、ざっくりとでいいので上田城跡公園の全体図を確認しておいたほうが良いと思います。
というのも、上田城跡は思った以上に広く、全体図がわからず闇雲に歩き回ると名所を見落とす可能性があります。
ええ、ヒロさんはがっつり「真田石」「尼ヶ淵」「本丸跡」見落としてきました。
よりにもよって、上田城を語る上で欠かせない3つですよ。これ仕事だったら絶対怒られている&撮り直し案件。
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
というわけで、そんなヒロさんの二の轍を踏まないよう、事前確認がおすすめです。
上田城跡は、北と南にある駐車場に車を停め、そこから正面の二の丸橋を渡って入るのが良いと思います。
- 東虎口櫓門
- 南櫓と北櫓
- 眞田神社(さなだじんじゃ)
- 西櫓
- 上田市立博物館
- 本丸跡
- 招魂社
- 憩いの広場
この順番で回るのが良いと思います。各場所を巡りながら、地図を確認してルート上にある平和の鐘や石樋、堀などを見ていくと良いでしょう。
今回もこのルートで紹介します。

もちろんルートは自由です。博物館を見て、上田城について学んでから櫓を見に行っても良いと思います。
上田城・上田城跡公園の基本情報・アクセス
住所 | 〒386-0026 長野県上田市二の丸6263 |
電話番号 | 0268-23-5135(公園管理事務所) |
営業時間 | 【管理事務所】平日8:30~17:15 【公園内】24時間入園可 【上田市立博物館・上田城櫓門】9:00~17:00 (入館は16:30まで) |
休館日 | 【公園内】休業日なし 【上田市立博物館】水曜日、祝日の翌日(水曜にあたる場合はその翌日)、年末年始 【上田城櫓門】水曜日、祝日の翌日(水曜にあたる場合はその翌日)、11月中旬~3月 |
入館料 | 上田城櫓拝観:300円 上田市立博物館:300円 博物館・櫓セット券:500円 |
駐車場 | あり(有料) |
所要時間 | 90分~180分 |
上田城跡は、長野県上田市の上田駅近くにあります。上田駅を出て、目の前にある大きな十字路の交差点を左に曲がって市役所方面に行けばOKです。
途中、「天神2丁目」の信号を右に上がっていくと上田城跡が見えてきます。
公園内は年中無休ですが、櫓や上田市立博物館は水曜日と、祝日の翌日も休みです。火曜日が祝日の場合、水・木曜日と連休になってしまうので注意。
所要時間はどこまで見るかで大きく違いますが、全部回るつもりなら2~3時間は見ておいたほうが良いかなと思います。

うえだトリップなび(ueda-kanko.or.jp)
上田城・上田城跡公園について詳しく知りたい方は、信州上田観光協会のウェブサイト「うえだトリップなび」もチェックしてください。
ちなみに、上田城には上田城をPRするために結成された観光PR隊「信州上田おもてなし武将隊 真田幸村と十勇士」がいます。

信州上田おもてなし武将隊公式HP(ueda-omotenashi.com)
残念ながら取材日には会えなかったのですが、決まった日と時間にこの東虎口櫓門に現れ、演舞の披露や記念撮影に応じてくれるそうです。
会いたい方は、公式ウェブサイトで詳しい日程や出陣表(スケジュール)をご確認ください。
上田城・上田城跡公園のポイント・注意事項
- 時間に余裕をもって行く
普通の公園なので、特に注意事項や気を付ける点はありませんが、思った以上に広いため時間に余裕を持っていくのがいいかも。
もちろんどこまで回るかによっても変わります。
上田城跡公園は大きく分けて「城跡(櫓・本丸跡)」「上田市立博物館」「公園」の3つのエリアで構成されていて、城跡だけなら1時間~1.5時間程度で回れます。
市立博物館と公園までゆっくり見て回りたいと思ったら、3時間くらい見ておいたほうが良いかもしれません。
上田城跡散策
駐車場から直接敷地内に入ることもできますが、せっかくなので正面から入ります。横から入ると記事的にも地味になっちゃうので…
上田市役所や上田観光会館のある場所です。
正面入り口から入れば、このとおりこの立派な「二の丸橋」や「けやき並木遊歩道」を見れるんです!
こっちのほうがなんとなく「攻城感」があっていいですよね。敵勢力の足軽になった気分で進みましょう。

ちなみに城好きの方の中には、「どうやってこの城を落とすか」という視点で何度も出たり入ったりを繰り返す方もいるそうです。奥が深い…。
二の丸橋の近くには平和の鐘があります。ちょっと遠回りしないと行けません。
二の丸橋から東虎口櫓門に向かう道です。
左側は何かの施設だった廃墟、右側は工事中でなかなかシュールな光景。(笑)
この日は、キッチンカーが数台並んでいました。
上田城と言えばこの景色、東虎口櫓門(ひがしこぐちやぐらもん)です。
東虎口櫓門左側。
櫓と上田の街が一望できます。
枝垂桜(シダレザクラ)と櫓、櫓門のコントラストが美しい、東虎口櫓門右側です。
この日は残念ながら桜は五分咲き。
本当は満開の日に訪れたかったんですが…諸事情で諦めました。

開花の時期と自分のスケジュール合わせて、さらに晴れの日を選ぶとなるとなかなか…ましてや仕事じゃない趣味にそこまでの情熱は持てませんでした…(笑)
東虎口櫓門正面。
後で紹介しますが、拝観料を支払って櫓に登ると、櫓2階の白い部分から外を覗けます。いまこの瞬間も誰かに見られているかも。
櫓を支えている、迫力ある巨大な石垣。
見切れてますが、写真中央下にあるひときわ大きな石は「真田石」と言います。

僕はてっきりこの石垣全体を真田石って言うんだと思って、肝心な真田石の写真を撮り忘れました。(反省)
東虎口櫓門をくぐりました。
まっすぐ行くと眞田神社や西櫓、右行くと本丸跡、左に行くと櫓拝観ができます。
好きな順番で構いませんが、本丸のほうへ行くと戻ってくるのが大変なので、先に眞田神社・西櫓か、櫓拝観に行くのがおすすめです。
櫓拝観する場合は、写真右側を進んだところにある小屋でチケットを購入します。
櫓拝観のチケットは大人一人300円で、上田市立博物館のチケット(300円)との共通券が500円です。上田市立博物館も見る予定があれば、100円お得な共通券を買いましょう。
チケットを購入したら、階段を登って櫓に向かいましょう。上に登ると、南櫓、東虎口櫓門、北櫓の3つの櫓に入れます。
南櫓1階は、真田幸村(信繁)所有と伝えられている具足を再現した、「鉄二枚胴具足」が飾られています。
また、櫓から敵に向かって弓を射る際に使った小さな隙間、「矢狭間(やざま)」から外を覗けます。
南櫓1階の矢狭間から覗いた景色はこんな感じ。人が豆粒サイズです。
( ゚Д゚)(ここから弓を放っても、当てられる気がしねえ…)
まあ、当時は下に敵がたくさんいたと思いますし、適当に射っても誰かには当たったかもしれません。
南櫓2階には、戦国時代の上田城を再現したジオラマがあります。
あといろいろ書いてありますが、長くなるので省略!(実は読んでない)
南櫓から東虎口櫓門に向かう途中には、敵が攻めてきたときに石を落として撃退するための穴、「石おとし場」があります。
石のほか、熱湯や煮えたぎった油を流し込むこともあったそうです。

ぶっちゃけ矢とか日本刀より攻撃力高そう。
石落とし場から下を覗くと…結構高さがあります。
…と思ったんですが、写真だとまったく高さが伝わらないですね。
こちらは、さきほど外から見て正面に位置していた東虎口櫓門の内部です。
中央には火縄銃が置いてあり、体験コーナーとあるように自由に持って写真撮影できます。また、隙間から外を覗けます。
窓から外を覗いた風景。
覗くだけでも楽しいのですが、火縄銃を突き出して外を覗くのもおすすめ。
なんだかゾクゾクします(‘Д’)
合法的に人に銃を向けられる機会ってなかなかないですからね。
なお、近くには赤と黒の陣羽織がかけてあり、こちらも自由に着て撮影可能です。
この日は他にもたくさん人がいたのですが、僕以外誰も陣羽織を着ようとしなかったので、シャイな皆さんに代わってノリノリで着て記念撮影していただきました。
またどうでもいい話しますが、よく見るとこの人、ポ〇モンのミ〇ッキュ柄のカーディガン着てますね。
不惑を過ぎた男が着る服じゃない。
よく見たらスニーカーもあ〇ゅら男爵のような柄のピンクです。

「不惑を過ぎた」「〇しゅら男爵」の意味が分からない方は、勝手に調べてください。自らおっさんだとは言いたくありません。
南櫓、東虎口櫓門を通って最後は北櫓です。
北櫓1階では、上田城について紹介している映像が流れていました。皆さん真剣です。
2階は、火縄銃を入れる箱とか資料が展示されています。ここにも矢狭間があり、外が覗けます。
これで櫓拝観は終了です。
櫓を下り、次は鳥居をくぐって眞田神社方面に向かっていきます。
鳥居をくぐってすぐ、左側にめちゃくちゃ存在感のある兜が…
真田家の家紋である六文銭が付いた大きな兜があり、「撮影ベストスポット」と書かれています。
当然、外国の方からは大人気で、この日もたくさんの観光客がここで写真を撮っていました。
兜の近くには、合格祈願の絵馬がたくさん飾られています。
上田城は難攻不落の城、つまり「落ちない」ことから学問の御利益があるそうです。
眞田神社(さなだじんじゃ)です。
この神社は、真田氏・仙石氏のあと、150年以上もの間上田城主となっていた松平家の先祖を祀る御宮で、もともとは「松平神社(しょうへいじんじゃ)」と呼ばれていました。
その後、真田氏・仙石氏・松平氏の歴代全城主を合祀し、上田神社と改名したのですが、市内に同じ名前の神社があって紛らわしいということで、眞田神社になったそうです。
( ゚Д゚)(上田神社と名付ける前に、先に気付けよ…)
なかなかハイテクな神社で、六文銭に手をかざすと鈴が鳴るようになっています。
( ゚Д゚)(コロナ対策かな?)
※個人的には鈴をきちんと鳴らしたい派。
ゲームや小説で有名な、真田幸村(信繁)像。
歴史好きの方からは批判されそうですが、にわかファンとしては真田と言えばやっぱり幸村です。
真田幸村はゲーム、戦国無双でも人気のキャラクターです。
真田幸村は1615年に起きた大坂夏の陣(徳川家康率いる幕府軍と豊臣秀頼率いる豊臣軍との大きな戦い)において豊臣軍につき、少数精鋭で徳川家康の本陣に迫り、あと一歩のところまで追いつめました。
それを見ていた徳川軍の武将「島津忠恒(しまづ ただつね)」が、「日本一の兵(ひのもといちのつわもの)」と評したそうです。
なお、「幸村」は後世で脚色というか後付けされた名前だとする説が強く、正しくは「真田信繁(さなだのぶしげ)」です。
歴史の話題で通ぶるなら、真田信繁と言ったほうが良いかも。
こちらは、安全な場所へ出られる抜け穴があるとされている真田井戸。
覗いたらめちゃくちゃ深かったんですが…抜け道があると言っても、中に入るのには勇気がいりそうです。
この日は花が満開でした。
( *´艸`)「わあ♡綺麗な桜♡」
と言いながらGo〇gleレンズで調べたら梅の花でした。
真田幸村像や井戸のある場所からは、上田の街と、あとスケートボード場が見えます。
きちんと整備されたスケートボード場があるのって珍しいですね。
反対側は、上田の街と芝生公園が見えます。ちょっと遠くにはカメラのキタムラと、アリオ上田店の看板が見えますね。
動画も撮ってきましたので、どうぞ!
天気のいい日は最高の景色が楽しめます。
一番奥にあるのが西櫓です。県宝に指定されているため、他の櫓と違ってここは入れません。
ここまで来たら一旦引き返しましょう。本丸跡や公園に行っても良いですし、上田市立博物館へ行ってもOK。
今回は博物館から見ていきましょう。
上田市立博物館・別館散策
上田市立博物館は、本館と別館に分かれています。
さて、博物館を紹介していきますが、難しい解説を長々してもどうせ読み飛ばされるつまらないと思うので、文字少なめでテンポよく紹介していきます。
( ゚Д゚)(本当は詳しく解説できないだけですが…)
1階は真田家をはじめ、上田藩の歴史に関する展示物が並んでいます。
ちなみに、館内は「撮影マークのあるところは撮影OK」です。
こう書かれると、「一部の展示物だけ撮影できるのか」と勘違いしてしまいそうですが、実はほとんどの展示物に撮影OKマークが付いています。
なので、どちらかと言えば「一部の展示物だけ撮影できない」が正しいです。
それを知らず、
( ゚Д゚)(どうせ撮影できないならスマホでいいか…)
と、車にカメラを置いてきてしまいました…。

なので縦長写真多めです。スマホは良いけど、パソコンだとちょっと見づらい。
兜に繊細な歯朶(シダの葉)飾りのついた仙石秀久着用具足。
こんなんで闘ったら絶対飾り折れるでしょ…と思いましたが、大将が着るものだし乱戦になることはほとんどないからいいのか。
こちらは角のついた実用的っぽい甲冑。
刀が折れても頭突きで戦えそう。
シンプルな甲冑です。
個人的にはむしろこういう渋いデザインが好き。
ネコミミ?付きの松平信一着用具足。
( *´艸`)(かわいい♡)
と思って調べたら、ネコ耳ではなくミミズク(フクロウ)を象っているそうです。
( *´艸`)(どっちにしてもかわいい♡)
きっと松平信一氏は、僕のように可愛いもの好きのおっさんだったに違いない。
刀も展示されています。
年代的に真田とはあまり関係なさそうですが、テレーライフルと、あの有名なスミス&ウエッソン社の32口径回転式拳銃が展示されていました。
1860年ごろに日本に入ってきたそうです。
1階別室には、世界で初めて人工癌の発生実験に成功した病理学者「山極勝三郎(やまぎわかつさぶろう)」の記念室があります。
( ー`дー´)キリッ「癌出来つ意気昂然と二歩三歩…」
長野県民なら、だれもが一度は聞いたことがある、そして真似したことがあるこのフレーズ。(たぶん)
ここに来た長野県民は間違いなく口ずさむはず。(たぶん)

県外の方が読んでいる可能性もあるので説明すると、この句はとある長野県の製薬会社のCMで頻繁に流れています。
上田市立博物館の外には、山極勝三郎先生の銅像とともにこの句が刻まれています。
博物館の2階は、郷土資料が展示されています。
( ゚Д゚)「内容が難しいので内容は省略!」
上田市立博物館・別館散策
上田市立博物館の隣にあるのが別館です。
別館1階は、石や化石、鉱石が展示されています。
余談ですけど、長野市でも鉱石の展示即売会「ミネラルマルシェ」が定期的に開催されているので、鉱石好きな人は多いみたいです。
ナウマンゾウの化石。
…
( ゚Д゚)(歯?)
この形状でどこが歯なのかわかりません。
みんな大好きアンモナイト。
2階に上がると、プロジェクションマッピング的なシアターが流れています。
この写真だと単に映像を流しているだけに見えますが、映像が進むと部屋全体まで映像が広がってぐりんぐりん動きます。
映像もぐるぐる動きますし、映像範囲もぐるぐる動くので人によっては酔うかもしれません。
( ゚Д゚)(なんで僕はこんな説明しにくいのを動画に撮ってこなかったんや…)
奥へ行くと、真田氏関連資料が展示されています。
真田昌幸所有具足。六文銭の家紋が入っていてかっこよ。
おひげがかっこいい具足。
年取ったらこういう渋い甲冑が着たい。
迫力のある屏風。
細かく見ていくと、それぞれに旗印や甲冑の描き分けがされていて非常に細かいです。
家紋とか武将に詳しい方が見れば、長い時間楽しめると思います。
上田城跡公園散策
櫓を見終わったら、周りの公園を見に行きましょう。
眞田神社や櫓のある場所から、本丸跡側に下りた道です。
右側にあるのが本丸跡で、今は広い公園になっています。
この道をまっすぐ行くと、本丸矢堀を時計回りでぐるっと回れます。
途中、先ほど見てきた西櫓の下を通ります。
下から見上げるとまた違った表情ですね。
本丸跡を時計回りにぐるっと回ると、招魂社や憩いの広場がある道に出ます。
招魂社は、1868年の戊辰戦争から大東亜戦争(太平洋戦争)までに亡くなった、上田地域の戦没者5936柱をお祀りしている神社です。
櫓や眞田神社と違い、こちらは人が少なく静かで静謐とした雰囲気…
と思ったら、この日は招魂社の隣で「忍者修行体験」をやっていたので、「Yeah!」「OH!」という声が聞こえてきました。
(‘Д’)(日本文化を楽しんでいるようで何より)
招魂社の横にある憩いの広場。
奥にはコーヒーを売っているキッチンカーがあります。
歩き回って疲れたので、キッチンカーでコーヒーを買って、ベンチに座ってしばらくのんびりしました。
天気がいい日は、本当に気持ちの良い公園です。
北虎口の石垣。
櫓門の礎石が確認されているので、当時ここにも櫓が建てられる予定だったようです。ただ、当時復元作業を進めていた仙石忠政が病死してしまったため、計画も頓挫したとのこと。
仙石忠政がもう少し長生きしていたら、上田城はまた違った姿になっていた可能性がありますね。
さて、一通り見たのでこれで終わりです。
駐車場に戻って料金を…と思って駐車場に行くと、ちょっとびっくりする出来事がありました。
上田城跡北観光駐車場に入る際、駐車チケットみたいなものはありませんでした。
なのに事前精算機がある。
( ゚Д゚)(駐車チケット取り忘れた!?)
と、ブルブル震えながら事前精算機に近づくと…
なんと、車のナンバーを打ち込むと駐車場に入った時間と、車の映像が出て駐車料金が表示される仕組みでした。
入るときに写真撮られていたんですね。
それにしてもハイテクッ( ゚Д゚)!
ひょっとしたら割と珍しくないのかもしれませんが、僕は初めて見たのでびっくりしました。
体験していない方は、感動するので是非お試しください。
というわけで、今回は上田城跡公園を紹介しました。
大事なポイントがいくつか抜けていて申し訳ない…
これを見て、上田城跡公園に行った方がいたら、ぜひ僕の代わりに尼ヶ淵や本丸跡を見てきてください…そしてあわよくば写真を提供してください…(笑)
歴史好きの方は、以下の記事もぜひどうぞ!上田市の隣坂城町には日本刀専門博物館、長野市松代には真田氏ゆかりの寺など、歴史を感じられるスポットが色々あります。
関連記事:長野県 坂城町にある日本刀専門の博物館「鉄の展示館」で美しい刀を鑑賞!