長野県 上水内郡信濃町にある「黒姫童話館&童話の森ギャラリー」は、高原にある童話モチーフのミュージアムです。
主に世界各国の童話や民話に関する展示品、絵本を収蔵しています。
『はてしない物語』『モモ』の著者「ミヒャエル・エンデ」さんと、日本で一番売れている絵本『いないいないばあ』の作者「松谷みよ子」さんに関する資料が常設展示されています。
さらに敷地の奥には、絵本画家「いわさきちひろ」さんが晩年アトリエとして使用した「いわさきちひろ黒姫山荘」もあり、実際に中に入ることも可能です。

絵本好き、童話好きにはこれだけでもたまりませんが、黒姫童話館は黒姫高原のど真ん中にあり、景色も雰囲気も抜群。
絵本好きだけではなく、どんな人でも楽しめます。

景色の良さをおすすめしているにもかかわらず、雲の多い写真で申し訳ねえ…予報ではこの日は一日中晴天のはずだったんですが…(汗)

また、童話館に併設されている「童話の森ギャラリー」では、地元にゆかりのある作家の作品や、童話に関する企画展が定期的に開催されています。
今回、そんな絵本や童話の世界に没入できる黒姫童話館&童話の森ギャラリーを紹介します。
ただ、黒姫童話館は、「基本的には写真撮影OKだが一部制限がある」ため、この記事でも著作権の関係で撮影できる場所や物が限られています。
限られた範囲の中で、できる限り魅力をお伝えするつもりですが…黒姫童話館の本当の楽しさについては直接その目で確かめに来てください。

童話の森ギャラリーは、館内完全撮影禁止でした…当たり前ですけど。
黒姫童話館の基本情報(料金・営業時間・定休日など)
| 住所 | 〒389-1303 長野県上水内郡信濃町野尻3807-30 |
| 電話番号 | 026-255-2250 |
| 営業期間 | 4月5日~11月30日 |
| 営業時間 | 9:00~17:00 いわさきちひろ黒姫山荘は16:30まで |
| 休館日 | 5・6・9・10月の末日 (末日が土日、祝祭日の場合、翌日休館日) |
| 入館料 | 一般 共通券800円/童話館のみ600円/ギャラリーのみ300円 小中学生 共通券500円/童話館のみ400円/ギャラリーのみ200円 |
| トイレ | あり |
| 駐車場 | あり |
| ペット同伴 | 入館は不可 |
| 所要時間 | 60分~180分 |
| 公式サイト | https://douwakan.com/ |
入館料は、「童話館のみ」なのか「童話の森ギャラリーのみ」なのか「両方入るのか」によって異なります。
両方楽しむなら、100円お得な共通券がおすすめです。
休館日はほとんどなく、5月・6月・9月・10月の末日のみです。
ただし、末日が土日祝日の場合は翌日休みなので注意。
休館日よりも注意しなくてはいけない点が「冬季休館」である点です。
黒姫童話館は 12月~3月末くらいまでの期間が完全休館になってしまうため、冬に行く際は注意してください。
見学にかかる所要時間は、「どこまで回るか」によって大きく変わります。
詳しくは以下の見出しを参考にしてください。
黒姫童話館見学にかかる所要時間について
所要時間は、見て回る範囲によって大きく変わります。
| 場所 | 各場所でかかるおおよその所要時間 |
| 黒姫童話館+売店で買い物 | 1時間~1.5時間 |
| 童話の森ギャラリー | 30分 |
| いわさきちひろ黒姫山荘 | 10分 |
| 喫茶・カフェ「時間どろぼう」利用 | 30分~1時間 |
| 周辺の景色散策 | 1時間~2時間 |
| 御鹿池を見に行く | 30~45分 |
| 御鹿池を一周してのんびりハイキングする | 2時間 |
全部フルコースで見ると多分時間が足りないかも…。
ちなみに御鹿池というのは、黒姫童話館のすぐそばにある深い森の奥にある神秘的な池です。

ここに来たらぜひ見ていってほしい。
見て帰ってくるだけなら30~40分程度です。

特に、池に行くまでの美しい遊歩道は最高です。
御鹿池については、以下の記事で詳しく紹介していますので、この記事と合わせてご覧ください。
【関連記事】

黒姫童話館へのアクセス・駐車場情報
黒姫童話館&童話の森ギャラリーは、信濃町の黒姫高原にあります。
道が複雑なので説明が難しいのですが、野尻湖から黒姫山を目指して山を上がって行けば着くと思います。
『適当か!』と怒られそうな気がしますが、あちこちに目立つ看板がありますし、そもそも道もそんなに多くないので適当に走り回っても多分着くはずです。

まあ、ナビに任せれば間違いない。
駐車場は、童話館とギャラリーのそばに無料駐車場があります。

出典:黒姫童話館公式HP(douwakan.com)
ちなみに冬季は、童話館の目の前にクロスカントリースキー用コース「童話の森スノーウェーブ」が開設します。
「黒姫童話館」「童話の森ギャラリー」「童話の森スノーウェーブ」について詳しく知りたい方は、上記の公式HPをチェックしてください。
黒姫童話館を楽しむための注意点
黒姫童話館を楽しむ際の注意点です。
撮影範囲、撮影禁止場所には注意
黒姫童話館を楽しむための注意点ですが、先述した通り撮影ができる範囲に注意が必要です。
スタッフの方に写真撮影について詳しく聞いたところ、「基本的にはOKだけど、絵や絵本の表紙が大きく写らないようにしてほしい」とお願いされました。


つまり、著作権の関係でこんな感じで映すのはNGらしいです。
「撮影禁止」がある場所は当然として、それ以外の場所でも絵本や作品類を大きく映すのはやめましょう。
特にブログやSNSにアップする場合は注意した方が良いかもしれません。
僕も今回気を付けて撮影してきましたが、ひょっとしたらアウトな写真があるかもしれないので…
関係者の皆様、何か至らぬ点がありましたら苦情はこちらからお願いします。

と言うわけで、今回は引きの写真多めです。
時間に余裕をもって来て、のんびり楽しんでほしい

黒姫童話館周辺は本当に見どころが多いです。
あれもこれも、と見ようとしたら、半日くらいあっという間に過ぎます。
せっかくこんなきれいな高原に来たのに、時間が無くてドタバタになったり見落としがあったらもったいないので、1日ゆっくりするつもりでぜひ全部見て回ってください。
黒姫童話館を散策
それでは、黒姫童話館を紹介していきます。
黒姫童話館周辺も高原の美しい景色が広がっているので散策に最適

駐車場から降りるとすぐに建物が見えてきます。

ぐるっと回れば正面玄関に行けます。


黒姫童話館の正面にも広場があり、ここでゆっくりするのもおすすめ。

駐車場あたりではこんな素晴らしい景色が見られるので、時間があればぜひ散策してみてください。
この日も、たくさんの人がのんびりと高原の景色と風を楽しんでいました。
黒姫童話館:展示室入口~通路

黒姫童話館に入り、入館料を払って先に進みます。
なお、売店や喫茶を利用する場合は入館料は不要です。

通路にもいろいろと置いてあります。

中でも目を引くのが、本物のお菓子を使ったお菓子の家。
もちろん、ドイツのグリム童話「ヘンゼルとグレーテル」に登場する、お菓子の家をイメージして作られたものです。

狼と七匹の子ヤギに出てくる時計と、その時計に隠れた末っ子ヤギさん。
かわいいんですが…バレバレです。隠れられていません。
もしこれでバレなかったとしたら、狼の目と嗅覚を疑いますね。(笑)
『長くつ下のピッピ』の挿絵を描いた桜井誠の展示室

児童書や絵本、教科書などの書籍の挿絵を数多く執筆した挿絵画家、桜井誠さんのコーナー。
僕は絵本あまり読まなかったのでわかりませんが…「長くつ下のピッピ」が有名だそうです。
撮影はNGなので、入り口の写真のみでご勘弁ください。
調べてみたら、長くつ下のピッピは小説でした。この挿絵を描いているのが桜井誠さんです。
『はてしない物語』『モモ』の世界観!ミヒャエル・エンデの展示

『モモ』や『はてしない物語(ネバーエンディングストーリー)』で知られる児童文学作家、ミヒャエル・エンデの世界観をイメージしたコーナー。
左にある龍は、おそらく映画ネバーエンディングストーリーで少年を背に乗せた龍で、真ん中のカメは「モモ」に登場するカメ、「カシオペイア」です。
カメに導かれ、奥の部屋に入ると鏡だらけの不思議な世界に迷い込みます。

ネタバレになるので言いませんが、鏡はモモにおいて重要なカギとなります。

ミヒャエル・エンデの経歴や資料、彼が集めたコレクションを展示したコーナーです。
撮影NGの資料関係が多いので写真には写せませんが、膨大な資料や作品が展示されています。

ミヒャエル・エンデはさまざまなものをコレクションしていましたが、中でもカメは大変お気に入りだったそうです。

面やパイプも集めていました。
なんか…気が合いそう(笑)
ミヒャエル・エンデのコレクションや資料数百点を常時見られるのは、日本で唯一ここ黒姫童話館だけです。
ミヒャエル・エンデの作品に触れたくなった方は、ぜひ「モモ」を読んでみてください。
「いないいないばあ」でおなじみの松谷みよ子コーナー

絵本「モモちゃん」シリーズや、「いないいないばあ」で有名な松谷みよ子さんのコーナー。

松谷みよ子さんの経歴や作品、モモちゃんの人形が展示されています。
はい、もちろん撮影NGです。
人形がものすごくかわいいので、ぜひ実際に現地へ行ってその目で確かめてください。
いないいないばあを読んだことない、もしくは懐かしくてもう一度読みたい方はぜひこの機会に。
懐かしい絵本を探してみませんか?自由に読める絵本コーナー

童話館の奥には、たくさんの絵本を自由に読めるコーナーがあります。
ここで懐かしい絵本を探したり、新しい出会いを探してみてはいかがでしょうか。
「ぐりとぐら」や「はらぺこあおむし」すら読んでいない僕は、懐かしいどころかすべてが新鮮でした。
激渋!信州児童文学と民話のコーナー

信州児童文学と民話のコーナーでは、信州児童文学と、信州児童文学会が発行していた児童文学誌「とうげの旗」の歴史を紹介しています。

奥には、信州の民話を映像で楽しめるコーナーがあり、モニターの横にあるスイッチを押すと民話が流れます。
「みのぼうしじぞう」を見ました。
おじいさんが売れ残った蓑笠(みのかさ)を寒そうなお地蔵さんに被せたところ、夜中に御馳走を持って恩返しに来たアレです。
…
( ゚Д゚)(みのかさじぞうじゃなかったっけ?)
と思って調べたら、「みのかさじぞう(蓑笠地蔵)」「かさじぞう(かさ地蔵)」「かさこじぞう(かさこ地蔵)」と、地域ごとに名前の違ういろいろなバージョンがあるみたいです。

ストーリーはだいたい一緒。良いことをすれば良いことが返ってくる。
黒姫童話館の売店には、絵本と楽しいグッズがいっぱい!

黒姫童話館の売店では、絵本や絵本のキャラクターグッズを売っています。
こちらは撮影NGとは言われていませんが…あまりよろしくないと思うので遠目からの写真です。
他ではあまり見ない珍しいグッズがたくさんあるので、気に入った絵本や懐かしいキャラクターのグッズをお土産に買っていきましょう。

僕は「モチモチの木」くらいしか思い出せませんでした。(ここにはなかった)
もちろん通販では購入できます。
喫茶「時間どろぼう」で、ロールケーキとコーヒーをいただきました

売店の奥には、喫茶「時間どろぼう」があります。
ミヒャエル・エンデの「モモと時間どろぼう」が名前の由来です。

この日は、抹茶のロールケーキをいただきました。
ケーキのほか、パスタなどの軽食もあります。
いわさきちひろが愛した創作の場「いわさきちひろ黒姫山荘」

売店の扉から外に出ると、奥になぜかぽつんと一軒家が。
絵本作家「いわさきちひろ」さんのアトリエ兼別荘、「いわさきちひろ黒姫山荘」です。
いわさきちひろさんは、毎年ここで多くの作品を描いたそうです。
見るだけじゃなく実際に中に入って見ることができます。
当時の生活の様子や雰囲気を間近で見られる貴重な機会なので、ぜひ見ていってください。
ただし、いわさきちひろ黒姫山荘に入れるのは黒姫童話館の入館料を支払った人のみです。
売店や喫茶利用のみの方は入れません。
室内は撮影NGだったので、せめて動画でこの美しい雰囲気だけでも感じてほしい。(笑)
まとめ:黒姫童話館は、高原に佇む自然と文芸と芸術が一体となった空間

というわけで、今回は長野県信濃町にある黒姫童話館&童話の森ギャラリーを紹介しました。
絵本や高原好きの方なら絶対楽しめると思います。
正直、僕は絵本をあまり読まなかったのでピンとこないというか…
ミヒャエル・エンデさんも松谷みよ子さんも知りませんでしたが、それでも高原の景色や御鹿池への散策を楽しみ、のんびり穏やかな時間を過ごしました。
絵本好きの方も、そうでない方もぜひ一度訪れてみてください。

黒姫童話館の近くには、大自然に囲まれた美しい遊歩道とその奥にある神秘的な池、「御鹿池(おじかいけ)」もあります。

また、車で15分ほど下ればフェリーのある野尻湖や、ナウマンゾウ博物館もあります。
一日で全部見るのはちょっと大変かもしれませんが…ぜひ時間の都合をつけて訪れてみてください。
野尻湖、ナウマンゾウ博物館は以下の記事で紹介しています。ぜひこちらも読んでみてください。
【関連記事】


県外から観光でお越しの方へ:宿泊情報
黒姫高原周辺には、ペンションやホテルがたくさんあります。
ただ、ペンションは正直当たり外れが大きいんですよねえ…(あくまでも個人的な意見です)
宿泊で大きな失敗をしたくないという、僕と同じような慎重派の方には、サービスや料理の質が安定している「黒姫高原ホテル(黒姫ライジングサンホテル)」さんがおすすめです。
童話館のすぐそばにあり、安くて綺麗なホテルです。
めちゃくちゃ大満足…は難しいかもしれませんが、失敗はありません。

…言い方難しいな、伝わります?(笑)
以下の楽天トラベルで、黒姫高原ホテルさんの空室情報や料金をぜひチェックしてみてください。


