今回は、長野県青木村にある大法寺を紹介します。
大法寺には、長野県に現在8つある「国宝」のうちの一つ「三重塔」があります。
以前、青木村の近くにある別所温泉の記事で、同じく国宝・八角三重塔のある「安楽寺」を紹介しました。

別所温泉 安楽寺 八角三重塔
これが大変見事だったので、その流れで今回同じく国宝の大法寺 三重塔を見に来た次第です。
結論から言うと、大法寺は「のんびり散策して楽しむタイプのお寺」です。
言語化が難しいのですが、観光地化していないというか…
( ゚Д゚)「へいらっしゃい!ぜひ見てって!」
という感じではなく
(‘Д’)「見たいならどうぞ~」
みたいなゆるい雰囲気です。

そのおかげで、人も少なく(お寺にとっていいかどうかはともかく)ゆっくり散策できます。
また、敷地内には地元の作家さんたちの作品を展示した「青木村郷土美術館」や、おいしいコーヒーと軽食、スイーツが楽しめる「喫茶室」もあります。
そんなゆるーい大法寺を今回取材してきましたので、たくさんの写真や動画と一緒に紹介します。
なお、現在長野県にある国宝は以下の8つです。
- 善光寺本堂(長野県長野市)
- 仁科神明宮(長野県大町市)
- 安楽寺八角三重塔(長野県上田市)
- 大法寺三重塔(長野県青木村)
- 松本城(長野県松本市)
- 旧開智学校校舎(長野県松本市)
- 土偶「縄文のビーナス」(長野県茅野市)
- 土偶「仮面の女神」(長野県茅野市)
このうちの善光寺・安楽寺八角三重塔・松本城については以下の記事で詳しく紹介していますので、こちらもぜひ読んでみてください。
【関連記事】



信州の古刹・大法寺とは?国宝三重塔(見返りの塔)と1400年の歴史

一乗山観音院大法寺は、比叡山延暦寺を総本山とする天台宗のお寺で、大宝年間(701~704年)、飛鳥時代に藤原鎌足の子の定恵によって開山されました。
かつては大宝寺とも呼ばれていたそうです。
以来、1400年以上の歴史を持つ長野県でも有数のお寺として親しまれています。

イメージ:十一面観音菩薩像
御本尊は、苦しんでいる人をすぐに見つけるため、頭の上に全方向を見渡せる11の顔を持つという「十一面観音菩薩(十一面観世音菩薩)」。
十種勝利(現世利益)と四種果報(死後成仏)など、さまざまなご利益があり、奈良時代から多くの人に信仰されています。
そんな大法寺と言えば国宝三重塔が有名ですが、そのほかにも数多くの貴重な文化財を保有しています。
- 国宝:三重塔
- 重要文化財:厨子及び須弥壇
- 重要文化財:木造十一面観音像(御本尊)
- 重要文化財:木造普賢菩薩像
- 重要文化財:日本最古の鯱(しゃちほこ)
- 県宝:銅製鰐口
各文化財についてはのちほど詳しく解説します。
大法寺の国宝・三重塔とは

大法寺にある国宝 三重塔は、1333年(正慶二年)に建てられました。
この三重塔は、当時の最新建築技術を持ち、京の都の建物を多数手掛けた非常に優秀な宮大工さんをわざわざ大阪から呼び建ててもらったそうです。
1333年頃の大阪や京都と言えば、当時時代の超最先端、文化や経済の中心地でした。
かたや信濃国(現在の長野県)は、信仰の中心であった善光寺や諏訪大社以外、つまりこの辺りはいわゆる超田舎。
しかも、大阪から長野間(約450km)なんて、今みたいに新幹線使って4時間で行けるような時代じゃありません。

こういう人たちがいた時代です。
当時の移動手段は基本徒歩なので、1日20km歩いたとしても片道1ヶ月近くかかります。
都会の超売れっ子一流スター大工が、なぜ大変な思いをしてまで信濃に来て三重塔を建ててくれたのかはいまだによくわかっていないそうです。
一説によると、この辺りを治めていた塩田流北条氏が非常に強い力を持っていて、京都にも影響力があったからではないか、と言われています。

とにかく、そのおかげでこの場所には当時の最先端和様建築技術の粋を集めた、非常に美しい塔が建てられました。
塔の1階が、2階や3階に比べて大きく、塔全体に落ち着きや優雅さを感じさせる作りになっています。

さらに塔の手先(軒下を支えるパーツの『段数』)が二重、三重と変えられ、独特の変化を生んでいます。
この工法は三重塔としては非常に珍しく、現在この工法で建てられた三重塔はこの大法寺三重塔と、奈良興福寺の三重塔のみです。
…
何を言っているのかわからないと思いますが、僕もわかっていないので安心してください。
とにかく、当時の最新技術を持った宮大工が希少な工法で建てた三重塔が出来上がったわけです。
そのあまりの美しさから、何度も振り返り眺める人が絶えなかったため「見返りの塔」と呼ばれています。
大法寺・三重塔・青木村郷土美術館の基本情報(時間・料金・御朱印など)
| 住所 | 〒386-1603 長野県小県郡青木村当郷2052 |
| 電話番号 | 0268-49-2256 |
| 御本尊 | 十一面観音菩薩 |
| 拝観時間 | 4月~10月/9:00~17:00 11月~3月/9:00~16:00 |
| 駐車場 | あり(十数台分) |
| 休務日(定休日) | 無休 |
| トイレ | あり |
| 拝観所要時間 | 1時間程度(喫茶や美術館は別途) |
| 写真・動画撮影 | 本尊・鯱は撮影禁止 |
| 御朱印・初穂料 | あり(社務所にて)・各500円 |
| 三重塔拝観料金 | 300円 |
| 特別拝観料金(本尊・鯱拝観) | 700円 |
| 写経体験 | 2,000円 |
| 御祈祷 | 5,000円 |
| 支払い方法 | 現金のみ |
| ペット同伴 | 未確認 |
| 公式サイト | www.daihoujitemple.com |
大法寺は無休で、年中参拝可能です。
ただし、季節によって拝観時間が変わるのでその点に注意してください。
拝観に必要な所要時間は人によって異なりますが、ゆっくり撮影しながら楽しんでも1時間程度だと思います。
ただし、美術館や喫茶室でゆっくりしていきたい場合は、もう少し余裕を見ておきましょう。
三重塔の拝観料金は300円です。
ただし、「御本尊の木造十一面観音像」「重要文化財の普賢菩薩像」「厨子」「日本最古の鯱」を見るには、特別拝観料金が別途700円かかります。

御朱印は、社務所でいただけます。
11月時点では、以下の種類の御朱印が販売されていました。
- 通常の御朱印
- 季節限定の紅葉御朱印
- 国宝巡り御朱印(国宝のある別所温泉の安楽寺との共同頒布)
( ゚Д゚)(商魂たくましい!)
と思いましたが、こういう珍しい御朱印があると集めている人はテンション上がりますね。
初穂料(販売料金)はいずれも各500円です。

集めていないけど、紅葉御朱印には惹かれました。
青木村郷土美術館と喫茶室の基本情報(入館料・営業時間・休館日)
| 住所 | 〒386-1603 長野県小県郡青木村当郷2051-1 |
| 電話番号 | 0268-49-3838 |
| 休館日 | 月曜日、祝日の翌日、12月29日~1月3日 |
| 開館時間 | 9:00~16:30 |
| 入館料 | 一般200円 子ども(小中学生)100円 学生(高校生以上)150円 |
| 撮影可否 | 基本不可(企画展はOKの場合あり) |
| 所要時間 | 30分程度 |
| ペット同伴 | 不可 |
| 公式サイト | aokimuraartmuseum.wixsite.com |
大法寺の観音堂に向かう道の途中にある「青木村郷土美術館」と「喫茶室」の情報です。
青木村郷土美術館の休館日は月曜日ですが、月曜日が祝日の場合は開館し、翌日が休館日になる点に注意してください。
入館料は一般200円で、所要時間は30分程度。
当然ながら、著作権の関係で美術館内の撮影は基本的に不可です。ただし、企画展の場合は撮影できる場合もあるそうです。
青木村郷土美術館に併設されている喫茶室の定休日や営業時間は、青木村郷土美術館と同じです。

なお、美術館の公式サイトはスマホで見てください。スクロールバーが機能していないので、PCからだと見づらい…改善希望(笑)
大法寺・青木村郷土美術館・喫茶室へのアクセス・駐車場情報
大法寺は、長野県小県郡(ちいさがたぐん)青木村にあります。
上田駅とアリオ上田の間にある県道77号をまっすぐ進むと、松本市へ抜ける酷道…じゃなくて国道143号になるので、そのまままっすぐ進めば青木村に入れます。

まあ、青木村から松本市へ向ける区間に関しては、酷道と言ってもあながち間違いでは無いと思います
青木村に入ってしばらく進むと、右側に緑の看板で「大法寺」と書いてあるので右折します。
そのまま1~2分進むと、右側に「大法寺第一駐車場」と書いた看板があるのでまた右折。

あとは道なりに上って行けば、大法寺の駐車場に到着します。
国道の看板も、駐車場案内の看板も小さいので注意。

長野市街地から車で行く場合、高速を使えば1時間ちょっとで着きます。結構近いなと思いました。
大法寺と三重塔と青木村郷土美術館を楽しむための3つの注意点
大法寺と三重塔と青木村郷土美術館に行く前に、以下の3つの注意点をチェックしておきましょう。
日本最古の鯱は特別拝観でしか見られない!

鯱:イメージ
大法寺には、重要文化財である日本最古の鯱(しゃちほこ)がありますが、700円の特別拝観料を払って観音堂の中に入らないと見られません。

鯱のある厨子は外からも見られるので、鯱も頑張れば外から見られるのかなーと思って覗き込みましたが無理でした。
同じく重要文化財の本尊・木造十一面観音像と、侍従である木造普賢菩薩像も厨子の裏にあるため、特別拝観しないと見られません。
そして本尊様や日本最古の鯱は、撮影NG!

当たり前と言えば当たり前ですが、特別拝観で本尊や鯱を見られたとしても撮影は禁止です。
一応ダメ元で聞いてみましたが(聞くなよ)、やはりだめでした。

網膜に焼き付け、心のアルバムに保存しましょう。(←何言ってんだ)
青木村郷土美術館も撮影NG!

青木村郷土美術館も基本は撮影禁止です。
青木村郷土美術館に限らず、美術館関係は著作権があるためOKをもらえたことがありません。
写真撮影できれば取材の幅が広がるのに…。

網膜に焼き付け、心のアルバムに…(以下略)
大法寺と三重塔を散策してきました

大法寺の主な見どころは、以下の通りです。
- 大法寺本堂
- 青木村郷土美術館
- 一石路石碑
- 山本虎雄顕彰碑
- 観音堂
- 三重塔
駐車場~本堂周辺

駐車場の脇にお地蔵様の並ぶ道があり、ここから本堂に向かいます。

角を曲がると、すぐに本堂が見えてきます。

大法寺の本堂です。
…
ええと…
でかくて立派。
以上( ゚Д゚)!
特に見るべき点も、解説するべき点もありません。
大変失礼なのは重々承知です。
ですが、公式ですら本堂にはほとんど触れていません。
なので…ええと…
でかくて立派。
観音堂へ向かう道

本堂から道に出ると、長い坂道が現れます。
大法寺の観音堂と三重塔はこの道の先です。

道の途中に並んでいるのは、羅漢を象った羅漢石像です。
羅漢(らかん)とは、修行者が長く厳しい修行の末に悟りを開き、人々から尊敬を受けるにふさわしい境地へ至った聖者のことで、阿羅漢とも呼ばれます。

要は、「修行しまくってレベル99のカンストまで至ったお坊さん」です。

大法寺にはあちこちに羅漢石造がありますが、いずれもユニークな表情やしぐさをしています。
というのも、羅漢はあくまでも「仏に限りなく近づいた人間」であって、感情を超越した仏様ではありません。
そのため、泣いたり、笑ったり、お酒のようなものを飲んだりと、僕たちと変わらない姿で像が作られている場合も多いそうです。

羅漢石像のすぐそばには、青木村郷土美術館と喫茶室があります。
こちらは後で紹介しますのでいったんスルー。

俳人であり、小林一茶評論研究家としても知られる「栗林一石路(くりばやしいっせきろ)」の石碑。
栗林一石路石碑。
文字にすると、なんだかよくわかりませんね。最初見たときは、人の名前+石碑だとは思いませんでした。
石碑には彼の句である
「シャツ 雑草に ぶっかけておく」
と書かれています。
詳しい方の解説によると、暑い日に農業か何かをやっていて、たまらず豪快にシャツを脱ぎ、雑草の上に投げ捨てた、という豪快な句だそうです。

大法寺の観音堂が見えてきました。
観音堂周辺

階段を登ると、正面に観音堂、左奥に三重塔が見えてきます。

三重塔に行く前に、社務所で拝観料300円を支払いましょう。
観音堂内部特別拝観を希望する場合は、さらに700円が必要です。
御朱印やお守りもここで売っています。
境内の様子です。

大法寺の観音堂には、4つの重要文化財が安置されています。
- 厨子及び須弥壇
- 木造十一面観音像(御本尊)
- 木造普賢菩薩像
- 日本最古の鯱(しゃちほこ)
1の「厨子(ずし)」は、仏像を安置するための箱で、「須弥壇(しゅみだん)」は仏像を置く「高い台」、ステージのようなものです。
2の十一面観音像は最初に解説したので割愛します。

イメージ:普賢菩薩
3の普賢菩薩(ふげんぼさつ)は、白い象に乗った仏様で、慈悲を司り、また女性の守り神としても知られています。

鯱:イメージ
4の鯱は、頭が虎で体は魚という空想上の生き物で、水を呼ぶ力があるとされていたため、建物の魔除けとして設置されました。
大法寺の鯱は、鎌倉時代末期から室町時代初期に作られた、日本に現存する鯱の中でも最古の鯱です。

ちなみに、鯱は海にいる「シャチ」という意味もあります。なので、より正確にしゃちほこを表す場合は「鯱鉾」と書きます。
この鯱、観音堂の外からは見えそうで見えない、絶妙な位置にあります。(笑)
本当にギリギリ見えません。見えそうですがどう頑張っても無理です。
というわけで、鯱を見たい方はおとなしく特別拝観しましょう。

本尊である十一面観音像と普賢菩薩像は厨子の裏にあるので、外からは絶対に見えません。

斜めから見た観音堂。
いつもそうですが、この角度から見る仏閣が大好きです(*´▽`*)

観音堂内部。
正面奥にあるのが「厨子」と「須弥壇」で、この厨子の上に鯱、裏に御本尊があります。
今回、特別拝観して十一面観音像、普賢菩薩像、鯱を見てきましたが…
仏像に興味の無い方は無理して見なくてもいいかも。

昭和恐慌期にこの地域で農民組合運動を主導し、「昭和の義民」と呼ばれた山本虎雄の顕彰碑です。
農民の生活向上と権利擁護のために闘い、治安維持法による厳しい弾圧にも屈せず、反戦平和と民主主義の実現に生涯を捧げました。
戦前から戦後にかけては、青木村の村会議員や収入役を長く務めたそうです。

山本虎雄氏は1989年に亡くなっているのに、その功績を称える石碑は2021年、つい最近建てられました。…謎だ。(笑)
三重塔周辺を散策

では、いよいよ三重塔へ向かいます。

詳しい説明は先ほどしたので、写真メインでどんどん紹介していきます。

真下まで来ました。
見上げる構図も好き。
決して派手さはありませんが、端正な美しさと凛とした佇まいを感じます。
僕の好きな構図からもどうぞ。(笑)
鳥のさえずりしか聞こえません。

道を少し登って三重塔を見ると、また違った表情を見せてくれます。
個人的には、正面より全体が分かりやすくて美しいと思いました。

「見返りの塔」ということで、ここで振り返ってみました。
みんなどこで振り返るんでしょうかねえ…。

ちょっと離れると、自然の中に溶け込んで…
…
( ゚Д゚)(この角度だとちょっと地味だな)
※言っちゃった

登った場所から見える、観音堂と青木村の風景も最高です。
古き良き信州の風景って感じがしますね。
たぶん、お寺という場所柄、昔とそう大きく風景は変わっていないんじゃないかと思います。

時間帯や角度によって、三重塔は様々な表情を見せてくれます。
写真撮影メインの方は、ちょっと粘ってみるといいんじゃないでしょうか。

完全に逆光ですが、これはこれでシルエットが浮かび上がって幻想的。

これ、ひょっとして夕日の時間帯になるとものすごい写真が撮れるんじゃ…
最高の動画が撮れました。(自画自賛)

三重塔の近くには、左側のケヤキと右側のアベマキ、2種類の木が交わりまるで一つの木のようになった「連理の木」があります。
2つの木が交わって環を作る現象は珍しいそうで、良縁や夫婦円満、恋愛成就の象徴になっているそうです。

200円で「良縁の矢」を買い、連理の木の環(黄色い枠線内)に向かって投げて見事入れば恋愛が成就するそうです。
…ところで…
( ゚Д゚)(良縁の矢ってどこで買えるん?)
この辺りにはそういったものが見られないのですが、社務所でしょうか?
恋愛成就にさほど興味がなかったのと、探す「ずく」がありませんでした。
興味のある方は、ぜひ良縁の矢を探してお試しください。

…あ、一応県外の方に説明しますが、「ずくがない」は長野の方言で、「だるい」「やる気が出ない」「めんどくさい」みたいなニュアンスです。
青木村郷土美術館と喫茶室:名店PHILOCOFFEAのコーヒーと限定スイーツを楽しむ

帰る前に、青木村郷土美術館と喫茶室にも寄りました。
残念ながら美術館は撮影ができないので写真は紹介できませんが、常設展示室ではさまざまな美術品や作品が展示されています。
- 大法寺・国宝三重塔の復元壁画4点
- 三重塔で使用されていた水煙、九輪の一部、竹釘、桧皮
- 小諸市出身の画家・小山敬三の『ばら』
- 山本鼎の水彩画『山村風景』
- 丸山晩霞の水彩画『千曲川の簗』
- 農村の風俗人形『木片人形(こっぱにんぎょう)』
- その他企画展
入館料はわずか200円(一般)なので、興味のある方はぜひ見ていってください。

そして、青木村郷土美術館の横には併設カフェがあります。
その名も…『喫茶室』!
もうちょっとこう…なんというか…
いや、わかりやすくていいんですけど。

お店の正式名称がどこかにあるんじゃないかと思って、何度も探しちゃったよ…

ほかにお客様がいたので全体は撮影できませんでしたが、店内はこんな感じ。
非常に落ち着ける雰囲気です。

こちらが喫茶室のメニューです。
本当に失礼な話ですが、山奥自然豊かな場所にあるカフェなので、メニューとかも適当でゆるーくやってるんじゃないかなーなんて思ってたんですが…
めちゃくちゃしっかりしています。
町中にある多くのカフェよりも、ずっとちゃんとしています。
特にコーヒーは「PHILOCOFFEA(フィロコフィア)」という、コーヒー好きの間では超有名なスペシャルティコーヒーの豆を使用しています。

じゃあもうちょっと店名もちゃんと…いやなんでもないです。

今回、立ち寄ろうと思ったのは、コーヒーにこだわっていた点と、この季節限定「あっぷるシナモンロールアイス」が気になったからです。
青木村産のリンゴが入った手作りのシナモンロールの上に、有名な蓼科・長門牧場のバニラアイスが乗っています。
( ゚Д゚)「こんなの絶対うまいじゃん!」
季節限定「あっぷるシナモンロールアイス」が絶品!

というわけで注文しました。
上にかかっているソースは、青木村で作っている「見返り漬け(見返り梅)」という梅漬けを使用したソースで「あまもっくりソース」だそうです。
あまもっくりは信州北信地域の方言(初めて聞きましたけど)で、「甘もっくり」とも書き「まろやかで優しい甘さ」のことを指します。

ちなみに、坂城町では似たような言葉の「あまもっくら」がありますが、こちらは激辛なおしぼりうどんに使われる言葉でまったく違います。

さすが長門牧場。
アイスは非常に濃厚で、下手するとソースやパンの甘みすら吹き飛ばすほどの甘さです。
その上にかかっている梅ソースは、言われないと梅だとわからないくらいほんのりとした酸味と甘さ。
ものすごく甘いアイスとのバランスがうまく取れています。
アップルシナモンロールはほんのり甘く、シナモンもきつくなく食べやすい味ですが、中身のリンゴが出てくるといきなり甘くなるというサプライズ仕様。
どこをどうやって食べても、甘くておいしかったです。

それぞれの配合によって甘さや味が変わる、不思議なスイーツでした。

なんか、偶然撮れたいい感じの写真。(笑)
PHILOCOFFEAのコーヒーは濃く、それでいて苦味は少なく万人受けするコーヒーだと思います。
僕は非常に好みでした。
PHILOCOFFEAについて詳しく知りたい方、コーヒーが好きな方はぜひPHILOCOFFEA代表、粕谷哲さんの著書を読んでみてください。
まとめ:大法寺と三重塔は、自然の中をのんびり散策できる場所でした

今回は、長野県青木村にある大法寺を紹介しました。
正直な話、めちゃくちゃ映えるものとか、楽しいスポットがあるわけじゃありません。
はっきり言って地味です。

ですが、そのおかげで人も少なく、平日であれば国宝と重要文化財、豊かな自然を独り占めできます。
たぶん、県内で一番のんびりみられる国宝です!(褒めてます)
大法寺の境内をのんびり散策し、三重塔や観音様、美術品を見て楽しみ、喫茶でおいしいコーヒーとスイーツを頼んで一息つく。
たまには、そんな一日もいいんじゃないでしょうか。
国宝マニアの方はもちろん、なんか心が疲れたと感じている方は、ぜひ一度青木村と大法寺に訪れてみてはいかがでしょうか。
このブログでは、大法寺以外にも青木村の観光スポットをたくさん紹介しています。以下の記事も読んで、ぜひ青木村を満喫してください。
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県外や遠くから来た方で、青木村や別所温泉を泊りでゆっくり見て回りたい方は、ぜひ「花屋」さんでの宿泊をおすすめします。
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