今回は、長野市 若穂にある阿弥陀山 清水寺(あみださん せいすいじ)を紹介します。
長野市の奥地(失礼)に、綺麗なお堂と紅葉で有名なお寺があるという情報は聞いていて、興味はあったのですが…
( ゚Д゚)(今年は熊が多いし、人のいない山奥はちょっと怖い…)

行く前のHIROさんの頭の中のイメージ
と、勝手に “廃寺寸前の場所に違いない” というめちゃくちゃ失礼なイメージをしてしまい、なかなか足が向きませんでした。
そんな折、紅葉が見ごろという情報をもらい、熊鈴と熊スプレーを持って向かった結果…
正直に言います。

めちゃくちゃ綺麗でした!
しかも想像の10倍くらい人がいて、超にぎわってました!
完全に舐めていました!
関係者の皆様…
本当に申し訳ねえ( ゚Д゚)!
紅葉が綺麗なのは言うまでもなく、奥にある観音堂を見たときの感動たるや…
というわけで、勝手に失礼なイメージした罪滅ぼしというわけではありませんが、紅葉シーズンの清水寺をたくさんの写真や動画とともに紹介します。

有名な京都の清水寺や、近所の龍燈山 清水寺もあって紛らわしいのですが、毎回阿弥陀山 清水寺と書くのはダルいので、記事では「清水寺」で表記します。
信州の秘境寺・清水寺とは:山上の観音堂と、紅葉や牡丹が美しい名所
長野市若穂保科地区にある清水寺は、地元の人から「保科のお観音さん」「ぼたんのお寺」として親しまれている真言宗智山派のお寺です。
また、信濃三十三番札所の十六番札所としても知られています。
最大の見どころ「山上の観音堂」

清水寺と言えば、山の上にある真っ赤な観音堂です。
深い森の中を歩いていると、突如京都の清水寺を思わせるせりだした舞台風の赤いお堂が現れます。
その様子は息をのむほど美しいです。

ちなみに、京都の清水寺とは宗派的に全くつながりはありませんが、どちらも「坂上田村麻呂」に縁があるという意外な共通点があります。
おすすめの季節は紅葉と牡丹(ぼたん)の二大シーズン

清水寺は、紅葉シーズンになると境内にある100本以上のオオサカズキモミジが一斉に色づき、最高のシーズンを迎えます。
清水寺が最も混雑する時期です。
今回、少し遅い時期に来たんですがなんとか紅葉に間に合いました。

イメージ
また、紅葉シーズンと並んでおすすめなのが牡丹(ぼたん)が見頃を迎える5月頃です。
5月になると、境内に植えられた数百株の牡丹の花が一斉に咲き誇ります。
この時期は紅葉シーズンほど混雑しませんし、情報も少ないのでむしろ狙い目かもしれませんね。
とか言いつつ、僕は紅葉シーズンに来てしまったわけですが、(笑)
なお、若穂は雪の多い地域のため冬(12月~3月頃)の参拝や観音堂拝観はおすすめしません。
特に観音堂への山道は積雪・凍結で非常に危険な状態になるので、もし行くのであれば装備は万全に。
清水寺にある6つの文化財

千手観音像のイメージ
- 木造千手観音及脇侍地蔵菩薩像(観音堂)
- 木造薬師如来坐像(本堂)
- 木造阿弥陀如来立像(本堂)
- 木造聖観音立像(本堂)
- 木造広目天像(観音堂)
- 木造多聞天立像(観音堂)
「あるそうです」と書いたのは、残念ながら今回の取材ではお目にかかれなかったので…
機会があれば取材して追記します。

拝観を依頼すれば見られるのでしょうか…だれか…情報下さい…(笑)
清水寺の基本情報(拝観料・見学所要時間・御朱印など)
| 住所 | 〒381-0102 長野県長野市若穂保科1949 |
| 電話番号 | 026-282-3701 |
| 拝観時間 | 9:00~16:00 |
| 駐車場 | あり(約30台) |
| トイレ | あり |
| 見学所要時間 | 30分~2時間 |
| 御朱印 | あり(社務所にて) |
| 入場料 | 無料 |
| 拝観料 | 1,000円(要事前申し込み) |
| ペット同伴 | 可能 ※ただし観音堂などの建物内は不可 |
| 公式サイト | 無し |
清水寺の拝観時間(参拝時間)は9:00~16:00となっていて、境内への入場は無料です。
見学所要時間は、本堂や境内周辺を見て撮影するだけなら30分くらいあれば十分でしょう。
ただ、山の上の観音堂まで歩いて行ってゆっくり撮影したい場合は、2時間近く見ておいた方が良いと思います。

御朱印は、本堂横の社務所でもらえます。
なお、事前に申し込めば有料で本堂内部拝観ができるらしいのですが、何が見られるのかという情報が見つけられませんでした。
拝観したことがある方、情報下さい…。

公式サイトもないし、情報が少なすぎるのよ清水寺さん…( ;∀;)
清水寺へのアクセス・駐車場情報:行き方が少し複雑なので注意
阿弥陀山 清水寺は、長野市若穂保科地区にあります。
行き方がちょっと難しいです…地元の人以外はナビを使った方が確実かも。
長野市大豆島から、落合橋という大きな橋を渡ると菅平に向かう県道34号長野菅平線になるので、そのまままっすぐ進めば若穂地区に入れます。
そこからはほぼ1本道です。
右手側に長野市立保科小学校が見えたら、次の小さな橋を左折してください。

その後、突き当りを右折してまっすぐ進めば左側に清水寺、右側に駐車場が見えてきます。
清水寺周辺のおすすめランチ・カフェ情報
なお、清水寺の周辺にはジビエの食べられるお店や有名なカフェ、猫カフェなどユニークなお店がたくさんあるので、ぜひ探してみてください。

ねこぽぽテラス公式HP(www.studiosayap.com)

ねこぽぽテラス店内
例えば、清水寺のすぐ近くには、おいしい焼き立てピザが食べられる「ねこぽぽテラス」があります。

和猫本舗の猫様
猫好きの方には景色と猫の癒しのカフェ&宿「和猫本舗」もおすすめです。
この辺りで宿泊するなら、松代の「黄金の湯 松代荘」もおすすめ。

その名の通り鉄分を多く含む「黄金色の温泉」が特徴の、ゆったりできる宿泊施設です。

僕も一度行きましたが、昔ながらの温泉施設の雰囲気を残しながらも、スーパー銭湯の楽しさや、ホテルの清潔さを兼ね備えた素敵な場所でした。
清水寺を楽しむための2つの注意点
清水寺を楽しむための、2つの注意点を解説します。
「きよみずでら」ではなく「せいすいじ」

阿弥陀山 清水寺について、いろいろと紛らわしいのでここで情報を整理しておきます。
まず、阿弥陀山 清水寺は「きよみずでら」ではありません。
京都の清水寺を思わせる観音堂の姿から、「きよみずでら」と読む方がいますが、正式名称は「せいすいじ」です。
また、今回紹介している阿弥陀山 清水寺のある場所は長野市の「若穂」地区ですが、ここから車で20分ほど行った松代地区にも「龍燈山 清水寺(りゅうとうざん せいすいじ)」があります。
- 若穂地区→阿弥陀山 清水寺
- 松代地区→龍燈山 清水寺
- 京都府 →音羽山 清水寺
さすがに京都の清水寺と間違える人はいないと思いますが、松代と若穂の清水寺はしばしば混同している記事もあります。
それぞれ別のお寺なので注意しましょう。
人が多いときは観音堂まで車では行かない方が良いかも

清水寺最大の見どころである山の上の観音堂ですが、本堂から急勾配の山道を15分ほど登る必要があり、けっこう体力的にしんどいです。
僕が取材した日も、諦めて途中で引き返してくる人がちらほらいました。
実は、観音堂までは車でも行けます。
ただ、休日や紅葉シーズンといった混雑する日に車で行くのはおすすめしません。
道が狭いうえに、景色に見とれていたり写真撮影に夢中になっている人がたくさんいて車で通るのは危険です。
たまに歩いている人に睨まれます。道があるのに理不尽な話ですが。

観音堂までなんとかたどり着いても、駐車スペースは観音堂の前にある場所に堂々と駐車する形です。
(# ゚Д゚)(チッ…邪魔だなあ…)
と、観音堂を撮影している人たちからの視線が冷たいというか、痛い。
少なくとも僕は、そんな状況で平然としていられるメンタルは持っていなかったので、歩いていきました。
次があったらやはり歩きます。

ただし、人が少ない平日は熊避けも兼ねて、車で行ってもいいと思います。
紅葉が美しい清水寺境内をのんびり散策

それでは、清水寺を紹介していきます。
本堂・社務所・鐘楼

門をくぐると、すぐ目の前に立派な本堂が見えてきます。
廃寺寸前どころか、きちんと管理された超立派な建物です。
過去の僕をぶん殴ってやりたいですね。
それか、清水寺の関係者様にぜひぶん殴っていただきたい。

よく見ると、真田家の旗印「不惜身命の六文銭」があります。
真田家との直接的なかかわりに関する資料は見つかりませんでしたが、ここ保科や近くの松代地区は真田家の領内だったので、影響を受けているのかもしれません。

僕は、歴史的な建物は斜めから見るのが好き派です。

本堂の左側には、御朱印がいただける社務所と、奥にお手洗いがあります。
もし観音堂に行くつもりなら、必ずトイレは済ませておきましょう。

鐘楼と梵鐘は、鳴らしても良さそうです。(たぶん)
マナー・ルール・一般常識・その他諸々に留意して鳴らしましょう。
本堂周辺の動画です。
境内の階段

ある意味、清水寺一番人気のポイントがこの階段です。

見ての通り、紅葉シーズンの美しさは格別。

この日も、国内外問わずさまざまな人たちが写真を撮りに来ていました。

光が綺麗に当たる場所では、よりはっきりと赤と黄色と緑のコントラストが映し出されていて最高でした。

余談ですが、今回景色が美しすぎて500枚くらい撮影してしまいました。

5分ほど階段を上ると、長野県の観光地ではおなじみの「熊出没注意」の看板が出てきます。
普段ならここでいったんビビッて熊スプレー握りしめるところですが、今日は人が多いので余裕です。
右に行くと観音堂へ行く道が続いています。
もし平日など人が少ないときに観音堂まで歩いていくなら、念のため熊鈴を持って行くのがおすすめ。
1,000円~数千円でトラブルのリスクが下がると思えば、安いお守りだと思います。

山だらけの長野県では、清水寺以外の場所でもきっと活躍するはず。
観音堂までの道

熊出没注意の看板から、15分ほど山道を歩きます。
紅葉シーズンであれば、美しい道を楽しみながら歩いて行けます。
道が長いのはもちろん、勾配がきついのでゆっくり歩いていきましょう。

途中に階段があって道をショートカットできますが、その分道以上に急角度になってるので、体力と相談して利用してください。
体力に自信がない方は、多少遠回りになっても道を歩いて行った方が確実です。

しばらくするとちらっと建物が見えてきます。
ちなみに、この最後のショートカット階段はかなり道が悪いので注意。

奥に観音堂が見えてきました。
手前にあるのは手水舎のようですが、この日は水は入っていませんでした。
気持ちだけ禊しておきます。

手水舎の横には不動明王像?がありました。

手水舎まで来れば観音堂は目の前ですが、実際にたどり着くにはもうちょっと道を上らないといけません。
観音堂に人がいるのが見えますね。

観音堂の真下に来ました。
ここからみる観音堂も圧巻です。
真っ赤な観音堂に到着

観音堂に到着しました。
紅葉に色づく本堂や階段付近と違い、この時期の観音堂は木々の色が薄くどこか寂し気な雰囲気です。
ですが、それはそれで真っ赤な観音堂の存在感を引き立てていて別の美しさがあります。

静寂な景色の中、存在感MAXの赤くピカピカと輝く観音堂。
ですが、存在感はあっても違和感を抱かない不思議な光景です。
周りの景色はこんな感じです。
春は、正面の桜が花を咲かせ、もっと美しい姿を見せてくれるそうです。

観音堂に入ってみます。
中も外観同様に真っ赤です。
観音堂からは、登ってきた道を見下ろせます。
残念ながら、木々が生い茂っているせいで景色は楽しめません。

おそらく、この奥に重要文化財である「木造千手観音及脇侍地蔵菩薩像」「木造広目天像」「木造多聞天立像」があるはずです。
顔を近づければ中を覗いたり撮影もできます。
もちろん僕も、近くにいたおじさんも、その近くにいたカップルも、その近くにいたご家族も全員覗き込みました。
一応写真も撮りましたが、ちょっと不敬な気がしたので載せるのは止めておきます。
覗くなとは書いてなかったので、実際に訪れて見てください。
ちなみに天井も美しいです。
せっかくなので、紅葉の清水寺の写真と動画をもっと見てほしい!
さて、清水寺の紹介は終わりですが、今回紅葉シーズンで綺麗な写真がたくさん撮れたので紹介させてください。
観音堂からの帰り道。
日の入り方が最高でした。


「熊出没注意」の看板がある場所から本堂まで下る階段付近です。

本堂付近の階段からの写真です。


ふと、上を見上げると、黄色い屋根に覆われていました。



観音堂に負けないほど魅力的な赤い紅葉が綺麗です。
まとめ:阿弥陀山 清水寺は、どこを切り取っても絵になる最高のお寺でした!

長野市 若穂保科地区にある阿弥陀山 清水寺を紹介しました。
なんでもっと早く来なかったんだろう…
桜の季節とか、新緑の季節にも来たかった…
それくらい後悔するほど綺麗なお寺です。
市街地からはちょっと遠いのですが、来て後悔はさせません。
さらに、この若穂地区はまさに県外の皆さんがイメージする「ザ☆信州!」みたいな懐かしい景色が残る美しい地域ですし、周辺にはおもしろいお店もたくさんあります。
もともと好きな地域でしたが、今回の清水寺も知ってさらに好きになりました。
みなさんもぜひ一度訪れてみてください。
阿弥陀山 清水寺周辺には、他にも楽しい観光スポットがたくさんあります。以下の記事も参考に、ぜひ長野市を満喫してください。
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