長野県長野市 松代にある「竹山随護稲荷神社(たけやまずいごいなりじんじゃ)」は、美しい鳥居が並び、松代の町や山を一望できる景色が見られる場所です。
この竹山随護稲荷神社周辺は、松代城跡や松代大本営地下壕、象山神社といった見どころも多い場所なので、松代に来たらぜひ竹山随護稲荷神社にも寄ってみてください。
「これから竹山随護稲荷神社に行ってみたい方」「すぐには行けないけど、どんなところか興味ある方」のために、今回僕が竹山随護稲荷神社に行ってきました!
竹山随護稲荷神社の写真や感想、さらに竹山随護稲荷神社を安全に、楽しく回れるよう解説もしています。
松代に遊びに行く予定の方、神社が好きな方はぜひ読んでみてください。
竹山随護稲荷神社は江戸から紆余曲折を経て遷座された神社

竹山随護稲荷神社の歴史は、かなり複雑です。
詳しく解説すると、「真田〇〇と真田△△」「神仏分離令」など、歴史に詳しくない人の頭の配線がショートするような単語がたくさん出てきます。
しかも、素人の僕が調べたところで、公式の松代観光協会の解説より詳しい解説ができるはずもありません。
っていうか、いまこれ読んでいるあなた方も絶対読み飛ばすでしょ。(確信)
なので、歴史が苦手だったり、興味がない方のために、僕なりの解釈でわかりやすく、ざっくり竹山随護稲荷神社の歴史を説明しますね。
竹山随護稲荷神社は、元々江戸時代の武士「真田信親(さなだのぶちか)」が江戸の屋敷で祀っていた神社です。

イメージ:真田幸村像
ちなみに、真田信親は真田昌親の三男で、その真田昌親の兄はあの有名な戦国武将「真田幸村(真田信繁)」です。

…わかりにくいっ!なんでこう日本の歴史というか名前は複雑なのか…
その後、竹山随護稲荷神社は真田信親の養子・真田信弘に引き継がれますが、真田宗家の後継者問題やらなんやらが発生。
竹山随護稲荷神社は1703年(元禄16年)に江戸から海津城(松代城)に遷座(神体・仏像を移すこと)されました。
その後またなんやかんやあって、今の場所に落ち着いたそうです。
以上( ゚Д゚)。
なお、今の社殿は明治の中頃に建立されました。

どうりで鉄骨で補強されてて近代的すぎるな、と思っていたのですがそういうことらしいです。
もっとちゃんとした情報教えろ!
とか思った勉強熱心な方は、やっぱりちゃんとした松代観光協会のサイト見たほうがいいと思います。
ところで、そもそも稲荷神社って?

伏見稲荷大社:イメージ
稲荷神社とは「稲荷大神(稲荷神)」を主祭神とした神社のことです。
稲荷神は、別名「宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)」とも呼ばれています。
「いなり」は「稲成り」とも書き、稲荷神は五穀豊穣や商売繁盛の御利益があるそうです。
そんな稲荷神社ですが、実は全国各地にあります。
皆さんも、近所で赤い鳥居と狐の像が祀られた稲荷神社を見たことありませんか?
国民のほとんどが農業をしていた江戸時代は、当時とても信仰が強かった時代です。
なので、五穀豊穣の神様であるお稲荷さんが全国で祀られたのはある意味当然の流れでした。

伏見稲荷大社の鳥居イメージ
そんな稲荷神社の総本宮は、赤い鳥居が無数に並ぶ圧巻の光景で全国的にも有名な、京都の伏見稲荷大社です。
「お稲荷さん=狐」ではない!?

ところで、「お稲荷さん=きつね」と思っている人、怒らないから正直に手を挙げてください。

はーい。
僕も知りませんでしたが、実は「お稲荷さん=狐」ではありません。
稲荷神は宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)という女神さまで、狐に乗っていたり、従えている美しい御姿で書かれていることが多いです。
つまり、狐はあくまでも稲荷神の使いです。
女神様のはずなのに、場所によってはご年配のおじいさんで描かれていたりしますが…そこはいろいろあるんだと思います。

イメージ
そんなお稲荷様、実は「めちゃくちゃ神格の高い、超偉い神様」です。
宇迦之御魂大神の父親はゲームや漫画でもおなじみの「須佐之男神(スサノオ)」で、須佐之男神の姉は日本最高神「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」。
つまり、お稲荷さんは日本で一番偉い神様の姪です。

なので怒らせると怖いです。
竹山随護稲荷神社の基本情報(参拝時間・御朱印・所要時間)
| 住所 | 〒381-1232 長野県長野市松代町西条487 |
| 参拝時間 | 24時間 |
| 休務日 | なし |
| 御祭神 | 宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ) |
| 御朱印 | 未確認 |
| 電話番号 | なし |
| 参拝料 | 無料 |
| トイレ | 無し |
| 所要時間 | 15分程度 |
| ペット同伴 | 禁止はされていないが推奨しない |
| 公式サイト(松代観光協会) | https://www.matsushiro-kankou.com/ |
竹山随護稲荷神社は無人の神社なので、24時間365日参拝できます。
参拝にかかる所要時間は15分程度です。
ただ、住宅地の中にありますし、暗くて危ないので夕方以降の参拝はやめておきましょう。

僕が警察なら、夜に竹山随護稲荷神社へ行く人がいたらまず間違いなく職務質問します。
御朱印に関してはいろいろ情報を探しましたが、どうやらなさそうです。
ペットに関しては特に禁止とは明記されていませんが、一般的に神社に愛犬を連れて行くのはマナー違反です。
推奨されていないのであれば、連れて行くのはやめましょう。
竹山随護稲荷神社へのアクセス・駐車場情報
竹山随護稲荷神社の場所は、長野市松代地区です。
松代城跡や真田宝物殿がある場所から、少し山側に向かっていった細い道の途中にあります。
近くには有名な松代大本営地下壕跡(象山地下壕)もあるので、松代大本営地下壕跡に向かう途中で見つける方も多いかもしれません。
僕も偶然見つけました。松代は歩いているといろいろな場所を見つけられて、本当に楽しい町です。

なお、竹山随護稲荷神社には駐車場がないので、周辺の有料駐車場を利用しましょう。
竹山随護稲荷神社を安全に楽しむためのポイント・注意事項
竹山随護稲荷神社参拝時の注意点を解説します。
住宅街のど真ん中なので、行動や写真撮影には注意する

竹山随護稲荷神社で写真撮影をする際は、行動や撮影する場所に注意しましょう。
というのも、竹山随護稲荷神社のある場所は住宅地の中です。
写真映えする美しい鳥居で興奮して写真を撮りたくなる気持ちはわかりますが、騒いだりプライバシーを侵害するような写真を撮影しないようにしましょう。
特にSNSやブログに載せる写真の場合、載せる前に個人情報などが映っていないかどうかをしっかりチェックしてから載せてください。
上記の理由で、今回の写真は撮りたい角度の写真が撮れなかったりと結構苦労しました。

今回、一部の写真にはぼかし加工をしていますが、そういう事情です。
オオスズメバチに注意!

参考写真
季節にもよると思いますがオオスズメバチに注意してください。
竹山随護稲荷神社は山の近くにあり、この日も親指サイズのオオスズメバチが爆撃機みたいな音とともに、何匹も飛んでいました。

おそらく、上記写真の竹山随護稲荷神社に行く途中の階段右側の草むら、写真のこの辺りにオオスズメバチの巣があると僕は睨んでいます。
マジで洒落にならないサイズでしたし、刺されたらもっと洒落になりません。
注意して登るか、危ないなと思ったら無理せず引き返すのも大切です。
こういう蜂や蚊の多い場所によく来るのであれば、「おにやんま君」があると良いかもしれませんね。
テレビなどでもおなじみ、見えることに付けておくだけで虫が「天敵オニヤンマがいる」と認識して寄ってこないという伝説のアイテムです。
僕も持っていますが、蚊とか小さな虫には本当に効果がある気がします。(実験したわけじゃないのであくまでも体感ですけど)
まあ、スズメバチのような昆虫界幹部レベルの存在に対して正直どのくらい効果があるか疑問ですが…
熊鈴と同じで、「安いし、お守り代わりに持っておいて損はないアイテム」だと思います。

類似品が多いので要注意(笑)
周辺の有料駐車場の場所がわかりにくいので注意

イメージ
竹山随護稲荷神社周辺は駐車場探しに苦労するかもしれません。
竹山随護稲荷神社の近くにある駐車場は2つ。
- 少し離れた代官町駐車場/象山東駐車場(無料)
- 竹山随護稲荷神社のすぐそばにある象山駐車場(2時間200円)
おすすめは上記地図の代官町駐車場(無料)ですが、停められる台数が少ないのが難点。
代官町駐車場が空いてなかったら、有料ですが象山駐車場に停めましょう。
ただ、象山駐車場も駐車できる台数が少ないので、休日は特に注意が必要です。
ほかにも、松代城跡付近に市営駐車場がありますが、そこから竹山随護稲荷神社まで歩いてくるのは遠すぎます。
道幅も狭く、駐車場を探してきょろきょろしていると車をぶつける可能性もあるので、あらかじめ駐車場の場所は確認しておくといいでしょう。

「どこに駐車場あるんじゃボケエエエエ!」と思わず叫びそうになりました。
竹山随護稲荷神社を参拝!
さて、それでは竹山随護稲荷神社を参拝していきましょう!
参道:美しい朱色の鳥居をくぐる

松代城や松代藩文武学校(旧文武学校)、象山神社のある道をまっすぐ南に進むと、立派な赤い鳥居が見えてきます。
ちょっと上のほうに見えている、まるで要塞のような建物が竹山随護稲荷神社です。

神社というより城か砦と言ったほうがぴったり。

竹山随護稲荷神社へ行くには、民家と民家の間にある鳥居を突っ切ります。
人がいたら挨拶しておきましょう。

住民の方に申し訳ない気持ちを覚えつつ、美しい鳥居を進みます。

さすがに伏見稲荷大社のようにはいきませんが、それでも美しい朱色の鳥居が並んでいます。
昔の写真はもっとボロボ…じゃなくて年季の入った感じだったのですが、最近塗り直されたのかもしれませんね。

一番最初の鳥居だけなぜか年季入ったまま…
見よ、この神秘的な美しさ。
異世界の入り口のようです。

竹山随護稲荷神社に行く途中には、婦人病快癒・安全祈願の御利益がある淡島神社があります。
男性は、スズメバチに刺されないよう安全祈願をお願いしましょう。
社殿:お狐様から見上げる本殿が圧巻!

稲荷神社らしい、お狐様と鳥居。
余談ですが、お稲荷さんは「合う」「合わない」がはっきりあるそうなので、なんとなく足が進まないと感じた方は無理して進まないように。

お狐様から見上げる竹山随護稲荷神社は圧巻です。

本当に城や要塞じゃなくて神社なんですよね?
このような、崖や急斜面、谷など高低差のある場所で建物を支える構造の神社仏閣を「懸造り」と言います。
長い柱と梁(貫)を格子状に組んで建物を支える、日本特有の伝統的な建築様式です。
最も有名なのが京都の清水寺の舞台ですが、実は偶然にも長野市若穂にも同じ名前の「清水寺」という懸造りのお寺があります。
※ただし読み方は「せいすいじ」
興味のある方は清水寺を取材したこちらの記事も読んでみてください。

さて、話を竹山随護稲荷神社に戻しますが、稲荷様を少し進んだこの辺りが冒頭でお話したスズメバチ注意エリアです。
右側の藪の中に巣があるっぽい。
間違っても、植物の写真撮影や採取(蜂がいなくてもダメですよ)のために足を踏み入れたりしないように。
どうでもいい話なんですが、スズメバチにもいろいろ種類があるそうです。

まあどれも攻撃的で、刺されると痛くて危険という意味ではどれも変わりませんが。

竹山随護稲荷神社に到着しました。

千羽鶴や絵馬が、たくさん奉納されています。
商売繁盛を祈願しようとしたんですが、周りでぶんぶん飛んでいるスズメバチが怖くて集中できず。

(えっと、あの、その今年もよろしくおねがいいたします)
スズメバチに怯えていたせいか、願い事が思い浮かばず、ざっくりとしたお願いだけしておきました。
まあ、ある意味無欲で神様への願い事としては一番正しい気もします。
本殿からは、松代の町が一望できる

竹山随護稲荷神社からは、松代の町と山々が綺麗に見えます。
…晴天ならもっと綺麗なんですが。
(# ゚Д゚)(俺がカメラ構えると、毎回薄曇りになるのよ!)
みなさんは、ぜひ晴天の日にこの景色を見に行ってください。
ちなみに、本殿の奥に「狐の穴」なる場所がありました。
ただ、手入れされていない道でしたし、なによりスズメバチが怖かったので今回は取材しませんでした。

誰か…情報下さい…(笑)
まとめ:竹山随護稲荷神社は、まるで要塞のような迫力ある美しい神社!
というわけで、今回は竹山随護稲荷神社を紹介しました。
かなりマニアックな神社だと思いますが、まるで要塞のようなその存在感、懸造りの造形美は一見の価値ありです。
松代に来るとどうしても松代城跡や松代象山地下壕(松代大本営地下壕)が注目されがちですが、竹山随護稲荷神社も絶対見てほしいです。
当ブログでは、竹山随護稲荷神社以外にも松代地域の有名観光スポットを紹介しています。以下の記事もぜひ読んでみてください。
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県外や遠方からお越しの方へ
なお、松代地区には、松代象山地下壕・象山神社・皆神山・皆神神社など、歴史的に興味深い観光スポットが非常に多い地区です。
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